――QuickUSOYA2004.4.13――――――――――――――――――――― 今週の内容........ 1.「しーもす君と小猫さん」（担当：しーもす） 2. 更新情報(更新情報募集のお知らせ) 3. 現代厨房文学館 by 古賀 4.「しーもす君と小猫さん」 1.しーもす君と小猫さん ―――――――――――――――――――――― しーもす：しーもすで〜す 小 猫：小猫で〜す しーもす：新入学、新入社の皆さんはもう学校や職場に慣れたかな？ 小 猫：イヤな同級生や先生、同僚や上司には慣れることが先決！ しーもす：慣れれば苦労はないけどなあ 小 猫：通学路でいつも肥溜めに落ち、着替えずに授業を受ける同級生 しーもす：慣れねえよ！ 小 猫：自分の机に電気コンロを置いて、いつも銀杏焙って食ってる同僚 しーもす：そんな奴いねえよ！ 小 猫：不倫メールを誤って一斉送信しちゃう上司 しーもす：クビだよ！ 小 猫：何回受験しても英検二級が取れない英語教師 しーもす：…いるらしい 小 猫：新しい会社の給与明細 しーもす：慣れ…内輪ネタはやめろよ！ 小 猫：ゃーぃ転職貧乏！ しーもす：女子中高生の携帯メールヵょ 小 猫：ヵッォぉゃっょ しーもす：先にL打つの面倒くせえんだよ 小 猫：ゃーぃIME2002！ しーもす：L打つのに慣れるとMacで「っ」打とうとしてltuとかになっちゃうんだよ 小 猫：というわけで入力に慣れたかな？ しーもす：そういうことじゃなくて 小 猫：会社に入ったりするとパソコンやらなきゃだめでしょう しーもす：最近は入る前からみんな使ってるでしょ 小 猫：でもほら、インターネットやメールだけじゃなくて、 ソリテアとかマインスイーパの使い方も覚えなくちゃやっていけないし しーもす：暇のつぶし方かよ！ 小 猫：だって新入社員なんていきなり仕事あるわけないじゃん しーもす：うーん 小 猫：長いよ1日は。それと画面を瞬時に切り替える方法も覚えなきゃ！ しーもす：こんなんでいいのか日本 2.更新情報募集のお知らせ ――――――――――――――――――――――――― 嘘関係のサイトの更新情報等、何か告知がありましたら こちらの更新情報で紹介いたします。 紹介したい方はこちらまでご連絡ください。 q_usoya@yahoo.co.jp まで。 3. 現代厨房文学館――――――――――――――――――――――――――――― 1.「今週のおれに関する噂」―――――――――――――――――――――――― 朝日新聞を読んでいると、だしぬけに荒俣宏がおれのことを喋りはじめたので びっくりした。「イラク関係のニュースを終わりまして、次は国内トピックス。 文房具収集家として名高いきだてたくさんが今日、頭にハサミをのせたまま有馬 温泉に湯治に出かけました。きだてさんが頭にハサミをのせたまま温泉に遊びに 行くのは今回で五回目ですが、頭に温泉をのせたままハサミを買いに出かけた ことはこれまで一度もないそうです」「ん、なんだ何だ」おれは食べかけの炭酸 せんべいを吐き出すと、眼を丸くした。「なんだ、これはいったい、なんだ」 http://www.be.asahi.com/20040410/W27/0017.html（こだわり会館） きだてさんが全国紙デビュー。 2. 「今週のちぐはぐな部品」――――――――――――――――――――――――― エス博士は夜おそく研究室のなかで、ひとり熱心に大喜利をやっていた。 そこへ強盗が侵入してきた。 「おい、大声を出すな。静かにしないと拳銃の引金をひくぞ」 「あなたこそ静かにしてくれ。以前から目標にしていた真打が、いま完成するところ なのだ。画期的なすごい真打だぞ……」 「なんだかすごい真打らしいが、どういうききめがあるのか」 「人生が楽しくなり、いい気分になり、夢のような生活と世界が現実のものとなる。 その状態がいつまでもつづくのだ。この座布団はまだ１５枚しかなく、あげるのは 惜しいところだが、なんなら座ってみますか」 博士がさし出した座布団を見て、強盗は首をかしげた。 「まてよ。それが強力なしびれ薬入り座布団ということもありうる」 「そんなに疑うのなら、私が座る。あとはどうにでもするがいい」 博士は座布団を重ねて座りはじめた。それを見て、強盗はすばやく取りあげた。 「どうやら、無害なものらしいな。よこせ、あとはおれが座る」 強盗は残っている座布団を８枚ほど重ねて座ってみたが、まもなく床に倒れかす れた声をあげた。 「からだがしびれて動けなくなった。なぜなのだ。おまえはなんともないのに」 「つまりだな。自分では面白いとは思わないけれどもまあだれか笑う人がいるだろう というような答を書いたやつが座ると、からだがしびれるのだ。本当に面白い答を 書いた者が座ってもなんともない。そういう効果があるのだ。この真打が普及 したら、面白くない答を書くやつがへり、夢のような生活と世界が現実のものと なるというわけだ」 http://homepage3.nifty.com/fueiku/ohgiri/index.html（笛育市大喜利） すでにShi.Ma.Chuさんと週刊魚魚さんが真打に。 3. 「現代厨房文学館」 (その１４）―――――――――――――――――――――― 「１０年間もひきこもられていたのですか！」とエドモン・ダンテスは叫んだ。 「１２年間だ。その間にこれまであった有名な脱ひきこもり事件について繰り返し 考えてみたのだが、脱ひきこもりに成功したという例はきわめてまれなのだ。 上首尾の脱ひきこもり、大成功の脱ひきこもりは、細心に計画され、ゆっくり時間 をかけて準備されたものばかりだ。それからまた僥倖に恵まれたという例もある。 機会を待とう。わしを信じてくれ。そしてその機会がきたら、早速それを利用しよう」 「あなたは１２年もの間、どうやって気をまぎらすことができたのです？」 「思索をしたり、自分のために同人誌を作ったりしていた」 「同人誌ですって！紙やペンやインクをあなたは自分でおつくりになったのですか！」 「そうなんだよ」 ダンテスは感嘆の目をみはって、ファリア神父を見つめた。 「でも、そんな本をお書きになるためには、いろいろと資料を調べることも必要だった でしょう。そんな資料はどうなさったのですか？」 「かって、わしの部屋には五千冊ほどの本があった。それを何回も読み返したおかげで 正しく選択された百五十冊の本があれば、人間に必要なすべての萌え属性が得られる ことを、わしは発見したのだ。わしは三年間を、この百五十冊の本を繰り返し読む ことについやした。そのおかげで、ちょっとばかり記憶力をはたらかせれば、それら の萌え属性を自由に呼び出すことができるようになった。 今だって、メイド、妹、眼鏡っ娘、猫耳、ブルマー、しっぽ、ナース、女教師、 などを組み合わせてあなたにぴったりの萌えキャラを描き出してみせることができる だろう。わしがここにあげたのは、最も重要な萌え属性にすぎない」 「では、キャラだけではなくいろいろな萌えストーリーもご存じなのですね？」 「わしは、アニメ風、コミック風、ライトノベル風のストーリーが作れる。また古代 ギャルゲーの力をかりて、現代風のギャルゲーのストーリーも作ることができる。 わしは、まず自分の知っている萌えストーリーパターンのデータベースをつくった。 そしてそれらを整理し、組みあわせ、いろいろにひねくりまわして、なんとか自分の 満足がいく萌え同人誌を作りだすことができるようになった。ひとを興奮させるには 不十分かも知れないが、自分の萌えポイントはきっちりと押さえて描いてある。 そして、わしがハァハァするにはそれで十分なのだ」 「わたしは、こんなことを考えました。この目的を達成するために、これほど多くの 知恵をお使いになったあなたがもしひきこもりでなければ、どれほどのことがおでき になったでしょうね？」 「おそらくはなにもできなかっただろう。この萌えにあふれた頭脳も、くだらない 雑事のために雲散霧消していただろう。人間の知恵の中に隠されている禁断の鉱脈を 掘りあてるためには、不幸が必要なのだ。ひきこもり生活が、あちこちに漂っていた わしの才能をただ一つの場所に集めてくれたのだ。ご存じのことだろうが、雲がぶつ かり合うと、電気が生ずる。電気からは稲妻が生ずる。そして稲妻からは空飛ぶ鬼娘 が、空飛ぶ鬼娘からは巫女と雪女と机を投げる怪力女が生ずるのだ」 「わたしにはさっぱりわかりません」と、ダンテスは自分の無知にがっかりして 言った。 神父は微笑した。 「ああ！お若いかた！」と、神父は言った。「人間の知識なんて、ごく限られた狭い ものだ。そこで、もしわしがあなたに、特撮、アニメ、コミック、ゲーム、玩具、 それからわしの読んだ６、７種のジャンルの娯楽小説についての知識を教えたら、 あなたはわしの知っているすべての萌えネタを知ってしまうことになるだろう。 さて、その知識をわしの頭からあなたの頭に移すためには、２年もあったらいい だろう」 「２年ですって！」と、ダンテスは言った。「それらのことをそんな短期間で全部 学ぶことができるとお思いですか？」 「応用はできないだろうが、パターンは習得できる。学ぶことと作ることは、別の ことだ。物知りと作家とがいる。前者を作るのは記憶力であり、後者を作るのは 哲学だ。哲学は学んで得られるものではない。哲学は、もろもろの萌え対象を完全 に理解した天才だけに許される、萌えの総和だ。キリストはこの哲学により、人類 史上最大の萌えキャラになることができたのだ」 『モエ・クリスト伯（邦題：巌窟オタ）』 Ａ・デュマ 執筆担当：古賀 【笛育市大喜利掲示板】 http://www.btinternet.com/~akko.o/tfjc/ 5. しーもす君と小猫さん―――――――――――――――――――――― しーもす：イラクで日本人が人質に 小 猫：これが届く頃には解放されていると願いつつ しーもす：サラヤ・ムジャヒディンとはいったい何派なんでしょう？ 小 猫：サラヤは自然派ですよ。 「我々は日本人にヤシノミ洗剤を使うことを要求する！」 しーもす：環境を考えてるとは思えないが 小 猫：「犯人グループとは無関係です」と新聞広告するサラヤ しーもす：関係ねえだろ 小 猫：でも「アッラー、油汚れよく落ちる」という広告コピー しーもす：解放されないぞ 小 猫：「本日開放」という大見出しの新聞を手にした客でパチンコ屋が賑ったそ うです しーもす：字が違うよ 小 猫：不謹慎にまた来週〜！ 執筆担当：しーもす 【しーもす書店】 http://www.kasugai.com/cmos/ ――【広告】―――――――――――――――――――――――――――― ★【旅の指さし会話帳 国内編２ 大阪】 ★【クリスマスおもしろ事典】 http://myshop.esbooks.co.jp/myshop/cmosbooks?shelf_id=01 買うならしーもす書店 ☆ 21世紀の服飾をリードする 【IYA De GENKAI】 http://www.eva.hi-ho.ne.jp/~goliyaku/index.html ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― このメルマガは、Ｑ嘘加盟Webサイトの管理者が順番に執筆しています。 登録と解除 http://www.interq.or.jp/ski/sakana/quso/regist.html 過去の号：http://www.interq.or.jp/ski/sakana/quso/backnumber.html 嘘屋本舗 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