――QuickUSOYA2003.12.30―――――――――――――――――――――

今週の内容........

1.「しーもす君と勇者小猫さん」(担当:不滅の放蕩)
2. 更新情報(週刊WEBマガジンSAKANAFISH)
3. 現代厨房文学館 by 古賀
4.「しーもす君と勇者小猫さん」

1. しーもす君と勇者小猫さん―――――――――――――――――――――――――


しーもす:今年も残すところあとわずか。
勇者小猫:年末年始といえば、「ゆく年さる年」だね。
しーもす:行ったきりで、新年は来ないんかいっ!
勇者小猫:だから、来る年はサル年だって。
しーもす:まさか来年1年、その程度のギャグで乗り切ろうとしてないか?
勇者小猫:ギクッ、と、ところでキミとこのお雑煮には何が入ってる?
しーもす:話題を変えたな。えーと、餅にミツバに柚子に鶏肉…
勇者小猫:鶏肉?トリ年は再来年じゃないか。
しーもす:じゃあキミは何を入れるんだ?
勇者小猫:サル年だから猿肉に決まってるだろ。
しーもす:いちいち干支の動物を入れるのか?じゃあ聞くが、龍はどうするんだよ。
勇者小猫:そういえば2004年にはドラクエ8が発売になるとか。
しーもす:なぜ唐突にドラクエに話を振るんだ?
勇者小猫:いいじゃん、好きなんだから。
しーもす:あんまり熱中するとゲーム脳になるぞ。だいたいキミはだね、ゲーム始める
          と
人の話は聞かないわ、邪魔が入ると暴力振るうわ…
勇者小猫:ライデイーーーン!!
しーもす:ぐえええっ、いきなり何をするんだっ!
勇者小猫:あ、ごめん、最初から大技すぎたか。
しーもす:いや、大技とか小技とかそういう問題じゃなくて…
勇者小猫:ぱふぱふ。
しーもす:人の話を聞かんかあっ!
勇者小猫:…いったい僕は何をしていたんだろう?
しーもす:それにしても、その能力、何か使い道はないもんかねえ。
勇者小猫:魔王のいない時期の勇者って、なんとなく情けないかも…そうだキミが魔王
          に
なればいい。
しーもす:なんで僕が魔王にならにゃいかんのだ。
勇者小猫:百歩譲って、スライムでもいいぞ。
しーもす:ちょっと待て、スライム倒したって平和は訪れないぞ。
勇者小猫:いいんだ、餅の替わりに雑煮に入れるから。
しーもす:やめんか!



2.更新情報 ―――――――――――――――――――――――――――――

■週刊WEBマガジンSAKANAFISH
http://www.sakanafish.com/

あけますておめでとうございます予定です。
2004年があなたにとっていい年でありますように、
黒ミサでおいのりしてきました。

今週の特集は
「日向守殿家中覚帳」
年末年始は時代劇ですよ。

そのほかにも歳末取締まんが果糖水的生活161や
ふたご対談などありおりはべりいまそがり。
新年早々にも更新の予定、か。

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嘘関係のサイトの更新情報等、何か告知がありましたら
こちらの更新情報で紹介いたします。
紹介したい方はこちらまでご連絡ください。
q_usoya@yahoo.co.jp
まで。


3. 「現代厨房文学館」―――――――――――――――――――――――――――


  
1. 古賀くんと編集長さん――――――――――――――――――――――――――

古賀 「今年もいろいろなことがありましたね」
編集長「そうですね」
古賀 「国際社会の関ケ原の戦いと言われたイラク戦争があったり」
編集長「またわけのわからんことを。一体どのあたりが関ケ原の戦いだと言うのだ」
古賀 「国際社会の征夷大将軍ブッシュが国際社会の『国家安康』大量破壊兵器を
口実に国際社会の大阪城イラクに攻め込んだ」
編集長「それじゃあ国際社会の大阪冬の陣じゃないのか」
古賀 「まあ細かいことはさておいて」
編集長「何がさておいてだ。その変な国際社会観いいかげん改めろ」
捕まった国際社会の西軍の大将フセインはやはり処刑される前に「柿は痰の毒だから
食べない」とか言うのでしょうか。

2. 「現代厨房文学館」 (その10)――――――――――――――――――――――

「おまえは良い漢(おとこ)だが、こういう方面の話はあまり興味がないのではない
か?」 
「だからどういう方面の話なのだ」 
「萌えよ」 
晴明は言った。 
「萌え!?」 
「萌えについて、話してきたのだ」 
「何を話した?」 
「たとえば、この世で一番短い萌えとは何であるのかというようなことをだ」 
「一番短い萌え?」 
「うむ」 
「おれに考えさせるなよ、晴明。教えてくれ」 
「この世で一番短い萌えとはハァハァだ」 
「ハァハァ?」 
「うん。ものの根本的な在様(ありよう)を縛るというのはハァハァだぞ」 
「――」 
「この世にハァハァできぬものがあるとすれば、それは何ものでもないということだ。 
存在しないと言ってもよかろうな」 
「むずかしいことを言う」 
「逆にたとえ平面のものであっても、ハァハァという念を込めることができればそれは 
現実に存在するのと同じだ」 
「ほう」 
「男が抱き枕を愛しいと思う。女がプリントシーツを愛しいと思う。その気持ちに 
名をつけて二次元と三次元の境を越えればハァハァ――」 
「ほほう」 
うなずいても、しかし、まだ博雅にはわからぬ様子である。 
「晴明、おれにはその方面のことは良くわからぬ」 
「わからぬでいいさ。巨大掲示板の名無しさんなどは、ハァハァの一言で、この世の 
一切の萌えキャラを手に入れたつもりになっているのだからな――」 
  
  
『隠萌師』 夢枕獏
 
「見よ。これこそゲトー皇帝だ!」
男は絶叫し、ギコ猫を両手にしたまま、みずからも一丈も跳ね、ギコ猫の体を思い
切りスレッドに叩きつけると、おのれもその反動で一回転して地に戻った。


777ゲットォォォォーー!! 
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄       (´´ 
     ∧∧   )      (´⌒(´ 
  ⊂(゜Д゜⊂⌒`つ≡≡≡(´⌒;;;≡≡≡ 
        ̄ ̄  (´⌒(´⌒;;


ズザギコの体は地上一、二尺ほどの空中をなめらかに滑空すると、そのままふわりと
体を地につけた。土煙は盛んに上がったが体には傷一つつかなかった。
「しかし、このAAは白痴か」
776はズザギコをのぞき込んでいった。
しぃ ぃょぅ モララー 山崎渉などの仲間のAAが大量に虐殺されているスレの
ただ中で、ズザギコはあいかわらず、恐ろしいほどマターリとした表情を浮かべて
いたのだ。
「お主、まことのゲトー皇帝なら、なぜ他のAAを虐殺から救ってやらぬのだ」
776は777ゲットに失敗した悔しさのあまり怒りを発してズザギコをなじった。
800を目前に、男=777が高笑いをした。
「ゲトー皇帝はただ崇められるのみ。生まれながらすべてのスレの上に立ち、救わず、
助けず、ただキリ番をゲットするだけなのだ。ゲトー皇帝は決して傷つかぬ。決して
犯されぬ。偉業を崇められるのが仕事なのだ。神とは違う、仏でもない。ましてひろ
ゆきでさえもないのだ。わかるか>776。このすばらしさが。スレの中身のあるなしに
関わらず、歴史に名を残せるのだ……」


今だ!800ゲットオォォォォ!! 
 ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 
                ズザーーーーッ 
               ∩)  (´´ (´⌒(´ 
            ∧∧ノ  つ ズザーーーーーッ(´⌒(´ 
         ⊂(゜Д゜⊂ ノ ∧∧≡≡)ズザーーッ(´⌒;;;≡≡ 
              ∧∧(゜Д゜⊂⌒`つ∧∧≡(´⌒;;;≡≡≡ 
        ∩) ⊂(゜Д゜⊂⌒`つ≡⊂(゜Д゜⊂⌒∧∧≡≡)(´⌒;;;≡≡ 
     ∧∧ノ  つ ズザーーーーッ∧∧(´⌒(´ ⊂(゜Д゜⊂⌒`つ≡(´´ (´
⌒(´ 
  ⊂(゜Д゜⊂ ノ ∧∧≡≡)⊂(゜Д゜⊂⌒`つズザーーッ(´⌒;;;≡≡ 
       ∧∧(゜Д゜⊂⌒`つ∧∧≡(´⌒;;;≡≡≡ 
    ⊂(゜Д゜⊂⌒`つ≡⊂(゜Д゜⊂⌒`つ≡(´⌒;;;≡≡≡ 
          ̄(´⌒(⌒;;∩)  (´´ ∧∧(´⌒)ズザーーーーッ 
            ∧∧ノ  つ ⊂(゜Д゜⊂⌒`つズザーーーーーッ(´⌒(´ 
         ⊂(゜Д゜⊂ ノ ∧∧≡≡)ズザーーッ(´⌒;;;≡≡ 
              ∧∧(゜Д゜⊂⌒`つ≡≡≡(´⌒;;;≡≡≡ 
           ⊂(゜Д゜⊂⌒`つ≡≡≡(´⌒;;;≡≡≡ 
                 ̄ ̄  (´⌒(´⌒;; 


『妖星伝 ゲトーの巻』 半村良




執筆担当:古賀
【笛育市大喜利掲示板】
http://homepage3.nifty.com/fueiku/ohgiri/index.html


4. しーもす君と勇者小猫さん――――――――――――――――――――――――――

勇者小猫:正月の準備って、どうも面倒くさくってねえ。
しーもす:そりゃあそうだけど、やっぱり気持ちを新たにするのはいいことじゃないか。
勇者小猫:目が覚めると、全部済んでるってのが理想だなあ。
しーもす:そんな都合よくいくわけないだろ。
勇者小猫:だいいち、部屋に埃が50cmくらい積もってたって人間生きていけるんだし。
しーもす:いつから掃除してないんだ?
勇者小猫:床に落ちてる本をどけると、下から三葉虫が這い出てくるんだ。
しーもす:ちょっと待て、キミの部屋はシルル紀やペルム紀やカンブリア紀からあるの
          か?
勇者小猫:天井の辺りには、ときどき人面蝶が…
しーもす:ゲームから離れろと言ってるんだ!
勇者小猫:だいたいコタツなんてものがあるから、人間怠惰になるんだよなあ。
しーもす:それは言えるね。入ったが最後、出る気にならないもんねえ。
勇者小猫:コタツの中で丸くなっていると、ついウトウトと…
しーもす:そこまで自分の名前にこだわることもないと思うが。
勇者小猫:このままでは、コタツ禁止法が発布されるのも時間の問題かと。
しーもす:そうすると、悪の組織による闇コタツなんてのが出回るかもね。
勇者小猫:それだ、そこに魔王が生れる素地がある!
しーもす:いまいち迫力ないなあ。
勇者小猫:いや、どんな勇者もコタツに取り込まれたら抜け出せない。これは恐ろしい
          相手だ。
しーもす:そうかなあ。
勇者小猫:おまけにミカンでも出されようものなら、ひとたまりもあるまい。
しーもす:電気止めればいいんじゃない?
勇者小猫:わかってないなあ、キミは。魔王はそのために電撃系呪文が使える勇者を捕
          らえようとしているのだよ。
しーもす:電気ウナギだね、まるで。
勇者小猫:ともかくこうしちゃいられない。魔王を打ち破る作戦を考えよう。まあ座れ。
しーもす:ここは僕の家だぞ。って、さっそくコタツに入るな!
勇者小猫:むむむ〜、やっぱり正月はコタツに入って、ゲームして過ごそう。
しーもす:わかったから、自分の家で過ごしてくれないか。
勇者小猫:かわりにウチを掃除してくれたら帰るよ。
しーもす:……ギ、ギガデイーーーーン!!!





執筆担当:やゆよ
【やゆよ記念財団】
http://member.nifty.ne.jp/yayuyo/uso/
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