――QuickUSOYA2005.1.11――――――――――――――――――

今週の内容........
1.「しーもす君と小猫さん」(担当:週刊魚魚)
2. 更新情報(週刊WEBマガジンSAKANAFISH)
3. 現代厨房文学館 by 古賀 
4. 旧正月も嘘競演開催中のお知らせ
5.「しーもす君と小猫さん」

1. しーもす君と小猫さん  ――――――――――――――――――――――――


小  猫:謹賀!
しーもす:新年!
小  猫:食べても食べても武者小路実篤にならないもとかけてなんととく?
しーもす:そもさんともせっぱとも共通点ないですよ謹賀新年。
小  猫:すいませんね、何しろ正月ボケが激しいもので。
しーもす:激しいんですか。
小  猫:昨日も数の子をすごろくのコマと間違えて福笑いがおじゃんになるところで
          した。
しーもす:絵に描いただけで存在しないようなお正月ですね。
小  猫:こんなことでは安心して二月の正月が迎えられません。
しーもす:二月にはやってこないので迎えなくてもいいですよ。
小  猫:何とかして正月ボケを直さないと。
しーもす:直せばよいではないですか。
小  猫:しかし正月なので直してくれそうなところがどこも休みなのです。
しーもす:ですから正月ではないんですってば。
小  猫:このままでは正月が肺に転移して肺正月に。
しーもす:大事なのかどうなのかさっぱりわかりませんよ。
小  猫:何とか正月営業している病院を探さなくては。
しーもす:もうどこも通常営業ですよ。
小  猫:点滴の餅は丸餅で焼いたのがいいです。
しーもす:そんな正月ボケの医療体制はとろうと思ってもなかなかとれません。


2.更新情報のお知らせ ――――――――――――――――――――――――

■週刊WEBマガジンSAKANAFISH
http://www.sakanafish.com/

今年一年の運勢を「ひよすちゃんおみくじ2005」で占おう!
あしたもあさってもうらなおう。
そのほかにもおしくらまんが果糖水的生活188などあります。


――――――――――――――――――――
嘘関係のサイトの更新情報等、何か告知がありましたら
こちらの更新情報で紹介いたします。
紹介したい方はこちらまでご連絡ください。
q_usoya@yahoo.co.jp
まで。



3. 現代厨房文学館――――――――――――――――――――――――――――――
 
1. 「今週の伝染るんです」――――――――――――――――――――――――――

「あっ、流れ星!」
「願い事しなきゃ!」
(座布団が25枚私のものになりますように…座布団が25枚私のものになります
ように…)
「なにをお願いしたんだい?ミッチー?」
「ふふ…ナイショ(はあと)」

http://homepage3.nifty.com/fueiku/ohgiri/index.html

ま、まさかトオル君も私と同じ『さらにすごい真打』獲得の夢を!!!!!
そんなこんなで参加お待ちしております。


2. 「現代厨房文学館」 (その27)――――――――――――――――――――――

ここは特殊警察機構の八九六〇五分署。私はその署長。この地区一帯を二十名の
部下とともに受け持っている。
「この人物は、これまでの盗聴の記録、その他のデータなどから、容疑は濃厚です」
「よし、急襲しろ。抵抗したら容赦なく射殺せよ。ひとりは小型テレビカメラを
胸につけて行け。それを見ながら、わたしはここで指示を与える」
「はい」
私服の部下たちが逮捕に出動した。
「動くな。特殊警察だ。動くとすぐ射殺するぞ」
部屋の中にいたのは、十七歳ぐらいの少年ふたり。特殊警察と知ると、あわてて
机の上の紙を破り捨てようとしたが、部下に強引に取り押さえられた。
古い古い雑誌のきれはし。それをコピーしたものだ。複写したものをさらに複写した
ためか、ずいぶんぼやけているが、あきらかに写真がのっている。
頭にホワイトプリムをつけ白いエプロンドレスをした少女の人形。いまわしい写真だ。
「にくむべきMの写真だ……」
私はつぶやく。Mとしか口に出せない。萌えフィギュアなどと、語の全部などとても
言えたものではない。
「証拠は充分だ。そいつらを連行してこい」
部下が二人の少年に手錠をかけた。そのさわぎで、ひとりの母親らしいのが奥から
あらわれ、部下達に泣きながらとりすがる。部下はその婦人をけとばし、少年たちを
連行する。現行犯ではないか。この少年二名は、萌えフィギュアへの興味や関心を
示していた。それで充分なのだ。特殊警察機構は、世界児童福祉最高会議の直属の
組織。いかなる政治の変化にも拘束されない独立の機関なのだ。いわば、全人類の
支持で行動しているといえる。
「これ以上われわれの行動を妨害なさると、あなたも児童福祉の敵とみなされ、連行
されることになりますよ」
「ああ……」
やがて、署に引き立てられてきた少年二人を取り調べた私は、書類を作成し、児童
福祉法廷に転送した。数日中に判決が出るだろう。どんな極刑に処せられるか、
そこまでは私の関知するところではない。
私には過去の連中が理解できない。むかしのやつらは、児童ポルノを規制したり、
エロゲーをなくしたりすれば、幼児虐待や幼児暴行を防げると考えていたらしい。
一方で萌えを論じ、萌えを記録したものを野放しにしておいても、心がまえさえ
できていれば、犯罪の発生を防げると思っていたらしい。児童福祉をとなえつづけ
れば、いつかは児童福祉が実現すると思っていたらしい。
どうも私には、わけがわからぬ。萌えの概念を一掃することを、なぜ考えなかった
のだろう。あるいは考えたのかもしれないが、だれも実行しなかった。同じことだ。
怠惰だ。怠惰な気ちがいだ。
萌えについて考える者、萌えの語を口にする者を横行させておいて、子供たちを
犯罪から守ろうとする。気ちがいじゃないか。気ちがいでなかったとすれば、心の
底から萌えが好きだったのだ。しかし、萌えが好きということは、気ちがいじゃない
か。そうじゃないか。だからこそ、前世紀のおわりごろにめちゃくちゃな幼女誘拐殺人
事件が起こったのだ。その非道さ、残虐さ、お話にもならない。
世界中の人々が、無辜な子供たちを犯罪から救うために力をあわせて、この方針が
できあがったのだ。萌えという概念を決して次代に残すまいと。いかなる犠牲を
払っても、二度と子供たちを悲惨な目にあわせまいと。たとえ、それがいかなる
犠牲であろうとも……。


『白い服のオタ狩り』 星新一




執筆担当:古賀
【笛育市大喜利掲示板】
http://homepage3.nifty.com/fueiku/ohgiri/



4. 嘘競演開催中ノオシラセ ――――――――――――――――――――――――

■嘘競演、絶賛熱闘中ダヨ!

 1/11(火) 00:00:00〜 23:59:59【御題:的】
 1/12(水) 00:00:00〜 23:59:59【御題:闘】
 1/13(木) 00:00:00〜 23:59:59【御題:歌】
 1/14(金) 00:00:00〜 23:59:59【御題:只】
 1/15(土) 00:00:00〜 23:59:59【御題:大】

 http://homepage3.nifty.com/usokyouen/


5. しーもす君と小猫さん ――――――――――――――――――――――――


小  猫:お年玉をもらいました。
しーもす:それは薬の袋ですよ。
小  猫:あ、お母さんに「預かっとくわね」って取られたらどうしよう。
しーもす:お母さんも治る方向を切に望んでらっしゃると思いますが。
小  猫:取られないように山に埋めにいきましょう。
しーもす:飲んでくださいよ。
小  猫:富士山に登ってついでにご来光を拝みに行きましょう。
しーもす:あんまり拝まれた経験のないご来光だとは思いますが。
小  猫:ではみかんを用意してください。
しーもす:みかん。
小  猫:リュックに登山帽、ピッケルにチェーンにつける正月飾りにみかんがいる
     じゃないですか。
しーもす:そこまで正月飾り付けなくても。
小  猫:犬ぞりや白熊の内臓につけるみかんもいりますね。ああ、とてもみかんが足
          りない。
しーもす:富士山はマッキンリーではないですよ。
小  猫:これは富士山に行く前に和歌山県に行かなくては。去年、ひさしぶりにみか
          ん生産量日本一を愛媛県から奪回した和歌山県にみかんを取りに行かなくて
          は!
しーもす:どれだけ持っていく気ですかみかんを。
小  猫:早速この犬ぞりで和歌山県に向かいます。では、よいお年を!
しーもす:和歌山県に着く頃にはそりなくなってるとおもいますが。削れて。
小  猫:今年は君たちの年だ、急げ!ハアッピイニューイヤーっ!ハッ!
しーもす:犬年ではないですて。



執筆担当:週刊魚魚
【週刊WEBマガジンSAKANAFISH】
http://www.sakanafish.com/

――【広告】――――――――――――――――――――――――――――

★【旅の指さし会話帳 国内編2 大阪】
★【クリスマスおもしろ事典・重版出来】
http://myshop.esbooks.co.jp/myshop/cmosbooks?shelf_id=01
買うならしーもす書店
                   ☆

21世紀の服飾をリードする
【IYA De GENKAI】
http://www.eva.hi-ho.ne.jp/~goliyaku/index.html

――――――――――――――――――――――――――――――――――――