――Quick USOYA 2000.08.29―――――――――――――――――――――――

今週の内容.........
1. しーもす君と小猫さん
2. 更新情報
3. 少ぉしゆるめの頭ネジ
4. しーもす君と小猫さん

1. しーもす君と小猫さん ――――――――――――――――――――――――

玄 界 :どうも〜。
玄 海 :今週も引き続き「玄海くんと玄界くん」でお送りしま〜す。
玄 界 :悪のりしすぎだよ!第一なんで君のが先なんだよ?君は明らかに
     僕の表記間違いじゃないか!
玄 海 :そうかな?自分でも表記ミスやったことがあるんじゃないかな?
玄 界 :うむむ・・・・・。
(舞台上手よりレギュラー陣登場。舞台の二人を追い払う。)
しーもす:しっしっしっ。まったく最近変な輩が跋扈してるなあ。
     改めまして「こんにちは」。しーもすです。
小 猫 :そうかぁ、「げんかい」だけで打つと「玄海」って出るんだ・・。
しーもす:なにぶつぶつ言ってるんだよ?さあさあ、御挨拶、御挨拶。
子 猫 :あ、みなさんこんちわ。「子猫」で〜す。
しーもす:君まで「表記間違い」かい!
小 猫 :ふ〜う・・・・・。
しーもす:何だか元気がないねぇ?心配事?
小 猫 :いやあ、γ-GTPが200Hを超えちゃってさあ。
しーもす:のっけから不健康なオヤジネタだねぇ・・・。
小 猫 :ついでに中性脂肪も350Hもあるんだよ。
しーもす:そりゃ心配だね。「脂肪届け」は出したかい?
小 猫 :・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
しーもす:・・・・怒った?
小 猫 :高脂血症を放っておくと、様々な合併症を誘発する危険性が
     あるんだよ・・・・・、心配だなあ。
しーもす:まじで返すなよ、漫才にならないだろう!
小 猫 :それもそうだねえ。くよくよしても始まらないか。でも、心臓
     の血管の動脈硬化が進行しやすいとなると・・・・。
しーもす:体の事だから大切にしなくちゃならないけど、折角読んでくれ
     てる読者のみなさんが楽しくない話題は止めようよ。
小 猫 :やはりリーダー、いいこと言うなあ。
しーもす:・・・・・僕ってリーダーだったの?
小 猫 :そうだよな、物事はいい方向に考えなくちゃ。う〜ん「素晴らしき
     高脂血症」!「ビバ!γ-GTP200Hオーバー」!
しーもす:それはちっともプラス思考じゃないぞ。
小 猫 :もっと「Q嘘」を読んでくださってる読者の皆さんが知りたがって
     いる事について話をしたほうがいいんだね。
しーもす:そうだね、「Q嘘」はみんなのメルマガだからねえ。
小 猫 :やっぱり「げんかいなだ」って打ってから変換すべきなのかなぁ?
しーもす:そんなのどうでもいいって!
小 猫 :「詰めにくい」さんが「積めにくい」と表記されてるのを見たこと
     はないよなぁ・・・。それから「しーもす」が「死忌喪簾」って書
     かれてるのも見たことないし・・・・。
しーもす:なんだよ、その「死忌喪簾」ってのは?無茶苦茶縁起悪い名前だぞ!
小 猫 :一応トータルコーディネートしてあるんだけど、気に入らない?
しーもす:田舎の暴走族だってもう少しセンスある名前つけるだろうに。それ
     にまるで話題が変わってないよ。内輪ネタは止めろよ!

2. 更新情報 ――――――――――――――――――――――――――――――

■サンセット大通り 

 先に行われ、大好評のうちに幕を閉じました定例イベント『やゆよ記念財団を
見守る市民の会』。関係各位のご厚意により、インターネットでの一般公開を早
くも実現することができました。

 当日参加いただいたみなさまは、あの時の雰囲気をもう一度思い出していただ
け、また残念ながらご参加いただけなかったかたにも、その会場の熱気が伝わる
よう、細心させていただいたつもりではおりますが、何ぶん至らぬ面もあろうか
と思います。叱咤ご教示いただければ幸いです。

 お入口は、サンセット「イベントインフォメーション」コーナーより、ご案内
がございます。

 http://www2.ocn.ne.jp/~genkai/index1.html 

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■しーもす書店

先週ささやかながら更新しました。ほんとにささやかです。
今週も何かささやかに更新するかもしれません。

 http://www.kasugai.com/cmos/

3. 少ぉしゆるめの頭ネジ ――――――――――――――――――――――――

第4話 実在!おしゃべりな妖精たち!
        Donald Mac  ( http://ca.sakura.ne.jp/~daisy/lanking/ )

▼心理臨床関連に従事する者が、必ず尋ねられる質問のひとつが「患者さんに感
化され、気が狂ってしまうことってないんですか?」。これは宅配便ドライバー
に「自分が手荷物だと錯覚すること、ありません?」と問うに等しい。
 あ、双方、三文小説のネタにはいいかも。『私は6号ダンボール』とか。
 感化こそされませんが、「ひょっとしたら、ヒトの進化のもうひとつの可能性
だったのかなあ」などと、たら・ればの夢想にとらわれる症例は、あります。た
とえばウィリアムズ症候群。

▼「あ、どうしよう。オーブンにケーキを入れっぱなし!」
 「それは大変!お茶の時間がだいなし!」
 「すぐに飛んで帰らなきゃ。ケーキが真っ黒になる前に、出すの。」
 「そう、そう!そうしましょうよ!」
....チャットのログではない。無論アリス・パーティのもじりでもない。私の意
訳がヘタなせいでもないよな、多分。これ、ウィリアムズ症候群の子供どおしの
会話。なかなかマセガキぶりなのですが、全部病室でのデッチあげ会話、ままご
とですらなく、ただ言葉を互いに延々と発し続けてる様子です....やっぱ、チャ
ットに近いかも、ね。いやいや、他意はない、ない。

▼ウィリアムズ症候群の子供の語彙吸収能力は凄まじく、口ベタな職工などより
格段に言葉を覚え、語ります。あなたの知る言葉数より、多いかもしれない。
 けれど慣用句をたくさん登録したCGIと会話してる感じ、というのが一番近い。
前後の文脈からニュアンスを判断したり、慣習的な善悪決定する能力が、発達し
ない。教えても、記憶しにくい。言葉数だけを、ただ異常なまでに迅速大量に記
憶します。
 もっとくだけて言うと、全然、猜疑心・警戒心が育たない。意義意味を判断で
きず、言われるがまま。流暢な言葉を使い返事をする。「ついておいで」と言え
ば誰それかまわず微笑み――彼らはいつも、とても屈託のない表情なので――つ
いてゆきます、赤い靴はいてなくても、異人さんじゃなくても。
 成人すると多少は価値判断を理解できるようにもなりますが、それでもその豊
富なボギャブラリーからすれば、判断能力のほうはあまりに慎ましい。
 でかいハードディスク容量に、処理もてあましてる感があります。

▼さらに、彼らは音に対する快不快に、大変反応する。
 それはわれわれと異なり、耳に入る音をそのまま受け入れ取捨選択判断に乏し
いこともあるのでしょう。それでも面前で「今のは、澄んだ音」「このノイズ、
うるさい」などと、われわれが聞き逃すような音にまでいちいち豊富なコメント
を不意に発せられると、やはり面食らう。「犬か、おまえは」とツッコミのひと
つもいれたくなる。
 音量・テンポ把握(リズム)・音色の聞き分け、いずれをとっても過敏に反応
します。耳の悪いジャリタレごときより、音声に対する感応力が、全然、高い。
 そんな彼ら、われわれの実社会ではやはり精神遅滞という範疇になってしまう。
知恵遅れと片づけるには、あまりにも惜しい天分に溢れてるんだがなあ。
「バカなんだか、賢いんだか。でも、すげえ。」という感じ。

▼ウィリアムズ症候群は精神病ではなく、遺伝子因疾患つまり成育不備が発生す
る生まれつきのもの。顔つきも変形しますし、動脈成育が思わしくないため心臓
疾患も。高カルシウム血症などもある。テクニカルな説明で、ごめん。
 まあ、難病患う病人には違いないが、どうしてもわれわれとは異なった成育を
してる人たち、との感が否めない。異形だ奇形だカタワだと見下すには、驚くべ
き言語記憶能力・音声に対する過敏ぶり、それに疑うことをしないにこやかな反
応が、情をほだす。さる臨床報告で「饒舌な妖精のように」と、いささか詩的に
過ぎる報告文をしたためた、ヘボ詩人もどきの医師の気、知れぬこともない。
 心おだやかにおしゃべりな妖精は、カクテル・パーティよろしく、今も病棟を
闊歩中。彼らが多数派の世界ならば、それはそれ、今とは違った平穏な世界だっ
たのではないかしらん....そんな気に、ふと、なるわけです。
 
▼遺伝子因が明確なウィリアムズ症候群、いずれ治療法が見つかるでしょうし、
あるいは胎児の段階で判明でき、出産抑制を勧める時がくるでしょう。やがて、
医療版サヤエンドウだかグリンピースだかが、絶滅種だのとぬかしトンチンカン
な保護を求め座り込み....すまぬ。筆禍、筆禍。
 とまれ彼らがいなくなったとき、豊かな感応力でおだやかに、たのしいおしゃ
べりで毎日を暮らす、人類パラレルワールドの手掛りをひとつ失う気はします。
 われわれは良貨を駆逐した悪貨かもしれませんな、ドクター・グレシャム。
                (続く・第5話は10月3日号掲載予定です)

4. しーもす君と小猫さん ――――――――――――――――――――――――

小 猫 :あ、そういえば最近「ラジオ体操」が流行ってるみたいなんだよ。
しーもす:「流行ってる」って、それ春前にQ嘘でやったネタじゃないのか?
小 猫 :違うんだよ、子供達が集まって早朝からラジオ体操をやってるんだ
     よ。これも僕らの日頃の鍛練の賜物だね!(判らない人はバックナ
     ンバーを見てね!)
しーもす:誰に向けての(見てね!)なんだよ!そうじゃなくてこの時期夏休
     みだから小学生の良い子達がラジオ体操をしてるんだよ。
小 猫 :そうだったのかぁ・・・。じゃ、僕の間違いっ!
しーもす:あっさり引くなよ!ここでネタを深めないでどうするんだよ!
     どっかでひねって笑いを取らなくちゃ。
小 猫 :目の出なさそうなネタ追っかけても時間の無駄だしぃ・・・。
しーもす:正しい様でいて、すんなり納得できないような気もする発言だねぇ。
小 猫 :ま、死忌喪簾も細かい事にこだわり過ぎるとγ-GTPが200Hを超え
     ちゃうぞ!
しーもす:どさくさにまぎれて細かいネタを2つも蒸し返すなよ!
小 猫 :とりあえず今年の夏は台風の被害もなければ、災害も無かったし、い
     い夏だったよね(シミジミ)。
しーもす:なんか災害に遭われた人の事はさておきといったデリカシーのない発
     言のような気もするけど、まあ、そうだね。でもこの時期に「夏の総
     まとめ発言」は早すぎないか?
小 猫 :もう9月の声を聞けば、そこはかとない秋の気配がしてくるよ。
しーもす:そうかなあ・・・・?
小 猫 :ほら、耳を澄ませば秋の虫の聲が「ミ〜〜〜ンミ〜〜〜〜ン」と。
しーもす:やっぱり違ってたな・・・・。
小 猫 :この時期になると僕は年間最大のイベントに向かって気もそぞろにな
     るんだ。
しーもす:小猫って秋口に大きなイベント控えてるのかぁ。
小 猫 :うん、12月14日の「義士祭」。
しーもす:えらい間がある話じゃないか!「義士祭」って冬の行事だろう!
小 猫 :今から準備を始めないと間に合わなくなっちゃうんだよ。衣装合わせ
     とか台詞の読み合わせとか。
しーもす:・・・・・本格的なんだな。
小 猫 :一応ここ十年間主役を張ってるからね。僕がいないと義士祭にならな
     い!
しーもす:へえ、知らなかったなあ。大石蔵之助とかやるの?
小 猫 :僕はずっと吉良上野介の役だけど。
しーもす:老け役の上に仇役じゃないか!十年前ってお前いくつだったんだよ!
小 猫 :ああ、早く「義士祭」来ないかなぁ(ウットリ)。
しーもす:まだ、当分来ないってば!

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