――QuickUSOYA2004.5.25―――――――――――――――――――――

今週の内容........

1.「しーもす君と小猫さん」(担当:まき・とうこ)
2. 更新情報(週刊WEBマガジンSAKANAFISH)
3. 玄界灘男の「お仕事できたかな?」
4. 5月嘘屋チャットのご案内
5.「しーもす君と小猫さん」



1.しーもす君と小猫さん ――――――――――――――――――――――


小 猫 :実はちょっと頼みがある。
しーもす:なんだ。金ならないぞ。
小 猫 :失礼な、なんだ人が金を借りようとしてるといきなり決めつけるよう
     なその口調は。
しーもす:では、そう決めつけられるような覚えはないとでも言うのか。
小 猫 :話がそれているようだな。
しーもす:あいにく順調に軌道上だ。
小 猫 :過ぎたことをいつまでも気に病むなよ。
しーもす:ところが僕には過ぎたことを大いに気に病む立派な権利があるのだ。
小 猫 :なんて未練がましい奴だ。君を見損なったよ。
しーもす:人に借りた金を未練扱いする奴に見損なわれる筋合いは1ミリもない。
小 猫 :些細なことを蒸し返しやがって。お前なんか、男の皮をかぶった女だ。
しーもす:君に貸した金を些細扱いされるくらいなら、僕は喜んで妊娠する。
小 猫 :ねえ。やめようよ。ぼくらは友達だったじゃないか。
しーもす:いつ?
小 猫 :あの頃ぼくらは同じ冗談に笑っていたじゃないか。
しーもす:別々にな。
小 猫 :そんなこと言ってこの。まったく。本心では僕に金を貸したいくせに。
しーもす:びた一文却下する。
小 猫 :あたしってば、お金って聞いただけでもう貸したくて貸したくて、うず
     うずしちゃうんです。
しーもす:その予定はない。
小 猫 :強がらなくていいんだよ。僕にだけはちゃんと見えるんだよ。本当の君
     は、ちょっと寂しいだけの素敵ないい子なんだよね。
しーもす:いや芯までみちみちに悪意のカタマリで結構だ。
小 猫 :そんなに照れちゃって。うふ。
しーもす:うふはやめろ。もう帰って寝ろ。夜中の2時に人んちによじのぼってきて
     窓枠にしがみついてる奴に借金を申しこまれるには、人生はあまりにも
     短いのだ。
小 猫 :ちくそう覚えてろ。絶交だ。もうあたしたちは終わりよ終わりなの
     よっ。
しーもす:なんて素敵な言葉だ。心が洗われるような気分だ。僕は頻尿の気がある
     んだが、今夜から安眠できそうだ。♪らんららんら〜
小 猫 :あっ。あっ窓を力いっぱい閉めてはいけ手があ痛っ、あっあああ


2.更新情報募集のお知らせ ―――――――――――――――――――――――――


■週刊WEBマガジンSAKANAFISH
http://www.sakanafish.com/

小泉首相訪朝の成果が取りざたされているが、ここではそんなことよりも
平壌名物平壌冷麺について深く掘り下げてみたい。
平壌冷麺は、名前の通り冷たい。夏などに食べるには最適であろう。
しかし冬にはとても食べられない。何しろ冷たい麺なのだ。
平壌は緯度も高く、近辺に暖流も流れない大陸性気候の寒冷の地である。
以下に暖房設備オンドルがあるとはいえ、冬に冷麺など食べるのは自殺行為である。
現に高句麗最後の王、若光王は唐・新羅の連合軍に攻められた際に、
一杯の冷麺をすすって自決しようとしたことがあるとかないとかいう。
つまり平壌は、冬になると名物がひとつ消滅することになるのである。
一年のうち特定の季節は名物が消滅する。なんという悲しいことであろうか。
いわば自らのアイデンティティが毎年崩壊するのだ。恐るべき事態である。
その心のすきまを埋めるために、拉致や核開発などの行動に走る――――。
そう考えるのは、うがちすぎであろうか。(岩)


今週の特集は「日向守殿家中覚帳」です。
帳ですわんわん。

ほかにも手編みまんが果糖水的生活171や
ふたご対談などもあります。


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嘘関係のサイトの更新情報等、何か告知がありましたら
こちらの更新情報で紹介いたします。
紹介したい方はこちらまでご連絡ください。
q_usoya@yahoo.co.jp
まで。

 
3. 玄界灘男の『お仕事できたかな?』 ―――――――――――――――――――

第10回 ヤンエグって何?編「やばいよ、やばいよ〜お客さん!」

さて、当社は「寄せ集め集団」にして「仕事するよりみんなで近辺探索」の方が好き、
という社員の固まりなので、仕事が来ると「え〜」という反応が大勢を占めるのです
が、かといって地中から黄金の固まり(釜)が出てくるような善行を積んだ人がいる
訳でもなし、結局は仕事しなければならない訳です。しかしながら、世の中良くした
モンで、こんな我々でも「まあ、版下組めるんならチラシ作ってみない?」というお
客がいる訳です。
こういった社会というのは「実績」が物を言いますので、「化粧品やった事あります。」
「車?はい、大手様より仕事承ってますですよ、旦那。」なんて言っていれば、そこ
そこ横のつながりができるものです。また、下町ですので町内のおつきあいもあった
りします。
歩いていける距離にそこそこ名の通った企業もあるので、そこからの仕事なんかも受
けさせていただいておりました。
皆さんは「化粧品や薬はくそう倍」という言葉を御存知かも知れませんが、かの業界
はとにかく原価が安く、買価が高いので有名なのです。買価が2000円の商品だと原価
が100円くらいなのはざら。その上品質管理が杜撰なのも特筆すべき点でしょう。さす
がに大手ではそんなことはありませんが、「返品になった乳液やクリーム」を大きな
ポリバケツにあけて、大きな木の棒でかき混ぜながら、香料を入れるとあら不思議、
新商品が出来上がる、などという現場はいやと言う程見せていただきました。
「ああ、これなら原価の10〜20倍の価格つければ儲かるなあ。」という感覚は誰でも
が持つと思いますが、「これを顔につけるのはやだなあ。」という感覚は現場を見た
人間だけの感覚かも知れません。なにせ社長自らポリバケツの撹拌をしてるんですか
ら。
まあまあ、そんなのは可愛い方です。その会社から紹介されて行った会社は、何か独
特の雰囲気がありました。工場の人がやけに無口、営業さんはあまり外出しない、総
務の人は要望を言わない、しかし、製品はドンドンと運び出されて行く、まるで流通
の仕組みが判らない会社でした。総務の人に聞くと「いやあ、当社は流通先を確保し
ておりますし、いわば独占企業ですから経営に心配ないんですよ。玄界さんには『新
しいお客さん』を確保するための販促物を作っていただければそれで。」という答え
が返って来るのみです。「まあ世の中にはそういう会社もあるんだな。」と思ってい
ました。この会社、1階が工場、2階が事務所になっているのですが、オーナーが住
む3階と何が何やらの4階にはやたらと人の出入りが多く、その人たちが「人と目を
合わせない」人たちなので不思議に思っていました。いつもの総務の人に聞くと「や
あ、ちょっとした自己開発セミナーをやっているんですが、見ます?」というばかり。
断り続けたところそのうちに仕事が来なくなりました。後で聞いてみると「ある宗教」
の傘下にある会社との事。どおりでイメージキャラクターが「ようこそここへクック
クック」の人だったということにセミナー勧誘を断った後で気付いた訳です。いま考
えるに、私が断った後に仕事を受けた広告屋さんの中には、素晴らしいセミナーを受
け、あっちの世界に行っておしまいになった方もいるのでは無いかと思っていますで
す。

(次回は「フィギュアの鬼、だめだめ二代目連。」をお送りする予定。)

執筆担当:玄界灘男
【駄嘘!】
http://www2.ocn.ne.jp/~genkai/index.html


4. 5月嘘屋チャットのご案内――――――――――――――――――――――


日時:5月29日22時より、翌26時まで(延長あり)
方法:「みんなのチャット」を使ったチャット。
場所:当日21時50分頃に「嘘屋らくがき帳」にてお知らせ。
当日は、初めていらした方の為のサポートも行います。
皆さまのご来店を心よりお待ち申し上げております。
「チャット担当」の玄界灘男です。
当日のサポートは「ダイエットは重き荷を背置いて遠き道を」で
お馴染みの流水木さんが「Chat Bar 一円店」で行ってくれますよ。
なお、チャットは、敬称省略でお楽しみ下さいね。



5. しーもす君と小猫さん――――――――――――――――――――――


小 猫 :こんばんは。こんこん。もしもし。こんこんこん。
しーもす:まだ生きてたか。ここは3階だぞ。寒くないのかこの夜中にぱんついっ
     ちょで。
小 猫 :この鬼。ハイエナ。金の亡者。
しーもす:お言葉を返すようが、君が踏み倒した額を鑑みると、僕には日本一立派
     な金の亡者になる資格があると思う。
小 猫 :お前なんか死体にたかるハゲタカ以下だ。
しーもす:僕がハゲタカ以下なら、君は髪を抜いても売れるわけでもない羅生門死
     体以下男だ。
小 猫 :友達から利子をふんだくりやがって。
しーもす:トイチであることは最初から合意の上だろう。
小 猫 :トイチとか言って、君のトイチは10時間1割じゃないか。
しーもす:そんなひどいこと僕がするか。10時間1割だなんて失礼な。この借用書を
     よく見ろ、それは10分間1割だ。
小 猫 :えっ。何。あっ。わざとらしい折れ目にケシ粒のような字でっ。
しーもす:いやあ金額の爆発的にふくらむことといったら、あたかも転がり苔むす
     雪ダルマを愛でているかのようで楽しいのなんの。
小 猫 :なんて姑息な。僕はやり直しを要求する。明日までに家賃を4つ入れな
     いと大家が今度はぱんつまでひっぱぎに。
しーもす:誠に申し訳ないが、そんなことは僕の知ったことではない。せいぜい遺
     書に『借用書はよく読んだ方がいいよう』と書いておけと助言するの
     が関の山だ。
小 猫 :ちくしょう敵に後ろを見せる気か卑怯者!
しーもす:卑怯関係は僕が引き受けるから、君はコゼットの母ちゃんみたいに髪で
     も歯でも売り飛ばして、仏文古典と劇団四季ミュージカルになって、
     清く正しく勝手に語りつがれてくれ。ではご機嫌よう。
小 猫 :ままま待て。よし、では、交換条件を出そう。
しーもす:なんだ、金を返すことか?
小 猫 :うぎゃー!勝負は勝ち負けではない!正論は正しくない!
しーもす:うるさい。僕はもう寝る静かにしてくれ。
小 猫 :そ、そ、そそそれだそれそれそれああ。ああああなたもう寝ましょう
     よ。あたしのカラダでお支払いするわ好きにして好きに。うふ。うふ
     ふふ。
しーもす:うふはやめろ。うふ禁止!こっこらそんなふうにぱんついっちょの男が
     窓から、近所の目というものが、うわっなんてぬるぬる、よせっ何を
     す

小 猫 :

しーもす:
小 猫 :

しーもす:

小 猫 :うふ。
しーもす:うふはやめろというのに。



執筆担当:まき・とうこ
【The Total Frontal John Cleese】
http://www.btinternet.com/~akko.o/tfjc/

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