Q u i c k U s o y a 【バックナンバー】

――Quick USOYA 2003.07.08 ―――――――――――――――――――――

今週の内容........
1. しーもす君と小猫さん（担当：週刊魚魚）
2．更新情報（週刊WEBマガジンSAKANAFISH） 
3. 第28回嘘競演開催中
4. 「何が悲しうて英国在住日記」by まき・とうこ
5. しーもす君と小猫さん


1. しーもす君と小猫さん ――――――――――――――――――――――――

しーもす：ちゃちゃんかちゃんかちゃんかちゃかちゃかちゃん。
小　　猫：ちょいーんちょいーんちょいいいいいいいいーん。
しーもす：ちょがらーんちょがらーんちょがらーん。
小　　猫：おばばんぼあばばんぼあっばばばばあばばばああああん！
しーもす：のべろんのべろんのべろろろろんろっろっろおっろおおおおん！
流 水 木：ストォーップ！
しーもす：おんおんおん。
小　　猫：おぼん。
流 水 木：ダメだダメだ、まったくなってねえな。
小　　猫：だめですか。
しーもす：だめなのですか。
流 水 木：そんなことじゃ、春の高校ロックフェスティバルに間にあわねえぞっ！
小　　猫：え、僕らもうとっくに高校は卒業してますし。間に合うも何も。
しーもす：しかももう春はとっくに過ぎ去ってますよ。
流 水 木：バカヤロウッ!!（びしっ！ばしっ！）
小　　猫：あうっ！
しーもす：ぐあうっ！
流 水 木：いいか、お前ら、勘違いすんじゃねえぞ、ロックにはサ、青春にはサ、
　　　　　手遅れってものはねえんだよっ!
小　　猫：そうかなあ。
しーもす：そうなのかなあ。
流 水 木：なンって、言うかサ、お前達の演奏からはサ、ロックスピリットってモンが
　　　　　ぜんっぜん伝わってこねえわけ。
小　　猫：ロックスピリットですか。
しーもす：わりと入れてるつもりですが。
流 水 木：まったくダメ。だいたい、小猫、しーもす、お前らが弾いてるの、何？
小　　猫：マグロですが。
しーもす：イシモチですが。
流 水 木：ナアアアアアッシング！お前ら、魚介類にロックスピリットあると思ってる
　　　　　わけ？
小　　猫：ないですか。
しーもす：浮き袋ならありますが。
流 水 木：いいか、ロックスピリットってのはサ、それなりの器から出てくるわけ。
　　　　　だからサ、ちゃんとした楽器で演奏してほしいわけ。
小　　猫：ちゃんとした楽器ですか。
しーもす：なるほどこれは根本を間違っていました。
流 水 木：わかったらサ、お前らサ、ちゃんと楽器もってこいよ。
小　　猫：わかりました。
しーもす：持って来ました。
流 水 木：早いな。よし、じゃあやってみろ。
小　　猫：のぼぼぶしびろすぐううううううううっんん！
しーもす：えびらえびらえびららららららあああああああああん！
流 水 木：ストォーップ！
小　　猫：のぼん。
しーもす：えびらん。
流 水 木：…お前ら、今度は何弾いてるわけ。
小　　猫：しめさばですが。
しーもす：フィレオフィッシュですが
流 水 木：ナアアアアアッシング!!!




2.更新情報と募集 ―――――――――――――――――――――


■【週刊WEBマガジンSAKANAFISH】
http://www.sakanafish.com/

体がだるい。何をする気も起きない。
ひょっとしてこれは、うっ病？
うっ。


今週の特集は
「襟裳川ミステリ文庫・これはシャーロック・ホームズの
パロディではありませんシリーズ」です。
ないとかいうのにもつかれました。

さらにいえば弁慶と義経まんが果糖水的生活148や
ふたご対談などあります。


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嘘関係のサイトの更新情報等、何か告知がありましたら
こちらの更新情報で紹介いたします。
紹介したい方はこちらまでご連絡ください。
q_usoya@yahoo.co.jp
まで。

地道に何か企画ができつつありますという話もありますので
しばしおまちください。


3.第28回嘘競演開催中のお知らせ ――――――――――――――――――――――

お題は「12時」です。

　　　　　7/09（水）12時　　　「昼」のコロシアム開場
　　　　　7/15（火）24時　　　「昼」のコロシアム終了
　　　　　7/16（水）12時　　　「夜」のコロシアム開場
　　　　　7/19（土）24時　　　コロシアム終了／投票開始
　　　　　7/26（土）24時　　　投票終了
　　　　　8/02（土）24時　　　ラウンジ閉店

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　議長　かくたかひろ

http://village.infoweb.ne.jp/~fwba0050/usokyo/index.htm


4. 「何が悲しうて英国在住日記」　そのいち。―――――――――――――――――


さてお話は変わりまして。
謹んでご挨拶を申し上げます。
華麗なる嘘文豪の皆様が寄り群れあつまる格調高きこの空間にこのたびひっそり加わっ
て、月一で連載なんかをさせて頂く者でございます。今後のＱ嘘が、わたしの多大なる
貢献の結果、由緒正しいクォリティ・ペーパー的ステイタスからさらなる一歩を大きく
踏み出し、「恐怖新聞」の奈落に転落することは時間の問題かと思われます。風前のと
もしびのような編集長様におかれましてはまことにご愁傷さまでございますと、はらは
らと落涙しつつひとごとのように申し上げるのが精一杯です。

ところでわたしは英国に住みついていいかげん長くなります。
どのくらい長いかというと、
わたしがここに来たころには互いにその存在を知らずにどこぞでまったりと生きていた
男子と女子が、出会い、つき合い、なんかの拍子で結婚し、家を買ったら生まれた赤子
が、這い立ち歩んでしゃべりだし、そのへんぺれぺれかけ回っては
「トーコ、君の発音はテリブリーに間違ってるよ」
と、美しいイギリス英語で逐一ご指摘くださるくらい長いのであります。

だから編集長様は
「あなたは英国暮らしについてお書きなさいね」
と、やさしく真綿で首をしめるような調子でおっしゃいました。
英国暮らしについてしたため、そして人様にお読みいただく。
わたしはキーボード上空10センチに指を漂わせて固まりしばらく途方に暮れました。
それは例えば、
成田空港のタクシー乗り場で、ガイドブック片手に乗りこんできた外国の人に、「トー
キョー、に、イてくダサイ」と頼まれた運転手さんと同じくらいの茫々たる途方さかげ
んでした。

こんなとき運転手はどうしたらよいのでしょうか。
偉大なる林望先生のような運転手さんならば、トーキョーの定義を明晰な口調で啓蒙し
たあと、目的地とその行路を巧みに断定してからおもむろにエンジンをかけることでし
ょう。あるいは、銀座丸の内、それとも新宿渋谷六本木、または曳船押上浅草など、的
確にそれらしい場所に、ていねいな解説を添えつつ、お客さまをいざなうのかもしれま
せん。

しかしわたしは。
「あ、トーキョー？おっけおっけ」と二つ返事で急発進、そして中野区天神商店街の肉
屋とか、新小岩駅北口改札とか、荻窪タウンセブンビルの屋上とか、きわめて狭い自分
のテリトリーにぐいぐい引っぱってきて
「さあこれがトーキョーだよ」
と、とまどうお客様に得意満面でご案内することになりそうです。
それは嘘ではありません。確かにそこは東京都なのです。けれどそれはあいにくと、
ガイドブックや本や映画からお客さまがイメージなさっていた「トーキョー」とは、
ミシンと蝙蝠傘にも等しいへだたりがあるかと予想されます。

かの如き鬼タクシーに乗りあわせてしまった芯から運の悪いステキなお客さまのみなさ
ま。おそれいりますが、どうぞお諦めください。運転手はわたくしなのでございます。

さて。

「私たちはある国に住むのではない。ある国語に住むのだ。祖国とは国語だ。それ以外
の何ものでもない。」

と誰か昔の偉い人が喝破していましたが、
ぺれぺれ歩くクソガ、いえ天使のように愛らしいお子様による上記の一件でも明らかな
ように、
英国はその事実を骨の髄まで食いいるように実感できる、ココロ浮き立つような国です。
次回はようやく本題に入り、このへんから始めさせて頂ければ幸いです。




次回があればの話ですが。


まき・とうこ
【The Total Frontal John Cleese】
http://www.btinternet.com/~akko.o/tfjc/



5. しーもす君と小猫さんと流水木のアニキ――――――――――――――――――――

流 水 木：大体サ、お前らサ、ちゃんと楽器やったことあるわけ？
しーもす：ないです。
小　　猫：あります。
流 水 木：よし、じゃあ練習の後に小猫にはステーキを、しーもすには揚げ玉を食わせ
          てやろう。
しーもす：露骨な差別待遇はやめてください。
小　　猫：そういうなよ、バンマスも私の過去の実績を買ってくれてるわけだし。
流 水 木：で、小猫はサ、どんな楽器をやったことがあるわけ？
小　　猫：フナです。
流 水 木：やっぱり魚介類かっ！
小　　猫：いえいえ、日本でいう魚のフナではありませんよ。これはアフリカ北西部に
          伝わる由緒正しい楽器なのです。
流 水 木：お、そうなのかい。
小　　猫：このフナと言う楽器の歴史は古く、４世紀ごろにはすでにあったといわれて
          います。
しーもす：歴史のある楽器ですね。
小　　猫：この楽器はシルクロードを伝って東西に広く伝わりました。
流 水 木：歴史のあるものにありがちだな。
小　　猫：西に伝わったフナはハープに変化し、
流 水 木：ふんふん。
小　　猫：東に伝わったものはやがて日本でエボダイと呼ばれるようになりました。
流 水 木：魚介類じゃねえかっ！
小　　猫：さあ、しーもす君、セッションだ！
しーもす：オーケイ、小猫さん、いくぜ！

のんべらぼおんばよんでおんどんおがんんごごんんおばんがんばおんどおんれおんふぁ
みんぞらんがふぉんどえんごんざんだばんおっでええええでんだおばばばんどえんめろ
んでもあももももももももんばおんばおんばんばのん♪


執筆担当：週刊魚魚
【週刊WEBマガジンSAKANAFISH】
http://www.sakanafish.com/
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