―――QuickUSOYA2004.11.2――――――――――――――――――

今週の内容........
1.「しーもす君と小猫さん」(担当:週刊魚魚)
2. 更新情報(週刊WEBマガジンSAKANAFISH)
3. 玄界灘男の「お仕事できたかな?」 
4.「しーもす君と小猫さん」


1. しーもす君と小猫さん  ――――――――――――――――――――――――

しーもす:あんこが本当に好きな人はつぶあん派だと、僕は思うのさ。
小  猫:そうなの。
しーもす:小豆の風味と、甘さのハーモニーが一番生かせるのは、つぶあんなのさ。こ
          しあんが好きとか言ってるようなあんこ半可通は、ミキサーにかけてこしあ
          ん状にしてやるべきだと思うのさ。
小  猫:……。
しーもす:え、僕の顔に何かついてる?
小  猫:ううん、こしあんを罵ってる時のあなたって、ほかのどんなときよりも輝い
          てる。
しーもす:え、そうかな。
小  猫:いつだったっけ、このバーで、こしあん派の作家にS.T.Oをかけたの。
しーもす:スペーストルネードオガワ?
小  猫:そう、ハッスル。あの時もあなた輝いてた。頭に突き刺さったガラスの破片
          をとろうともしないで、警察に連行されてた。「つぶあんフォーマーベラス」
          って、ずっと叫んでる姿、ほんとに輝いてた。
しーもす:そんなこともあったかな。
小  猫:「つぶあんフォーマーベラス」…意味、わかってるの?
しーもす:さあ。
小  猫:でも、ほんとよ。
しーもす:どうしたんだい。急にそんなこと言い出して…。
小  猫:フフッ、別に。
しーもす:なんだよ。
小  猫:別に何もないの。だけどね。
しーもす:なんだよ。
小  猫:つぶあんを語ってる時のあなたって、こしあんみたいだなって。




しーもす:表出ろやくるあああああああっ!!
小  猫:望むところろじゃボケエエエエエエッ!!


2.更新情報のお知らせ ――――――――――――――――――――――――

■週刊WEBマガジンSAKANAFISH
http://www.sakanafish.com/

2005年カレンダー予約開始をいたしました。
カレンダー(布袋寅泰)

今週の特集は「ひよすちゃんえにっき」
些少ですがお納めください。

そのほかにもびんまんが果糖水的生活183ふたご対談などあります。


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嘘関係のサイトの更新情報等、何か告知がありましたら
こちらの更新情報で紹介いたします。
紹介したい方はこちらまでご連絡ください。
q_usoya@yahoo.co.jp
まで。

3. 玄界灘男の「お仕事できたかな?」 ――――――――――――――――――――

 
第15回 それいけ横文字商売編「え?そんなんでいいの?」

まあ、なんとなく「ぶらぶら&だらだらライフ」を送っていたのですが、近所では「玄
界さんとこの灘男さんは毎日家にいるようだが、ありゃあ何をしているのだ?」「過激
派かなんかで家で爆弾を作っているのかもしれない。」「いや、会社の金を遣い込んで
クビになったらしいぞ。」とあらぬ噂がたつやらたたぬやらで、家族が肩身の狭い思い
をし始めて来た頃、新聞の広告欄に一件の求人広告が出ていたのに目がとまりました。
「会社創業のためメンバーを募集します。高給優遇。プランナー、デザイナー、コピー
ライター、営業など。」
なんのこたあない、誰もいない会社なのです。「なんだよ、その『など』ってえアバウ
トな求人は。」と思いつつも、取りあえず冷やかしで応募することにしました。
とりあえず電話をかけると「じゃあ、明日来て下さい。」といって電話を切ろうとする
ので、「あの、履歴書や作品集なんかはいいんですか?」と聞くと「そうですね、あっ
た方が話がしやすいかもしれませんね。じゃあ、持ってきてください。」という返事。
なんか大変に胡散臭い会社でした。「じゃあ」じゃねえだろうよ、「じゃあ」じゃ。
翌日一張羅の背広を着て訪問したところ、面接は会議室で、すばらしい大テーブルで向
こうにはずらっと5人もの面接官が並んでいるのです。入社して判ったのですが、この
大テーブルと椅子は大層高価なもので、会社を設立するという時に舞い上がった専務が
「一番いいのを持ってこい!金ならあるぞ!」と田舎の俄成金みたいなノリで買ったも
のだそうです。まったく他に必要なものがあるというのに。
5人の試験官は矢継ぎ早に質問をするのですが、どうも質問内容に統一性がない上に、
何をいっても感心するのです。「へえ、コピーライターの勉強したの?」「え、写植も
打てるの?」「この写真も撮ったの?」5人そろって「すごいねえ?。」
仮にも「広告代理店」と銘打っているのですから、いちいち騒ぐほどのこともないのに
なあ、と思いつつ、会社を後にしました。
それから1週間くらいして、「あ、そういえばあそこの会社返事くれないけどどうなっ
たんだろう?」と思って電話をしてみました。
「あの、こないだ面接に伺った玄界なんですが、結果などはいかがだったのでしょうか?
」
「あ、玄界さん?ちょっと待ってくださいね。(ごにょごにょ)あ、明日から来て下さ
い。」
まず私が発した言葉は「ふぇ?」それから「あ、では何時に?」でした。すると相手は
「え?と、9時から10時くらいに。」なんだ?そのアバウトな時間指定は、と思いつつ、
「ではお伺いしますね。」といって電話を切りました、釈然とはしてませんでしたけど。
翌日9時に行くと、誰もいない上に電気もついておらず、仕方ないので適当な椅子に腰
掛けていると、この間の試験官の一人が入って来ました。
「あれ?今日からですか?」「ええ、まあ。」とすっとぼけた挨拶を交わし、とりあえ
ず関係者が来た事にほっとしていると、その人は急にこう言いました。
「いやあ、僕も一週間前に入ったばっかりだし、広告の仕事したことないんだよねえ。
難しいの?広告の仕事って?」
なんだよ、そりゃあ、ずぶの素人で入社したての人間に面接させたのかよ。と思いなが
らも「いや、そんなに難しくはないと思いますよ。」とお愛想を言っていると、さらに
その人は「みんなそんな感じなんだよねえ、ここ。」と追い撃ちをかけてくれました。
聞くところによれば、社長は親会社(印刷会社)と兼任、専務は銀行からの天下り、副
社長が元電通、あとは印刷会社とデザイナー学校の先生をしていた人が創立メンバーで、
それに事務のお姉さんが2人という構成。面接には事務員以外が全部出席、そのうち2
人はずぶの素人だったわけです。
「大丈夫かいなあ、この会社。」と机に座るやいなや文庫本を読み出した同僚の人の姿
を見ながら思った玄界なのでした。
「あ、そういえば給料の話聞いて無い!」

(次回は「しょっぱなから頭を下げ。」をお送りする予定。)



執筆担当:玄界灘男
【駄嘘!】
http://www2.ocn.ne.jp/~genkai/


4. しーもす君と小猫さん ――――――――――――――――――――――――

しーもす:あれ、あのバーの前で何か戦ってる人がいるよ。
小  猫:なんだかあんこにまみれているね。
しーもす:夜に甘いものを食べると太るから気をつけたいね。
小  猫:男の人が女の人の鼻の中に小豆をつめこもうと狙っているよ。
しーもす:なかなか見られない狙いだね。
小  猫:あっ、女の人がガーターベルトに挟んでいるのは寒天だね。
しーもす:拳銃とかだったらアクション映画の絵になるんだけどね。
小  猫:あれは羊羹狙いかなあ。
しーもす:羊羹狙いだね。
小  猫:あんこの戦いもたいへんだね。
しーもす:何しろ前例がないからね。
小  猫:もしあったとしたら、タイムマシンを発明して注意に行きたいね。
しーもす:怒りは発明の原動力だからね。
小  猫:あっ、なんだか警察の人が来たようだよ。
しーもす:社会の厳しさを知るべきだね。
小  猫:つれていかれているね。
しーもす:このあんこは誰が掃除するんだろうね。
小  猫:カラスも糖尿病にならないように気をつけて欲しいね。



執筆担当:週刊魚魚
【週刊WEBマガジンSAKANAFISH】
http://www.sakanafish.com/

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