――Quick USOYA 2000.12.26―――――――――――――――――――――――
今週の内容.........
1. しーもす君と小猫さん
2. 嘘屋小猫 1年を振り返る
3. しーもす君と小猫さん
4. 『世紀忘れ嘘屋チャット』のお知らせ
5. しーもす君と小猫さん

1. しーもす君と小猫さん ――――――――――――――――――――――――

しーもす:はあはあ...喜望峰をまわったところで嵐に遭遇し、マストは折れ
     通信機も動作不能...1人でのヨット世界一周もこれが7回目だが、
     ついに私の運も尽きたか....
     ああ、それにしても水がほしい...
(コンコン)
しーもす:おや、いたずら好きのイルカかい。申し訳ないが、いまは君に付き合
     う気力もない
(ちわーす、梅寿司デース)
しーもす:ふっ、イルカかと思ったら、いたずら好きの寿司屋か
     ・・・・・・・寿司屋?!
小猫  :しーもすさーん、梅寿司ですよー。お届けにあがりました。
しーもす:な・・・?幻聴か?ついに私も.....
小猫  :しーもすさーん、いらっしゃらないんですかー?
しーもす:いやいやひょっとすると、ヨットで漂流していたというのは夢で、私
     は夢から覚めたのでは?
小猫  :あれーおかしいなー。住所はここであってるはずなんだけどなー
しーもす:やっぱりそうだ!ああよかった夢で..はいはい梅寿司さんお待たせ
     しました
小猫  :ええと、たしかに南緯43度18分 東経17度22分 喜望峰沖だよなー
しーもす:やっぱり遭難中だよ!

2. 嘘屋本舗家主 就任からの1年を振り返る――――――――――――――――
                              嘘屋小猫
今週号で2000年のQ嘘は終わり、ということで編集長の許可を得て嘘屋本舗家主
になった一年を振り返ってみたい。

●嘘屋小猫誕生

1999年11月。私は一人横浜・伊勢佐木町のとある割烹のカウンター席に通され、
メールの主である店の若旦那が現れるのを待っていた。
値段を気にしながらとりあえず頼んだ蒲焼で生ビールを飲んでいると、ほどなく
して若旦那が登場した。
「しーもすさん、実は私、嘘屋をやめようと思うんですよ」

…その後の会話はあまりよく憶えていない。
いつの間にかヒレ酒のコップを持っていた私が我に返る頃には、両隣の椅子はカ
ウンターに逆さに乗せられ、店を出る他のお客さんやテーブルを拭く店員さん、
のれんを外す女将さんに、私は聞き慣れない名前で口々に呼ばれていた。

「じゃあまた来るよ、そういうことで小猫くんも頑張って」
「どうもありがとうございました。あ、小猫さんお願いしますね」

私は慌ててコートを着ようとすると、「嘘屋本舗家主 嘘屋小猫」と襟が染め抜
かれた法被を着せられていたことに気付いた。
首のタグが気になったので外そうとすると「それは取らないで」と若旦那に制さ
れた。見ると「綿100% 日本製」の下に小さくスタッフ掲示板のパスワードが印
刷されていた。

●Y2K

私が次期家主の指名を受けてまず行ったのは、さえきさんへのデザイン依頼だっ
た。
会社ではY2Kに伴うCGIなどのスクリプトやプログラム、OSのパッチ、業
務アプリケーションのアップデート。正月休みなど無いに等しかった。
雰囲気だけ味わおうと1泊2日で実家に帰り、2回目となる嘘屋年越しチャットを
しながら「嘘屋本舗2000」に切り替わるのを確認し、私は初詣へと向かった。

●入院

1月末に一週間の入院をすることになった。その直前、Q嘘編集長の交代も決ま
り、最終的にやゆよさんがQuick嘘屋新編集長に就任することとなる。
スタッフ掲示板、嘘競演、会社や嘘屋スタッフへのメールなどで結構忙しい入院
生活と、瞬く間に消費されていったISDN公衆電話のテレカが今となっては手術よ
りも記憶に残っている。

●嘘つき特訓

4月「今回は一味違う」の触れ込みで嘘つき特訓の準備が始まり、掲示板、投票
CGI作りを行う。
準備万端スタートを迎えたつもりだったがいきなりログが飛び、投稿者の皆さん
に一度書き込んだネタの再アップをお願いしご迷惑をかけてしまった。
5週という長丁場の中、2週目あたりから参加者に疲れが見え始め、バーンアウ
トを心配したやゆよ議長が会期短縮とネタ数制限の2案を提示する。
しかし議長の思惑に反してネタ数制限支持が多数を占めてしまい、さらに制限数
を超えてしまう元気な人も登場して、嘘つき特訓自体がバーンアウトとなった。
のちにそれはWebに進出する嘘競演の共催という流れにつながっていくのだが。

●リンク

URLの変更に伴い、検索エンジンに登録することが多かった。
Yahooによる紹介文の素っ気無さを見ると、最近のサーファーの投げやりさが感
じられる。対してロボット型なのにLycosはコメントを付けてくれたのがうれし
い。
ロボット型といえばGoogleが優れものだ。ダウンしているサイトや既に存在しな
いページも、キャッシュを保存していることで内容を知ることができる。利用者
にとってこの上なく便利だが、管理者にとっては油断ならない機能かもしれない。
嘘屋本舗で検索すると、関連ページ、そして嘘屋本舗にリンクを貼っているサイ
トなどがバラバラと出てくる。ROMと思われる一般の人のコメントが興味深い。
たまに瓦版とらくがき帖の用途を間違っていたり、ひどいのになると「ここから
いろいろな嘘サイトに行けます」という紹介だったりするのだが。

見えるラジオのテキストがキャッシュで見つかり、どうやら四国のFM局で嘘屋が
紹介されたらしいことがわかったのが驚きだった。パーソナリティーの落語家が
二、三ネタを紹介して評論していたようだ。
いまだに多く見つかるのが古いURLへのリンク、いわゆるデッドリンクである。
Super!!嘘屋本舗のwww.eva.hi-ho.ne.jp/~usoya/は1年前なのでまだしも、結構
www2.tky.3web.ne.jp/~usoya/、果ては週刊嘘屋本舗のpweb.in.aix.or.jp/~koui
tirou/が残っていたりする。アスキーインターネットすら今は存在しないのにで
ある。

サイト管理者の安否確認を兼ねて、リンク変更依頼のメールを送ってみたい衝動
に駆られるこの頃だ。

●アクセス状況

11/24〜12/24の統計では、嘘屋全体で約23万ヒット/月、4万7千ページビュー/月、
日平均はおよそ7900ヒット/1660ページビューとなっている。
ちなみにasahi.comが1億ページビュー/月、Yahoo!Japanが1億ページビュー/日と
いわれている。目下asahi.comの約2000分の1である嘘屋としては、まず地方紙を
目標にしたいところである。

国別では8割以上が.jp、残りは.netや.comヨーロッパ諸国などからのアクセスで
占められている。中には.gov(アメリカ政府)もあり、CIAが日本人嘘ツキャーを
監視か!?と思ったがどうやら違う機関のようだ。
プロバイダ別ではinfoweb.ne.jpが1位、これはniftyを含んでいることによるも
のだろう。次いでodn、so-netとなっている。

まもなく2年目を迎える私だが、ここまで何とかやって来られたのも参加者、そ
してスタッフの皆さんのお力があればこそ。この場を借りてお礼申し上げるとと
もに、来年も皆様には嘘多い年であるよう祈りたいと思う。

                  (12月25日 三宅村民ホール講演にて)

3. しーもす君と小猫さん ――――――――――――――――――――――――

小猫  :やだなあ、しーもすさん、いらっしゃるじゃないですか。居留守は無
     しですよ
しーもす:なんでこんな大海の真中に寿司屋の小僧が?
小猫  :スーパーカブ気合で改造しましてね
しーもす:コンチキ号みたいなバイクだな。いやそんな問題じゃなくて
小猫  :梅寿司の誇りにかけて、大切な寿司をお届けにあがりましたよ
しーもす:ああ、寿司はともかく水、水はないか!
小猫  :旦那、ばかいっちゃいけません。寿司屋が岡持ちで水持ってくると
     思いますか?
しーもす:何でもいい、喉がカラカラなんだ、何かないのか
小猫  :アガリですかい?出前先でアガリを頼まれるたあ、珍しいこともある
     もんだ
しーもす:喜望峰沖に出前に来る寿司屋のほうがよっぽど珍しいだろう

4. 『世紀忘れ嘘屋チャット』のお知らせ ―――――――――――――――――

来る12月31日午後11時から、『世紀忘れ嘘屋チャット』を開店いたします。

20世紀もあと僅か!
笑って過ごすか、泣いて過ごすか、貴方次第の大晦日!
「ゆく年来る年」の除夜の鐘をBGMにして、チャットなんぞ、如何でしょうか?
え?何? 日本に居ないので関係ないって?
うんにゃ! それは違うよ、そこの人!
やっぱ、日本人には、嘘屋のチャットだぁ〜ねぇ〜〜
ちょっと舐めてごらんよ、味が違うだろぅ〜〜〜
ちょっと匂いをかいでごらんよ、ほんのりと醤油の香りが......
くぁ〜〜〜〜〜 これで一杯いきたいねぇ〜〜〜〜

と言うわけで、今年も、やってしまいます! 大晦日のチャット

当日のアドレスは、大晦日午後11時前までに「らくがき帳」にてお知らせいた
します。

みなさまのお出でをお待ち申し上げております。

Chat Bar 一円店 店主 流水木

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 嘘屋チャットは、敬称省略でお楽しみ下さい。
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5. しーもす君と小猫さん ――――――――――――――――――――――――

これまでのあらすじ
 七つの海をまたにかける冒険ヨット野郎しーもす。いくつもの危機を勇気と知
 恵で乗り越えてきた豪胆で知られる彼も、今回ばかりは絶体絶命の危機。大海
 のど真ん中でマストは折れ連絡不能。さあどうするしーもす!そこに突如現れ
 る謎の男...
しーもす:あらすじというほどストーリー進んでないし、謎の男というか寿司屋
     だし...
     おいおい寿司屋、そもそもなぜここへ出前に?
小猫  :いやね、旦那の孫と名乗る方が現れて、私のおじいさんが今ごろ遭難
     しているから、助けてくれと
しーもす:おいまて、私には孫はおろか子供もいないぞ
小猫  :でないと、将来私の親も私も生まれず、歴史が変わってしまうと
しーもす:バックトゥザフューチャみたいな話だ
小猫  :銀色のぴちっとしたスーツに光線銃もって頼むんですよ
しーもす:藤子不二雄なみにベタな未来人だな
小猫  :で、あたしは寿司屋なんで寿司の出前しかできませんが、と答えると
     しばし悩んだ後に「しかたない、頼む」
しーもす:何を悩んだんだよ。そして何が「しかたない」だ。
小猫  :で、旦那、寿司はどうするんですかい
しーもす:どうもこうも、水がほしいところだが食料もたりないところだ。あり
     がたくいただくとするか
小猫  :やめたほうがいいですぜ。20日前に握った寿司ですよ。
しーもす:何しに来たんだよ

――お知らせ――――――――――――――――――――――――――――――
来週は正月お笑いTV番組鑑賞のためQ嘘はお休み。次号は来年1/9発行です。今
年もご愛読をいただき、誠にありがとうございました。     (やゆよ)
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