――QuickUSOYA2004.4.27―――――――――――――――――――――

今週の内容........

1.「しーもす君と小猫さん」(担当:週刊魚魚)
2. 更新情報(週刊WEBマガジンSAKANAFISH)
3. 現代厨房文学館  by 古賀
4.「しーもす君と小猫さん」



1.しーもす君と小猫さん ――――――――――――――――――――――


しーもす:しーもすでーす。
小  猫:赤いお目目がパッチリチャーミング、三時のおやつ、晩酌のおつまみ、
     行楽のお供に、小猫でーす。
しーもす:古いCMのようですね。
小  猫:そんな小猫ですよ。
しーもす:本当に目が赤いですね。
小  猫:最近寝てないんですよ。
しーもす:それはいけない。クロロホルムをしみこませたハンカチでもお送り
     しましょうか。
小  猫:それはやめていただきたいのです。
しーもす:糸を通した五円玉でもいいですか。
小  猫:もうちょっと自然な眠りを提供するものを送ってください。
しーもす:そういえば最近お仕事が忙しいとかで。
小  猫:そうなんですよ。
しーもす:何がお忙しいのですか。
小  猫:この書類の山を見てください。
しーもす:わああすごい量ですねえ。
小  猫:この書類を明日までに全部このホッチキスでとめないといけないのです。
しーもす:それはまたつらいですね。
小  猫:これだけの書類…いかに剛ホッチキス・村雨といえど、とめられるもの
     だろうか…
しーもす:ホッチキスにも剛とか名とか妖とかあるんですか。
小  猫:ホッチキスと言うのはそもそも機関銃メーカーで。
しーもす:みんな知らないと思ったら大間違いです。
小  猫:まあそんなこんなでここ数日ずっと徹夜だったんです。
しーもす:それはたいへんですね。
小  猫:なかなか「りゅうのかぎ」が見つからなくて。
しーもす:ゲームじゃないですか。
小  猫:まあ書類は片手間にやって済ませましたけど。
しーもす:あ、ほんとだ。みんなすでにとめてある。
小  猫:そうして明け方近くにゲームのコントローラーを握ったまま
     うつらうつらとしていたときです。窓から私をねらうものの目が
     きらーん。
しーもす:え。
小  猫:そのおそるべき吸血うさぎが私の首元にがぶりいいいとおおおおおお!
しーもす:あああああ!小猫さんがうさぎにいいいい!
小  猫:ぴょーんぴょーん。




2.更新情報募集のお知らせ ―――――――――――――――――――――――――


■週刊WEBマガジンSAKANAFISH
http://www.sakanafish.com/

「世の中いろんなトラブル続き。四角い仁鶴がまーるくおさめまっせー!」
よく見ていただければわかるのですが、この番組で解決策を示すのは
いつも弁護士さんであり、内部では相談員同士の醜い罵り合いがくりひろげ
られているのに、それをもまーるくおさめようとはしてくれません。
「カウスボタンさん参考にしてください。」



今週の特集は「SAKANAFISH日本タイピングゲーム
たたかえきせかえまふるちゃん」です。
Netscapeのサイトのロゴの横に日本と書かれているのにどうもなじめない
あなたにおすすめ。

ほかにも新体操まんが果糖水的生活168やふたご対談などもあります。


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嘘関係のサイトの更新情報等、何か告知がありましたら
こちらの更新情報で紹介いたします。
紹介したい方はこちらまでご連絡ください。
q_usoya@yahoo.co.jp
まで。

 

3. 現代厨房文学館 ―――――――――――――――――――――――――――

  
1. 「今週のシェイクスピア四大悲劇」―――――――――――――――――――――

マクベス  なんだ、あの奇怪な三人は?どう見ても、この世のものとは思われぬ。
第一の議長 ようこられた、マクベス殿!座布団5枚で二つ目を得られたお方!
第二の議長 ようこられた、マクベス殿!座布団15枚で真打に昇進されたお方!
第三の議長 ようこられた、マクベス殿!いずれさらにすごい真打になられるお方!
バンクォー どうした、わしには何も言わぬな。もし貴様たちに、時の苗床を見通し
芽の出る新入りと朽ち果てる新入りの見わけがつくなら、さあ言ってみろ。
第一の議長 ようこられた!
第二の議長 ようこられた!
第三の議長 ようこられた!
第一の議長 マクベス殿ほど面白くはないが、ずっと面白い答えだ。
第二の議長 それほどふかふかではないが、もっとふかふかの座布団だぞ。
第三の議長 子孫が真打になる、自分がならんでもな。 

http://homepage3.nifty.com/fueiku/ohgiri/index.html(笛育市大喜利)

自分はバンクォーの子孫っぽいと思われる人はふるってご参加を。

2. 「現代厨房文学館」 (その15)――――――――――――――――――――――

その男を手始めに、その日一日、わたしの上には、いろいろな人が入れかわり立ち
かわり、さまざまなカキコをしていきました。そして、だれも、わたしがそこにいる
ことを――彼らがハッキングから夜のおかずまでを手広くカバーする巨大掲示板だと
信じきっているものが、実はわたしという管理人の、血の通った肉体であるという
ことを――少しも悟らなかったのでございます。
まっ暗で、身動きもできないサーバーの中の天地。それがまあどれほどあやしく魅力
ある世界でございましょう。そこでは人間というものが、日ごろ目で見ている人間と
は全然別な不思議な生きものとして感ぜられます。彼らは、名前と、投稿日と、メー
ル欄と、IDと、発言と、そしていくつかの妖しい魅力に富むAAにすぎないので
ございます。
この驚くべき発見をしてからというものは、わたしは最初の目的であった事業などは
第二として、ただもう、その不思議な平面の世界に惑溺してしまったのでございます。
板の中の萌え(!)それがまあ、どんなに不可思議な、陶酔的な魅力を持つか、実際に
巨大掲示板になってみた人間でなくては、わかるものではございません。それはただ、
文章と、AAと、そしてわずかのうp絵のみの萌えでございます。平面の世界の萌え
でございます。決してこの世のものではありません。これこそ、悪魔の国のハァハァなの
ではございますまいか。考えてみれば、この掲示板の、人目につかぬすみずみでは、
どのような異形な、恐ろしいスレッドが放置されているか、ほんとに想像のほかで
ございます。


『人間板』 江戸川乱歩




執筆担当:古賀
【笛育市大喜利】
http://homepage3.nifty.com/fueiku/ohgiri/index.html


5. しーもす君と小猫さん――――――――――――――――――――――


しーもす:そういうわけなんですが、うさぎになった小猫さん治るでしょうか。
沢木博士:ふーむ。これは大変珍しい症例だな。だが、やってみよう。
しーもす:お願いします博士。
沢木博士:まあ、そんなに期待しないでもらいたい。私にだって限度はある。
     所詮、人間というのは、この壮大な世界の壁ににへばりついた
     小さな蟻に過ぎないのだからな。
しーもす:そ、そんな、なにか最近の辛気臭い大作アニメみたいなこと
     言わないでください!
沢木博士:ちなみにわたしに、何かも出るがいると思ったら大間違いだ。
     原典を探そうとするだけ無駄だよ、アーハッハッハッハッハ!
しーもす:…まあいいですから小猫さんを診てください。
沢木博士:ふーむ。これは大変珍しい症例だな。
しーもす:それはさっきも言いましたよ。
沢木博士:ふっ、さっきも言った、か…。そうだ、たしかに言った。
     だが、繰り返して何が悪い?所詮すべての生き物は輪廻の糸車に
     からめとられた、無力なハエに過ぎないのだよ。
しーもす:もういいですから。
沢木博士:よし、緊急手術だ!しーもす君、汗!
しーもす:まだ自分でふけるだろうっ!


沢木博士:ふう…オペは何とか成功した。
しーもす:だ、大丈夫なんですか、小猫さんは…
沢木博士:ああ、なんだったら本人に聞いてみるといい。
しーもす:こ、小猫さん…大丈夫ですか…
小  猫:                ×
しーもす:ああああっ小猫さんがみっふぃーちゃんに!

執筆担当:週刊魚魚
【週刊WEBマガジンSAKANAFISH】
http://www.sakanafish.com/


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