――Quick USOYA 2003.06.17 ―――――――――――――――――――――

今週の内容........
1. 「しーもす君と小猫さん(複数)」(担当:古賀)
2.更新情報(やゆよ記念財団/週刊WEBマガジンSAKANAFISH) 
3.6月嘘屋チャットのお知らせ 
3. 「しーもす君と小猫さん(複数)」


1. しーもす君と小猫さん(複数) ――――――――――――――――――――――

「みんなそろったかい」
「そろったようだ」
「じつはみんなをここによんだのはほかでもねえ。Quick USOYAの編集長が嘘屋家主の
おれをよんで、みんなの顔をそろえてきてくれとこういうんだ」
「ふーん、なんの用だい?」
「おれのかんげえじゃ、ひょっとしたら、Q嘘漫才の原稿の催促じゃねえかとおもう
んだ」
「原稿?原稿を編集長がどうしようてんだ?」
「みんなに原稿を書けという催促だろう」
「原稿を書けだと?ずうずうしい編集長だ」
「なにもずうずうしいこたあねえやな…しかし、編集長が催促をするからにゃ、
みんな一度も原稿を持っていってないんじゃねえのか?どうだい、小猫1号さん
とこなんか?」
「ああ、おれは一つ書いて持ってってある」
「いつ持ってったい?」
「そうだな、あれは、おれがこのQ嘘加盟店へ越してきたときだから、指折り数えて
18年にならあ」
「18年前!?できてからそんなに長かったか?Q嘘……小猫2号さんとこは?」
「なにが?」
「Q嘘漫才は持ってってるかい?」
「漫才ってえと、なんだ?食べられるものか?」
「あれっ、漫才を知らないやつがいやがる。……小猫3号さんはどうだい?」
「親父の遺言で…」
「遺言がなんだって?」
「25年前、親父が亡くなる寸前に苦しい息の下から『おめえは、どんなことが
あっても、ネットアイドルになるのとQ嘘漫才の原稿を書くのとその二つの了見
だけは起こしてくれるな』と涙ながらにおれの手を握った」
「嘘をつきやがれ…小猫4号さんは」
「このあいだおれの家に泥棒がはいって、Q嘘漫才の原稿もあらいざらい盗まれ
ちまった」
「本当か?……どんな原稿だったか言ってみな」
「そうだな、文字数にして2000字くらいで、中身はSARSネタで……裏は
花色木綿」
「Q嘘原稿に裏をつけるやつがあるか」
「丈夫であったかくて寝冷えをしねえから新型肺炎の予防にもなる」
「小猫5号さんとこは?」
「北国は寒いから、書き終わったとたんに原稿がパソコンごとかちんかちんに
凍っちまったんで」
「それは単なるフリーズだろ……小猫6号さんは?」
「先日の地震で棚からQ嘘の原稿が落っこちて全部壊れてしまった」
「本当かよ」
「『ネズミが落っことして壊した』あるいは『猫が落っことして壊した』でも可」
「可ってなんだよ……小猫7号さんは?」
「今度は濃いお茶が一杯こわい」
「落ちになってねえ……小猫8号はどうだ?」
「Q嘘原稿については、聞くも涙語るも涙の物語が……あれはおれがQ嘘が
いつまでも続くようなおめでたい原稿を書こうと山寺の和尚さんのところに
相談に行ったときのこと…」
「変なところに行ったもんだな……それで?」
「『和尚さん、Q嘘がずっと長く続く保証つきというようなおめでたい漫才を
書きたいんですが』
『そうじゃな、寿限り無しと書いて、マハーバーラタと読む』」
「読まねえよ」
「それにヒントをえて1000万語にも及ぶ長い漫才を一気に書きあげたおれが、
できあがった原稿をできるだけ早く編集長に届けようと日が暮れるのもかまわず
どんどん山道をおりていくとそこに突然……」
「メールで送れ…それでどうなったい?」
「以下後編」




2.更新情報と募集 ―――――――――――――――――――――


■やゆよ記念財団
http://member.nifty.ne.jp/yayuyo/uso/
久しぶりの更新です。写真部もあるでよ。

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■【週刊WEBマガジンSAKANAFISH】
http://www.sakanafish.com/
カンのいい方はお気づきだと思われますが
ここに書くことに困りだしてもうずいぶんたちます。
考えなしに更新などするものではないですね。

今週の特集は
「秘密のお遊び」
チェスト冷戦構造。暑苦しい夏に向いています。

さらにいえば漁師まんが果糖水的生活146や
ふたご対談などあります。


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嘘関係のサイトの更新情報等、何か告知がありましたら
こちらの更新情報で紹介いたします。
紹介したい方はこちらまでご連絡ください。
q_usoya@yahoo.co.jp
まで。

地道に何か企画ができつつありますという話もありますので
しばしおまちください。


3.6月嘘屋チャットのお知らせ ――――――――――――――――――――――


【6月嘘屋チャットのお知らせ】

日時:6月21日22時より、翌26時まで
方法:「みんなのチャット」を使ったチャット。
場所:当日21時50分頃に「嘘屋らくがき帳」にてお知らせ。

当日は、初めていらした方の為のサポートも行います。
皆さまのご来店を心よりお待ち申し上げております。
Chat Bar 一円店 店主 流水木

チャットは、敬称省略でお楽しみ下さい。



4. しーもす君と小猫さん (複数)――――――――――――――――――――――

「そこに突然ヤンキーが数十人あらわれて『やいやい、ここは地獄の一丁目があって
二丁目がないところだ。命が惜しかったら身ぐるみとQ嘘原稿をあらいざらい置いて
いきやがれ』とギラリギラリと長いやつを抜いてまわりをとり囲んだ」
「ずいぶんとヤンキーというものに誤解があるようだな」
「しかしおれはこういうときは弱味をみせてはいけないと、日ごろから自慢の大力で、
持っていた東京ドームよりも重いQ嘘原稿をえいやあっと目よりも高くさしあげた」
「ちょっと待て……ただのテキスト文書だろ、それ。重いわけないだろが」
「いや何しろ生原稿だから……1000万語といえば原稿用紙になおせばゆうに
5ギガトンはある」
「バイトじゃなくてトンかよ。アフリカの爆弾じゃあるまいし」
「そのQ嘘原稿をヤンキーめがけてちぎっては投げちぎっては投げ……これにはさしも
のヤンキーも驚いて蜘蛛の子を散らすように逃げていったが、肝心の原稿は一枚も手元
に残らなかった……聞くも涙語るも涙の物語…」
「しょうがねえな。こうして聞いてみると、だれひとりまともにQ嘘原稿を持ってっ
ちゃいねえ」
「ところでしーもすの兄貴、さっきから気になってたんだが…」
「なんでえ、小猫9号」
「おれたちが誰一人として原稿を出してないのだとしたら、毎週載っているQ嘘の漫才
原稿を書いているのは一体どこの誰だろう?」

(注:この物語はフィクションであり実在のQuick USOYA編集長、嘘屋家主、Q嘘原稿
執筆者とは全く関係がありません)


<次回予告> 
「原稿の催促じゃあない。今日は私のおごりで豪勢にオフ会でもやろうってんだ」
「番茶とたくあんを最上級のドンペリと黒海産のキャビアだと思ってがぶがぶぼりぼり
とやっとくれ」
「これだけのドンペリともなると宇治のヴィンテージものに違いねえ」
「最近は練馬の方へ行きましても畑でチョウザメがとれなくなりました」
「編集長、近々嘘界に良いことがありますよ。ほら、ドンペリ柱が立っています」

※文面は開発中のものです。改善等のため予告なく変更する場合があります。



執筆担当:古賀  
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