――Quick USOYA 2002.02.26―――――――――――――――――――――――
今週の内容........
1. しーもす君と小猫さん
2. 更新情報(脱力サイト・ヘビィムーン/【Dの嘘】)
3. マンハッタンに島流し by 光デパート
4. 新サイト加入のお知らせ (週刊WEBマガジンSAKANAFISH)
5. 第22回嘘競演 終了のお知らせ
6. しーもす君と小猫さん

1. しーもす君と小猫さん ――――――――――――――――――――――――

しーもす:ちぃーす! しーもすです!
小猫:ちぃーす! 小猫です!
し:ソルトレーク冬季五輪も終わってしまいましたねぇ。
小:そうですねぇ。 まあ、終わってしまえば楽しかった思い出だけが、心に残
  っていますよねぇ。
し:はぁ?
小:兎追いし彼の山、小鮒釣りし彼の川♪
し:何歌ってんだよ!
小:夢はいつも巡りて♪
し:・・・・・
小:忘れ難き、ソルトレーク冬季五輪♪ 字余り♪
し:んな歌ねぇだろう!
小:おっかさぁーーーん!
し:おっかさん、関係ねぇだろう!
小:ばっちゃーん 元気かぁーーー
し:ばっちゃんも関係ねぇだろう!
小:おらぁ、冬季五輪がでぇ好きなんだなぁ
し:おまえ、どこの生まれだよ!
小:あーー いい湯だなぁーー
し:くつろぎ過ぎだろぉ! 風呂に入ってるんぢゃねぇよ!
小:今週は、ちょっと癒し系を入れてみました。
し:勝手に入れるなよ!
小:いやぁー、まあいいぢゃねぇか! 今日は飲もうぜ!
し:何いってんだよ! そんなオリンピックだったのかよ!
小:まぁー 俺的に言わせて貰えば、「パンツのゴムが切れたようなオリンピッ
  クだった」って事かな。
し:何だよ! パンツのゴムって!
小:今まで、ずーっと勝負パンツとして使っていたパンツのゴムが、とうとうく
  たびれて切れてしまって、ズボンを脱いだら一緒に脱げてしまったようなオ
  リンピックだったって事なんだよね。
し:余計わからねぇよ!
小:まあ、一言でいえば「みっともない」かな?
し:そうだよねぇ 不正判定でかなりもめたよねぇ
小:やっぱ、判定する人の質が、昔に比べてかなり低下しているね。
し:選手の技術は確実にレベルアップしているのに、審判の方は、レベルダウン
  しているよね。
小:昔は良かったよねぇ。
し:昔は審判の質が問題になるような事は無かったからね。
小:大岡越前なんて、見事だったよねぇ。
し:大岡越前は、審判ぢゃねぇよ! 奉行だろうが!
小:あと、沖識名、ユセフ・トルコ、ジョーさんとかねぇ
し:それは、プロレスのレフェリーぢゃねぇか!
小:平光さんの毅然とした態度なんて、もっと見習って欲しいよね!
し:それは、プロ野球だろ!
小:「あ! トリプルルッツが決まった!」そのとき平光さんがおもむろに両手
  を上げて「ファール!」とか
し:言わねぇよ!
小:昔は良かったよなぁーー
し:話が、まとまらねぇぢゃねぇかよ!
小:いいんだよ! 次は、更新情報なんだから。

2. 更新情報 ――――――――――――――――――――――――――――――

■ 『脱力サイト・ヘビィムーン』のKIMでございます。ずっとサイトを放置
していたバチがあたったのか、この度プロバイダが私を置いて因果地平の彼方
に飛び去ってしまう次第になりました。
というわけで春まで一時お休みとしまして、リニューアルをさせていただこうか
と思います。新URLは
http://homepage2.nifty.com/kimlla/
になる予定です。新規スタートは3月末予定です。まあこのような事には
うってつけの季節ではありますな。何せ『待ーち』ってなわけで。
再開の際はまたこちらで告知いたしますのでまたご贔屓に願います。それでは
皆様よろしくお願いいたします。 

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■【Dの嘘】
http://d-uso.com/

今週の虚偽速報は
【社会】X-box発売、渋谷で記念イベント
【スポーツ】冬季初のピピンユーザー金メダリスト
の2本でお送りしております。 

3. マンハッタンに島流し ――――――――――――――――――――――――
第4回 マンハッタン汁
光デパート@大嘘百貨店 http://village.infoweb.ne.jp/~fwba0050/index.htm
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アメリカの住居は、天井から壁まで白いペンキで覆われていることが多い。天井
に据付の電灯をもたず、間接照明によって部屋全体を照らす仕様が一般的なアメ
リカでは、反射率の高い白ペンキが重宝される。
ペンキ塗りは家の大黒柱の重要な任務である。伝統的にDo It Yourselfにこだわ
るアメリカ人、Household(家のメンテ)を外注しようものなら男がすたる。そ
の結果、どこのスーパーでもペンキ缶がうずたかく積まれることとなる。

私の住まいも、前の住人たる大家が、私の入居前に白ペンキを塗ったらしい。と
ころがその出来栄えが、なんともひどい。
ケーブルTVの端子にペンキが入ってケーブルが刺さらない。電源タップの穴にも、
電話線のジャックにもペンキが入り込んでいる。トイレの床には、ペンキが飛び
散っている。どうやら、マスキングという基本動作を怠っているようなのだ。
なんとも不器用な大家だ。これだから素人仕事は、と知り合いに不満を言うと、
驚いてはいけないという。どうやらこれが平均的なアメリカ人の仕事らしい。素
人どころか、プロに頼んでも程度は異なれ似たような結果になるのだそうだ。

マンハッタンの道路舗装についても驚いた。
日本の道路は排水性を考慮し、道の真中を高く、道の両端は排水溝に向かってな
だらかな傾斜をつけている。
降った雨は自然と排水溝に向かって流れるというわけだ。
アメリカ人には、こんな器用なマネはできない。その結果、マンハッタンの道路
はデコボコで、排水溝があるにもかかわらずあちこちに水たまりができる。
この水たまり、よほどの大雨がないかぎりそこに溜まり続け、ゴミを吸い込んで
腐り、異臭を放つ。私はこれをマンハッタン汁とよんでいる。
ニューヨーカーならば、毒々しい色のマンハッタン汁にうっかり足をつっこみ、
やり場の無い怒りを感じたことが1度ならずあるはずだ。
私はマンハッタン汁に突っ込んだタクシーに飛沫を浴びせ掛けられたことがある。
真冬でよかったが、コートは台無しになった。
被害をこうむるのは歩行者だけではない。マンハッタンでは車が長持ちしないと、
坂本龍一が嘆いていた。山道ラリーよろしくアスファルトのデコボコで、車の底
面が削られるのだ。

コンピューターシステムについても同様。某有名銀行に口座開設のため何回か通
ったが、コンピューターシステムが何回もダウンしそのたびに待たされることに
は閉口した。日本ならばニュースとして報道される銀行システムの停止も、こち
らでは日常茶飯事なのでニュースにすらならない。
エレベータもひどいものだ。日本では考えられないことだが、こちらでエレベー
タに閉じ込められることはしょっちゅうだ。ワールドトレードセンターのエレベ
ータに閉じ込められた時には、上下にガクガクと振動をはじめ恐怖を味わった。
その前の年に天井を突き破り負傷者を出して後、慎重に点検したはずのエレベー
タからしてこうだ。

米国は低品質の国である。
コストと品質はトレードオフの関係にある。アメリカ人はコスト重視に傾き、日
本人は品質重視に偏っている。
アメリカで暮らしていると、日本人の品質に対するこだわりがむしろ偏執狂的に
すら見えてくる。

この品質マニアックな性格が、戦後製造業での成功を生んだ。円が安くコストを
気にする必要が無かった時代の話だ。
日本がソフトウェア業界でアメリカの後塵を拝している原因の一つは、コストと
品質のバランスが悪いことにある。
自動車などのハード製品と異なり、ソフトウェアは品質を極めようとすると際限
なくコストと開発期間がかかる。品質は、どこかで犠牲にしなければならないの
だ。日本の労働コストは今や世界のトップを争うほど高いのだからなおさらだ。
ソフトウェア業界では品質を犠牲にしてでも、アイディアを早急に実現し、安い
価格でタイムリーに製品を出せば「市場独占」原理が働いて他社を圧倒できる。
一方、同じソフトウェアでも、市場の独占という概念の無いゲームソフト開発は
日本の得意とするところだ。

時代が変わったのだから高品質もコストとのバランスをとらないと、と日本に対
し注文をつけたくもなるが、やはり高品質に囲まれた生活は安心できる生活だ。
先日、出張の帰りに乗っていた飛行機が、着陸寸前に再び空に舞い上がった。ど
うやら着陸時に車輪がでなかったらしく、胴体着陸の可能性があるらしい。火災
を防ぐためこれから燃料を使い果たすという。
空港上空をぐるぐる回りだしたときは死を覚悟した。スチュワーデスが、ニコニ
コしながら緊急着陸時の体勢をレクチャーする。ニコニコするんじゃない!
無事前輪が出て着陸。パトカーと消防車の光の群れが飛行機を待ち構えていた。
何がいやだといって、この事件が翌日のニュースになかったことがいやだ。命が
けがニュースにすらならない日常なのかこの低品質の国は。

4. 新サイト加入のお知らせ ―――――――――――――――――――――――

 Quick USOYAに、新しいサイトが加盟します。

週刊WEBマガジンSAKANAFISH
http://www.interq.or.jp/ski/sakana/

 「うそ、おおげさ、まぎらわしい」を看板に掲げる、いま一番元気なお笑いサ
イト。次々と繰り出されるマンガを読んだあと、WWWを発明してくれた人に素直
にありがとうと言えるようになります。未読の人はいますぐURLをクリック!

5. 第22回嘘競演 終了のお知らせ―――――――――――――――――――――

第22回嘘競演 全日程を終了いたしました
たくさんのご参加ご出品、ありがとうございました。
最終ログは嘘競演内「クロニクル」にてご覧いただけます。

次回 第23回嘘競演をおたのしみに。

http://village.infoweb.ne.jp/~fwba0050/usokyo/index.htm

6. しーもす君と小猫さん ――――――――――――――――――――――――

し:そういえば、このところ、国会の方も何かざわざわしているようですね。
小:田中vs鈴木に外務官僚やら小泉首相まで絡んできましたからねぇ。
し:NGOへの問題が、予想もしなかった方向に向かって行ってますよねぇ。
小:対ロシア支援疑惑ですね。
し:本当のところ、どの辺までやばい事をやっていたんですかねぇ。
小:噂によると、フィギュアスケートペアの金メダルの支援にも関わっていたん
  ぢゃないかって・・・
し:関係ねぇだろう、それは。
小:噂によると、距離スキーの薬物支援にも関わっていたんぢゃないかって・・
し:それは、支援ぢゃねぇだろう!
小:選手村のロシアチーム宿舎には「ムネオハウス」があったらしい・・・
し:んなもんあるかよ!
小:「んなもんあるか」と言えば、アルカイダはどうなったんでしょうかね?
し:しらねぇよ!
小:ビンラディンとか、どうしているんでしょうかね?
し:どっかに隠れてんぢゃねぇの?
小:元気にしているかなぁーー
し:心配してんのかよ!
小:最近、ニュースにも取り上げれなくなったよね。
し:まあね。 オリンピックやってたしね。
小:一時は、日の出の勢いがあったのにねぇ。
し:そういう言い方は無いだろう!
小:なんか、最近は、「悪の枢軸」にすっかり押され気味で・・・・
し:イラン、イラク、北朝鮮の「悪の枢軸」だよね。
小:最近はカダフィもすっかり大人しくなってしまって・・
し:ああ、そうだよねぇ。 最近、話題にあがらないよね。
小:アラファトなんか、隠居生活を楽しんでいるしね。
し:隠居ぢゃねぇよ! 軟禁ぢゃねぇかよ!
小:栄枯盛衰世の流れ。 諸行無常の響きありだよねぇ。
し:訳わかんねぇよ!
小:そのうち、みんなから忘れ去られてしまって・・・・
し:忘れ去られねぇよ!
小:10年後くらいに、タクシーの運転手とかしていて・・・
し:はぁ?
小:偶然客として乗った日刊ゲンダイの記者に「あれ! あなたビンラディンさ
  んでしょ!」なんて言われたりして
し:言われねぇよ! なんで、日刊ゲンダイなんだよ!
小:んで「あの人は今」に出ちゃったりして
し:でねぇよ!
小:「色々と辛い時もあったけど、今は幸せです」とか言っちゃってね。
し:言わねぇよ!
小:んで、記事が出た翌日から、ご近所の人気者!
し:ならねぇよ!
小:おーい、ビンラディン!
し:呼んでどうするんだよ!
小:オリンピックも終わったんだから、そろそろ出て来いよぉーー
し:来ねぇよ!
小:忘れ難き、故郷♪

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