――Quick USOYA 2003.07.29 ―――――――――――――――――――――

今週の内容........
1. 「しーもす君と小猫さん」(担当:詰めにくい)
2. 第28回嘘競演感想戦8月2日まで
3. 玄界灘男の「お仕事できたかな?」
4. 「しーもす君と小猫さん」


1. しーもす君と小猫さん―――――――――――――――――――――――――――


しーもす:しーもすでーす。
小  猫:小猫でーす。
しーもす:ウダイ氏とクサイ氏が殺されましたねえ。
小  猫:二人のいた家の持ち主が居場所を密告したらしいね。
しーもす:身内に裏切られたわけだね。
小  猫:アメリカが懸賞金一人18億かけて探してたからね,二人分で36億円もらえる
          らしい。
しーもす:36円置くのとちゃいますよ。
小  猫:トミーズか。
しーもす:まったく,身内を金で売り渡すとは嘆かわしいね。
小  猫:気持ちはわかるが嘆かわしい。
しーもす:メルマガの漫才の相方ならともかく。
小  猫:えらく狭く限定するね。
しーもす:……はぁ,君がクサイ氏ならなあ。
小  猫:売る気満々だね。
しーもす:しかし36億円あったら何に使いますか,小猫さん。
小  猫:想像もつかないですねえ。とりあえず水まわりのリフォームとか。
しーもす:はっはっは,庶民らしい発想ですね。
小  猫:そういうしーもす君は何を買いますか。
しーもす:私はぱーっと。
小  猫:ぱーっと?
しーもす:憧れのカメラ付き携帯とか。
小  猫:今はムービーの時代だよ。
しーもす:でも液晶がカラーのやつだよ。
小  猫:まだ白黒の使ってるのかよ。
しーもす:それからたまごっちの白と斎藤由貴のテレホンカード。
小  猫:懐かしいものを出してきたな。
しーもす:プレミアがついてるって新聞に書いてあったよ。
小  猫:いつの新聞だよ。
しーもす:大掃除のとき畳の下から出てきたんだけど。
小  猫:そんなもの読んでないで掃除しろよ。
しーもす:あとはペンチがなくてもチャンネルの変えられるテレビ。
小  猫:お前いつの時代からタイムスリップしてきたんだ。


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嘘関係のサイトの更新情報等、何か告知がありましたら
こちらの更新情報で紹介いたします。
紹介したい方はこちらまでご連絡ください。
q_usoya@yahoo.co.jp
まで。

地道に何か企画ができつつありますという話もありますので
しばしおまちください。

2.第28回嘘競演感想戦8月2日まで ――――――――――――――――――――――

感想戦終了間際!いそげ。

     8/02(土)24時      ラウンジ閉店

                    議長  かくたかひろ

http://village.infoweb.ne.jp/~fwba0050/usokyo/index.htm

3. 玄界灘男の「お仕事できたかな?」1――――――――――――――――――――-

 

さて、今回からこちらでエッセイを書かせて貰うことになりました玄界灘男です。
私自身はきわめて真っ当に生きてきた、と思っているのですが、どうやらみなさんに言
わせると
「やたらに怪しい仕事」をしてきた「胡散臭い」人の様に思われているのです。
これでは市井の小市民として、犯罪も犯さず、非道もせずに生きてきた自分が可哀想、
そんな感じでエッセイ依頼に応えることにしました。もしエッセイの内容を読んで、
「あれ?これってあいつじゃないか?」と具体的に思い当たる人がいたとしても、それ
を言わないのが大人というものです。
では、まず最初に私が初めてバイト君として会社というものに入った時のお話から始め
ましょう。
文科の大学生というものは意外と暇なものです。時間を持て余す、というのではなく、
自らが時間を作り出している、というのが実情ですが。で、時間の有効利用として「ア
ルバイト」があるのです。私の選んだ先は「鍵屋さん」でした。別段そこが選びたかっ
たわけではなく、単に時給がよかったからなのです。これがまずかったようなのです。

私の仕事といえば「修理要員」でした。その会社が作っている高級錠前の修理です。ち
ょっと聞くと「高級錠前」というものは壊れないような気がしますが、実際はノブやら
レバーやらにやたらと無垢の金属を使うので、内部機構が重みに耐えかねて壊れるわけ
です。不良品じゃん、という声が聞こえますが、そうです、不良品なのです。しかし、
その不良品が一般品の数倍の値段なのですから、当然それがついているドアもお高い。
ドアがお高いということはお部屋もお高い。
つまり当時はやりの億ションというのについていたのです。施工主と会社はそりゃ笑い
が止まりませんね。
こういった億ションなんかに住んでる人は鷹揚な金持ちかと言えばさにあらず、なんか
やたらに口うるさい三国人みたいな人が多くて、そこに不良品が付いてるのですから、
修理に行った人間は「小言の矢面」に立つわけです。道理で時給がよいわけです。
修理で一番多かったのは「ねじ山の脱落」でした。重い本体を貧弱なねじでとめている
ので時間とともに重みに耐えかね、外れてくるわけです。ねじも災難です。あらぬ方向
から力のかかったねじは、土台となっているドアを壊しつつ外れるのですが、こうなる
ともはやねじが効きません。このねじ山を復旧させるには「マッチ棒をかむ」→「そこ
にガムを加える」→「それをばかになったねじ山に押し込む」→「一服」→「固くなり
かかったらねじをねじ込む」→「瞬間接着剤で固める」、はい、一丁あがりなのです。
まさか高い錠前を修理するのに、こんなことをしているとはお客さんも思いませんでし
ょうが、これは職人さんの救急処置なのです。いろいろと応用は効きますので覚えてお
くと便利でしょう。
また、ばねの力が弱くてレバーがへたってくる場合は、錠前のボックス(ドアの方につ
いている機械の入ってる部分)をあけて、板ばねに固いものをかませて、ばねの力を強
めるのですが、ここでもガムが活躍します。その辺の小石を拾ってきて、ばねの下に押
し込み、ガムで固定すれば一丁あがりです。かにかくにガムは偉大なのです。この修理
作業を通して、私は「その辺にあるものはなんでも使う」という兵法の極意みたいのを
身につけてしまいました。
しかしながら、お客さんは小石やマッチやガムでドアの鍵を直しているとは露ほども思
っていないのですから、「あら、ちゃんと直ってるわ。」などと感謝されると後ろめた
くなってくるのも当然。「あんたは何も知らないのさ。」とほろ苦い思いを胸に帰って
くるのです。
いまでも値崩れの激しいどこかの元億ションのドアの中に、ガムで固定された小石がひ
っそりと誰にも知られずに存在しているかも知れません。


執筆:玄界灘男
【駄嘘!】
http://www2.ocn.ne.jp/~genkai/index.html


4. しーもす君と小猫さん――――――――――――――――――――――――――


しーもす:ところでウダイ氏とクサイ氏はそれぞれ18億円だったけど,フセインを見つ
          けたら30億円くれるらしいね。
小  猫:本命だからね。
しーもす:ウダイ氏とクサイ氏はまあ前後賞にすぎないわけだ。
小  猫:宝くじだと前後賞だけとるほうが難しいけどね。
しーもす:30億ほしいですか。
小  猫:欲しいですねえ。
しーもす:ここだけの話,私は30億に手が届くところにいるのですよ。
小  猫:ほほう。それはまたなぜ。
しーもす:実は,この間うちのアパートの隣に越してきたのがどうもフセインらしいの
          です。
小  猫:そんなアホな。
しーもす:小太りで色が浅黒くて口ひげまではやしてる。
小  猫:いくらでもいるでしょうそんなやつは。
しーもす:挨拶に持ってきたタオルにイラク秘密警察って書いてあったし。
小  猫:イラク秘密警察は温泉旅館か。
しーもす:好きな食べ物はイクラで好きな落語家は円楽で好きな風俗はイメクラだって
          言ってたよ。
小  猫:引越しの挨拶で好きな風俗まで話すか?
しーもす:この辺は水がクサイし,暴走族がたむろしてウザイですよっていうと涙ぐん
          でた。
小  猫:ダジャレはいいよ。
しーもす:あと,シベリアを舞台にした映画の4作目を作りたいって言ってた。
小  猫:それは水野晴郎だろう。
しーもす:えーーっ!じゃあ組違い賞で賞金もらえないかな。
小  猫:くれるわけないだろ。

執筆担当:詰めにくい
【人間学ノオト ―― 眠れない夜のために ――】
http://www.ap.wakwak.com/~kawachi/
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