――Quick USOYA 2000.11.14――――――――――――――――――――――― 今週の内容......... 1. しーもす君と小猫さん 2. 更新情報 3. 錦之介通信REMIX 4. 嘘屋チャットのお知らせ 5. しーもす君と小猫さん 1. しーもす君と小猫さん ―――――――――――――――――――――――― 小猫 ：日本の皆さん、こんばんは。５０人制バレーボール、ユーゴスラビア 対中国、間もなく試合開始です。この試合の模様は衛星生中継で、セ ルジオしーもすさんの解説、わたくし嘘屋小猫の実況でお送りいたし ます。しーもすさん、トーナメント一回戦からユーゴと中国という強 豪同士の激突になったわけですが、非常に楽しみなカードですね。 しーもす：ええ。非常に楽しみです。 小猫 ：あ、ただいま両国の選手たちが入場してきました。いやあ、こうして みると壮観ですね。 しーもす：大会でもっとも出場選手の多い種目ですからね。なんといっても正規 選手だけで１００人、補欠を合わせると１２０人ですから。 小猫 ：国歌斉唱です。この間に両国のスターティングメンバーをご紹介しま しょう。まずユーゴスラビア側。１番ほかストイコビッチ１２名、５ 番ほかミロシェビッチ１４名、９番ほかショスタコビッチ１３名、１ ３番ほかヤノビッチ９名、１５番と１６番が共にユルチッチで２名、 都合５０名です。ほかにストイコビッチ４名、ヤノビッチ５名、ミロ シェビッチ１名がリザーブとしてベンチに控えています。監督のヤノ ビッチ氏です。なかなかリラックスした表情です。 しーもす：中国側はちょっと緊張しているようですね。 小猫 ：その中国側のスターティングメンバーですが、なんと５０名全員が王。 毛、老、劉、陳、李、魯、楊、蒋、陶、愛新覚羅の各１名がリザーブ です。しーもすさん、中国は王で固めてきましたね。 しーもす：選手名を散らしたユーゴとは対照的ですね。面白い試合展開になりそ うです。 小猫 ：国歌斉唱が終わり、選手がコートに向います。コートの広さは６人制 と同じですから、かなり狭くみえます。５０人制バレー、強豪・ユー ゴ対中国、間もなく試合開始です！ 2. 更新情報 ―――――――――――――――――――――――――――――― ●しーもす書店 今月のベストセラーなどを更新してみました。 http://www.kasugai.com/cmos/ imode用(芋出川書店) http://www.kasugai.com/cmos/imode.cgi ―――――――――――――――――――――――――――――――― ●ケータイ嘘屋本舗 かつてユーザー環境の変化に応じNiftyからWebに進出した嘘屋本舗。 携帯ネット人口2000万人を見逃す手はなく、ついにimodeに進出です。 課金に気をつけてお楽しみください。 http://www.kasugai.com/usoya/i/ ―――――――――――――――――――――――――――――――― 【Ｄの嘘】http://d-uso.com/ 一年近い沈黙を破り、天才醤油少女カオリ更新再始動 しました。この更新ペースを保つと、ストーリーが完結する ころには人間並みの知性を持ったコンピューターが登場 しているかもしれません。 しかし、これからしばらくは天才醤油少女カオリに注力するので 日本の光ファイバー化が完了するくらいには完結する予定です。 それとやけくそ気味に「Final Fantasy IX嘘攻略」を 更新しました。 3. 錦之介通信REMIX ―――――――――――――――――――――――――― 第29回 人類の進歩と調和の巻 ―――――――――――――――――――――――――――――― 光デパート＠大嘘百貨店 http://village.infoweb.ne.jp/~fwba0050/index.htm ―――――――――――――――――――――――――――――― 物心ついたころ、丁度小学校に上がる頃に大阪万国博覧会が開かれた。 １９７０年のことだ。 昭和３０年代生まれの子供は、例外なく万博に対する特別の思い入れがあるに違 いない。ここらへんの事情は串間努著「まぼろし万国博覧会」に詳しい。 人間洗濯機。文字通り、そこに入るだけで風呂に入り体を洗わなくても済む、夢 のようなマシン。フォルムは、もちろん流線形だ このころ、未来的なモノはすべからく流線形と相場が決まっていた。 開発者は、本気だった。 ガス会社が共同出展した「ガスパビリオン」。フォルムは、流線形の蚊取り線香 入れ、虚ろな目をしたスライムといった感じだ。 ガスパビリオンには、「ガストイレ」がある。 排泄物を発酵させてガスをリサイクルしよう、などというエコロな発想は微塵も 無い。 排泄物を、強力ガスバーナーで一瞬に灰にしてしまうという、さすが石油ショッ ク前の豪気な仕掛けである。 実物を見たことはないが、流線形であることは想像に難くない。もちろん、開発 者は本気だ。 あのまま石油ショックが訪れず、高度成長が続いていたならば、今ごろは各家庭 に流線形のガストイレが鎮座していたかもしれない。 さて、万博のイメージシンボルといえば昭和の怪塔、太陽の塔だ。 この塔をはじめてみたとき、面を食らった人も多かろう。 最近知ったのだが、岡本太郎が太陽の塔に与えたコンセプトは「ベラボー」だっ た。 納得である。たしかに、あれを「ベラボー」以外の何かで形容することはできな い。 大嘘百貨店の「東京るるぶ」では丹下健三設計の建築物を揶揄しているが、太陽 の塔のコンセプトを知り、なぜ自分が丹下嫌いなのかわかった気がする。 丹下は、反ベラボーなのだ。 規模からいえば、丹下建築はベラボーの一言に尽きるだろう。だが、華がない。 ベラボーがない。 万博開催当時の写真を見るとわかるが、太陽の塔は下半身を屋根の下に隠してい る。あの屋根を設計したのが、丹下健三だ。 当初は、塔は屋根の下に収まるはずだった。だが、岡本太郎の暴走するベラボー は、屋根を突き破り大きく空にそそりたったのだ。 設計変更を余儀なくされた丹下健三のこめかみに、青筋が浮かんでいことは想像 に難くない。 万博が終わり、多くのパビリオンとともに丹下の大屋根も解体された。今は、１ 本の支柱にその名残をとどめるのみだ。 太陽の塔も、同じく解体されるはずだった。しかし、多くの人がそれを望まなか った。 太陽の塔は、今も千里公園から日本を睥睨している。 やはり、ベラボーは正しかったのだ。 （次回は12月17日号に掲載予定です） 4. １１月嘘屋チャット開店のご案内 ――――――――――――――――――― 今月も、リアルタイムで嘘屋を楽しむチャットを開店いたします。 常連さんも、新人さんも、ＲＯＭさんも楽しめるチャットです。 普段は、会うことが出来ないような遠いところに住んでいる方や 普段は、話しかけるを躊躇してしまうような年齢が離れた方と 指先だけで会話と楽しむことが出来るチャットです。 初めて参加される方のために、サポートの用意もございます。 Macな方も、Winな方も、大丈夫！ 秋の夜長をチャットでお楽しみ下さい。 日時：２０００年１１月１８日午後１０時から 方法：テルネットを使ったチャットです。 詳細は、USOYA CHAT INFORMATION をご覧下さい。 http://www.est.hi-ho.ne.jp/ryusuiboku/ 皆様の、お出でをお待ち申し上げております。 ChatBar 一円店 店主 流水木 5. しーもす君と小猫さん ―――――――――――――――――――――――― 小猫 ：さあ、ホイッスルがなって試合開始です。しーもすさん、この５０人 制バレーは６人制と若干ルールが異なるようですね？ しーもす：ええ。基本的にルールは一緒ですが、起源が日本の胴上げですので、 ボールの代わりに実際の人間が使われ、サーブ権を持つ側がその人選 を任されること、そしてボールタッチが５０回、つまり全員分認めら れていることが特徴ですね。 小猫 ：さあ、サーブ権はユーゴ側です。１番のストイコビッチ、ジャンプサ ーブです！ 今回ボール役になっているのは……おっと、長嶋茂雄で す。長嶋が中国側コートに……いま、ネットを越えました！ それを ３８番の王がレシーブ！ しーもすさん、中国側が王で固めたのはボ ール役が長島になることを見越してのことだったんですね。 しーもす：恐らくそうだと思います。 小猫 ：３８番の王から今度は２２番の王がトス。長島が宙を舞っています。 それを９番王がトスして、さらに４０番王がトス。３１番王がそれを 引き継いで、４番王が……これは確かに胴上げだ！ 長島が胴上げさ れているように見えます！ 続いてトスしたのは２番の王、そして４ ７番王、８番王、３２番王……え？ あ、そう……大変申し訳ありま せん。５０人分のトスをお伝えしているうちに放送時間枠を使い切っ てしまいそうです。この試合の結果は明日の夕刊でご確認ください。 それでは……あーっと、ここで２３番の王がスパイク！ しーもすさ ん、これはクイックですね？ しーもす：そうです。これが中国得意のクイックです。 小猫 ：おーっと、それをユーゴの、えーと、あれは３２番ですね。ミロシェ ビッチうまく拾ったぁ！ で、そう言ってる間に５番ミロシェビッチ がやや低めのトス、８番ミロシェビッチが高目のトス、４６番ユルチ ッチ低め、８番ミロシェビッチ中ほど、２２番ミロシェビッチそのま ま、３３番ショスタコビッチ変わらず、４５番ヤノビッチ動かず、え ーと、だんだん実況が株式市況みたいになってきましたがお許しくだ さい、え？ なに？ あ、放送時間がこれでおわ…… ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― このメルマガは、Quick USOYA加盟Webサイトの管理者が順番に執筆しています。 嘘屋本舗 http://www.kasugai.com/usoya/ 編集・発行：やゆよ tf2m-nsd@asahi-net.or.jp 登録と解除 http://village.infoweb.ne.jp/~fwic2299/osirase/q_usoya.html Copyright by USOYA-HONPO 掲載内容の無断転載はお断りいたします。 このメルマガは『まぐまぐ』を利用しています。 http://www.mag2.com/ ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― |