――Quick USOYA 2001.11.06―――――――――――――――――――――――
今週の内容........
1. しーもす君と小猫さん
2. 更新情報(やゆよ記念財団)
3. [新連載]マンハッタンに島流し by 光デパート
4. しーもす君と小猫さん

1. しーもす君と小猫さん ――――――――――――――――――――――――

しー:今週もやって参りました!
小猫:先週もやってしまいました!
しー:なんだよ「やってしまいました」ってぇのは……
小猫:まぁ、しょうがないよ! やってしまったもんは!
しー:なんだよ、毎週やってんぢゃねぇかよ!
小猫:毎週毎週、やってしまって、申し訳ございません!
しー:別に謝んなくったっていいだろう!
小猫:いやぁー、そういう訳にも行かんだろう……
しー:行くんだよ! なに言ってんだよ!
小猫:世間ではリストラで仕事を無くしてしまった人もいるんですよ。
しー:まぁね。 景気があまり良くないからね。
小猫:アフガニスタンでは、空爆で仕事を無くしてしまった人もいるんですよ。
しー:まぁね…… 戦争状態だから……
小猫:狂牛病のせいで、仕事を無くしてしまった人もいるんですよ。
しー:おい…… なんかよぉ…… それはそうだけどさ……
小猫:そんな人達は、この寒空の下で、何を思っているのか判ってるのか!
しー:…… なんだよ …… 何を言いたいんだよ……
小猫:そういう人達が思うのは、ただ一つなんだよ!
しー:何を思っているだよ……
小猫:「この時期は、やっぱ鍋だよなぁー」って
しー:なんだよ! 鍋の話かよ!
小猫:「やっぱ日本人に生まれて良かったなぁー」ってさぁ
しー:アフガニスタン関係ねぇだろう!
小猫:アフガン人だって、鍋くらい食うだろう!
しー:そりゃ、食うだろうけどさぁ……
小猫:鰹と昆布で出汁とってねぇ
しー:とらねぇよ、アフガニスタンは。
小猫:鍋がクツクツいい始めた頃に、具を入れて……
しー:出汁の話はどうなったんだよ!
小猫:子供が母親に聞くんですよ「今日は何の鍋なの?お母さん?」
しー:なんだよ、そのホームドラマみたいなシチュエーションは!
小猫:母親が優しく微笑みながら「今日はね。米軍の援助物資鍋なのよ」
しー:おい! どんな鍋だよ「米軍の援助物資鍋」ってぇのは!
小猫:乾パンとか缶詰とかね……
しー:あんまり鍋の具には相応しくないよなぁ
小猫:毛布とか衣類だと、味がしみて美味しそうだよね。
しー:食うなよ、そんなもの!
小猫:「お母さん、そろそろ食べてもいい?」って子供が尋ねると
しー:いいかげんに、そのホームドラマ設定はやめろよ!
小猫:「熱いから気を付けてね、その缶詰は」なんて、優しく答えて
しー:缶詰丸ごと鍋にいれるのかよ! 中身を入れろよ!
小猫:しょうがないだろう、缶切りないんだから……
しー:缶切り無くたって開くだろう、最近の缶詰は!
小猫:缶詰の開け方はコーランに書いていないので、イスラム原理主義者には開
   けられない。
しー:そんな訳はねぇだろう!
小猫:ぢゃ、缶詰を開けて食べているイスラム原理主義者を見た事あるのか?
しー:はぁ…… なんだよその言い方は。
小猫:無いだろう? どうだ! 参ったか!
しー:自慢げに言うなよ! 知らねぇよ、そんな事。
小猫:ついでに言っておくが、イスラム原理主義者は、プリンも食わない。
しー:なんでだよ!
小猫:プリンの食い方がコーランに書いていないから。
しー:あんなものコーランに書いていなくたって、わかるだろうがよ!
小猫:ぢゃ、プリンを食べているイスラム原理主義者を見た事があるのか?
しー:ねぇよ! イスラム原理主義者自体、見た事ないんだから!
小猫:無いだろう? どうだ! 参ったか!
しー:ぢゃ、お前は見た事有るのかよ!
小猫:無いよ。 だからさっきから「ない」って言ってるだろう。
しー:その「ない」と「無い」は違うだろう!
小猫:無いって言ったらないんだ! お父さん、お前をそんな子に育てた覚えは
   無い!
しー:お前に育てられてねぇよ! なにが「お父さん」だよ!
小猫:良し判った! 更新情報のあとで、白黒決着をつけてやる!

2. 更新情報 ――――――――――――――――――――――――――――――

■やゆよ記念財団
 写真部細々と続けています。 http://member.nifty.ne.jp/yayuyo/uso/cap/

3. マンハッタンに島流し ――――――――――――――――――――――――
第1回 華麗なるニューヨークファッションの世界
光デパート@大嘘百貨店 http://village.infoweb.ne.jp/~fwba0050/index.htm
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ニューヨークに定住している日本人には、日本への一時帰国を楽しみにしている
人が多い。
帰国時には毎晩友人たちと飲み会、これは定番のコースだろう。
私の知り合いの女性も、帰国時には飲み会のスケジュールがぎっしりと詰まる。
だが、飲み会の前に、必ず寄らねばならぬところがあるという。

まず日本の店で服を新調し、それに着替えてからコンパに出るのだ。
ニューヨークで購入した服はあまりにもダサく、恥ずかしい。普段着ている服で、
特に日本女性であるの友人の前に出ることはできないというのだ。

ニューヨークはファッションの街というイメージがある。ファッションショーも
開かれるし、実際、アメリカの中では服装に気を使う人が比較的多く住んでいる
街であろう。
しかしそれはあくまで、アメリカの他の都市と比較しての話である。

連続テロの後、日本のTVにもブッシュ大統領やチェイニー副大統領、パウエル
国務長官の姿が頻繁に映った。
それを見て2ちゃんねるの名無しさんが指摘する。「なんでアメリカの首脳って、
パチンコに行くおやじみたいな格好してるの?」
名無しさんよ、あれでも彼らはまだ、服装に気を使っているほうなのだ。
想像してほしい。どこぞの景品でもらった企業名入りのTシャツに、漂白の失敗
で所々にシミのついたジーンズ。しかもそのジーンズには、時折アイロンで折り
目がついている。
こんな格好で自由が丘のカトレア通りでも歩こうものなら、猥褻物陳列罪のかど
で警察に突き出されても文句は言えないところだ。
ところが、マンハッタンではそんな格好は当たり前。勇気のある方は試してみて
ほしい。それほど、服装に無頓着な国民性なのだ。

ニューヨークも近年治安がよくなってきたとはいえ、観光客狙いのスリや置き引
きは日本に比べ格段に多い。
特に日本人は、金持ちというイメージが強い。日本人とわかる服装をして道を闊
歩することは、鴨が葱をしょって歩いているのと同じことだ。
多くのニューヨーク旅行ガイドにも、このことは指摘されている。派手で高価な
服装は慎むようにと。
「はあ、ではユニクロか無印でも着ときましょうか」
甘い。あなたはニューヨークという場所をなめている。ここは、GAPを着てい
ようものなら「おしゃれさん」といわれる街なのだ。

では、ニューヨーク旅行者の安全のために、真のニューヨーカーファッションを
伝授しよう。
私の知り合いは、仕事でワールドトレードセンターに入ろうとしたときに、「配
達はこっちの窓口だよ!」と警備員に注意された。
弁当の配達屋、デリボーイに間違えられるようならば、あなたは真のニューヨー
カーだ。カメレオンのように自然に街に溶け込むだろう。
彼のファッションは、典型的な秋葉原ファッションである。
アニメプリントのシャツではない。特定の服装やブランドでもない。服装に対す
る底なしの無頓着こそが、あなたをアメリカ人たらしめるのだ。
ニューヨーカーたらんとするものは、アキバファッションに学べ。ニューヨーク
旅行者は、成田の前にアキバ詣でを欠かしてはならない。
                  (次回は12月11日号に掲載の予定です)

4. しーもす君と小猫さん ――――――――――――――――――――――――

しー:さぁ、白黒決着を付けて貰おうぢゃねぇかよ!
小猫:先ず、白から行こう。
しー:なんだよ「白から行こう」ってぇのは!
小猫:鍋で白と言えば、豆腐、白菜、榎茸、白滝とかが代表的な具になります。
しー:ちょっと待て。 それは違うだろう!
小猫:また、鍋で黒と言えば、昆布巻き、椎茸、肉とかが代表的な具になります。
しー:おい! 人の話を聞けよ! それは違うだろう!
小猫:そこで、問題となるのは「牡蠣」は、果たして白か黒かという事です。
しー:…… そんな問題なのか? 白黒って……
小猫:さぁ! 白黒決着を付けて貰おうぢゃねぇか! しーもすさんよ!
しー:まて…… ちょっと待ってくれ……
小猫:おう! おう! いってぇどっちなんでぇ!
しー:なんで、イスラム原理主義者の話から牡蠣の話に飛ぶんだよ!
小猫:基本は変わっていないんだよ。 鍋の話なんだから……
しー:ずいぶん、変わってるぢゃねぇかよ!
小猫:今週のテーマが「鍋」だってこと忘れているんぢゃないの?
しー:いつ決まったんだよ! 今週のテーマって!
小猫:さっき。
しー:……
小猫:では、本筋に戻る事にしましょう。
しー:これを読んでいる人も混乱していると思うぞ……
小猫:この様なご時世ですから、多少の混乱もやむを得ないでしょうね。
しー:なにが「ね」だよ! あんたが混乱させてるだけだろうが!
小猫:何を言ってるんだ! こんなご時世でなければ、アフガニスタンなんて言
   葉は出てこないでしょう?
しー:だからって、別に「アフガニスタン」を使う事ねぇだろう!
小猫:そんなこと有るんだって! 時事ネタで「アフガニスタン」を入れて
しー:時事ネタかよ!
小猫:季節のネタで「鍋」を入れる
しー:だからって、意味もなく両方入れるなよ!
小猫:この両方を力でねじ伏せながら、やがて一つに融合させるんだなぁ。
しー:全然融合してねぇよ!
小猫:鍋といったら、みんなで鍋を囲みながら、和気藹々としたイメージがある
   でしょう?
しー:まあね…… そういうイメージはあるよ。
小猫:お父さんがいて…… お母さんがいて……
しー:優しさがあるよね。
小猫:お母さんがいて…… お母さんがいて…… お母さんがいて……
しー:なんだよ、お母さんばっかりかよ!
小猫:一夫多妻制だから。
しー:なんか、雰囲気がなぁ……
小猫:お兄さんがいて…… お姉さんがいて……
しー:家族が多いのは良いよね。
小猫:弟がいて…… 妹がいて……
しー:「大家族」みたいだよね
小猫:親戚がいて…… そして、ビンラディンがいて……
しー:おい! なんで、そこにビンラディンが出てくるんだよ!
小猫:みんなで、一つの鍋を囲みながら…… 祈るんだよね……
しー:みんなでアラーの神に感謝の祈りを捧げるわけだね。
小猫:「アラーの神よ。 願わくば、我らに缶切りを与え賜え」って

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