――QuickUSOYA2005.3.22――――――――――――――――――


今週の内容........
1.「しーもす君と小猫さん」(担当:流水木)
2. 更新情報(笛育シネマシアター・笛育新聞社・笛育ライブラリー・笛育市大喜利/週
刊WEBマガジンSAKANAFISH)
3. 何が悲しうて英国在住日記  by まき・とうこ
4. 3月嘘屋チャットのご案内
5.「しーもす君と小猫さん」


1. しーもす君と小猫さん ――――――――――――――――――――――――

しーもす:ようやく、春めいて来ましたねぇ〜
小猫:草花が芽吹いてきて・・・・
しー:小鳥たちがさえずり・・・・
小猫:大地も大きく背伸びをして・・・
しー:おい!それは違うだろう!
小猫:波も大きくうねり始めて・・・・
しー:だから、違うってよ!
小猫:春ですねぇ〜〜〜
しー:地震だよ!
小猫:若者達も、自信をもって社会に歩み出して欲しい!
しー:「じしん」が違うだろう!
小猫:使い古されたネタですが、たまにやると新鮮ですよね!
しー:同意求めるなよ!そんなネタで!
小猫:温故知新ですなぁ〜〜〜
しー:そういう時に使う言葉かよ!
小猫:「風呂に入っていると、新しい発想が出てくる」という意味もあるらしい。
しー:ねぇよ!
小猫:冷やし中華も温めると、そこに何か新しいモノが・・・・
しー:ねえよ!
小猫:「うんこちんちん」よりは近いと思うのだが・・・・


2.更新情報のお知らせ ――――――――――――――――――――――――


■笛育シネマシアター
http://fueiku.cocolog-nifty.com/fueikumovie/

笛育シネマシアターの更新情報です。

『チャップリンの黄金餅時代』
『遊星からの物体X』

■笛育新聞社(嘘ニュース)
http://homepage3.nifty.com/DOCUMENT/news001.html

嘘ニュースの更新情報です。

『八百屋事件 選手を逮捕』
『ゆとり教育 見直し賛成78%』
『ホリえもん 33年ぶりに後ろの人が交代』

■笛育ライブラリー(嘘図書館)
http://fueiku.cocolog-nifty.com/book/

笛育ライブラリーの更新情報です。

【異郷純愛小説】 
【双翅目男女交際マニュアル】 
【魔法的交流小説】 
【蹴技習得文学】
【頓知少女小説】 
【伝統再発見本】 
【新派大悲劇的ノンフィクション】 
【出身暴露文学】
【飲食店之敵都市伝説ノベル】 
【武士道錬成コミック】 

■笛育市大喜利
http://homepage3.nifty.com/fueiku/ohgiri/index.html

現在最新のお題は第70問:決闘


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■週刊WEBマガジンSAKANAFISH
http://www.sakanafish.com/

今週の特集はないです。

完全限定生産トートバッグは現在発送準備段階中です。

今年一年の運勢を「ひよすちゃんおみくじ2005」で占おう!
あしたもあさってもうらなおう。
そのほかにも花粉症まんが果糖水的生活195やふたご対談などあります。


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嘘関係のサイトの更新情報等、何か告知がありましたら
こちらの更新情報で紹介いたします。
紹介したい方はこちらまでご連絡ください。
q_usoya@yahoo.co.jp
まで。



3. 何が悲しうて英国在住日記 そのじゅうろく。――――――――――――――――


本日は「やっぱここは英国だなあ」と感じた話、ただしミーハーバージョン、をいくつ
か。 

その1。 
友達がとある日曜日にロンドンのカムデンマーケットを流していたとき、あるCD屋の店
先にいる中年の男性にふと目を引かれました。それはよくある光景のはずなのですが、
しかしその人は、着ているものが革ジャンに革パン、しかもジャンの方がただの革では
なく、派手なヘビ系のウロコジャンなのでした。 

通常、日曜日にオヤジがヘビジャンに革パンなどを着用しマーケットでCDなんかをあさ
っていたら、それは控えめに言っても「完全にアウトな男」です。しかしその細身の人
はその姿が物凄くかっこよく、友達をはじめまわりの人をも思わず振り返らせ、見っぱ
なしにさせるような空気を発散していたそうです。 

しばらく呆けたようにその人を注視していた友人、はっと気がつきました。 

「あ、デヴィッド・ボウイじゃん、あれ」 

店の人も通行人もそれをさとりつつ、しかし特に何かが起きるわけでもなく、人々の静
かな視線を浴びながら、ボウイはCDを無心に探していたんだそうです。 


その2。 
以前わたしがテムズ南岸のロイヤル・フェスティバル・ホールで働いていたときの話で
す。その一帯は美術館や映画館などもある優雅な芸術地域で、フェスティバル・ホール
の吹き抜けの1階ロビーには感じのいいカフェとバーがあり、終日身なりのいい人々が
談笑していました。 

(もっともフェスティバル・ホールそのものは、予算にきっついシバリがあり、働く人
々はたいへんな経費節減生活を強いられてはいたけれどそれはさておき) 

そのエリア担当の警備部のおじさんと仲良くなってしゃべっていたある日。 

「きみ、ロック好きかい」 

好きだけど、と答えると、 

「そんならさ知ってるか、ジャーヴィス・コッカーがここのカフェが好きで、よくここ
に来るんだよ、サンドイッチ買って本読みながら食ってるよ、天気のいい日は前の芝生
で日なたぼっこしてるよ。今度来たら呼んでやるよ」 

ジャーヴィスの大ファンというわけでは実はなかったので、「あっそう、ありがとう」
と流してなんとなく忘れておりました。でもその後しばらくわたしとロビーで出会うた
び、おじさんは「悪いね今日もだめだったよ」「すまんな今日も来なかったよ」と、ま
るでそれが自分の非であるかのようにあやまってくれたものです。 



その3。 
リンカーンシャーにスタンフォードという小さくてたいへん上品な石造りの街がありま
す。観光客にも荒らされず、英国の古きよき上品伝統を封じこめ、いまだにきちんと存
続している奇跡のような街です。 

そこを初めて訪れたときにはわたしは「なんちう美しい街であろうか」とホレボレ思い
ました。で、あわよくば住みついたりできないだろうかと、不動産屋の店先をのぞいて
みました。するとそこにあるのは築100年や200年の華麗な石造りの、広いベッドルーム
が8室に庭つき池つき物件なんてのばかりです。しかも価格が書かれて 
いません。つまり、そこにたくさん掲げられているゴージャスな写真と説明書きのパネ
ルのどれにも、値段が表示されていないのです。 

わたしは思わず「ごめんなさい失礼いたしました」とつぶやき、ホウホウの体で退散し
ました。家を「時価」で買える人たちの街に住んじゃおうなんて、まったく考えるだに
おこがましいのでございます。 

んでもってこの街中に、瀟洒なステイショナリーショップを構える友達の話。このお店
の商品は1本300ポンドの万年筆とか、1000ポンドのクリスタルのブックエンドとか、わ
たしなどは15ペンスのボールペンと会社からちょろまかしてきた使用済みコピー用紙の
裏で生きているというのに、まったく非常識としか思えないもんばかりです。友達によ
ると、「あんたには想像もつかない世界の人々の需要があるのさ、ふふ」なんだそうで
すが。 

そのお店にある日、ちりりんとドアベルを鳴らして、ある上品な年配の女性が入ってき
ました。その女性は年配ながらぴんと姿勢がよく、ぴかぴかにキレイな顔をしていて、
そしてしぐさがとても優雅でした。やがて礼儀正しく優雅にも無造作に、女性は300ポ
ンドの万年筆を数本購入して去っていきました。 

友達あとでいわく。 

「それがね、デイム・ジュディ・デンチだったんだよあはははは、ぼくの店に来て万年
筆買ってったんだよ、よく考えてみたら近所の貴族の館で映画『プライド・アンド・プ
レジュディス』の撮影してるじゃない、だからこのへんにいたんだよわははははは。ぼ
くとしてはキーラ・ナイトリーに来てほしかったんだけどねあはははは」 


その4。 
ある土曜日の夕方、ロンドンはウェストエンドの劇場街シャフツベリー・アヴェニュー
を歩いていたとき。カーゾン・シネマという、一時期のシネセゾン渋谷のようにシブい
映画館の前の路上に人だかりがしていました。ロンドンで映画館前に人だかりがしてい
ることは珍しくないのですが、その光景が特殊だったのは、そこがカーゾン・シネマと
いう非ブロックバスター系の劇場であることと、そしてそこに集まっているのが全員、
ブラックブラザーとシスター達だったことです。 

通りかかるロンドナーたちは、その光景に気づくと「ハッ」と息をのみ、しかし思い直
したように、その集団をよけるでもなくかかわるでもなく、ごく微妙な感じで通過して
いくばかりでした。しかしもともとよそ者のわたしは平気でどんどん近づいていき、ブ
ラザーのひとりをつかまえて、一体何が起こっているのか訊ねました。 

聞き取りにくい独特の発音でブラザーいわく。 

「いやあ、ここにさあ、もうすぐさあ、サミュエル・L・ジャクソンが来るんだよう、
えっへっへへへ」 

それはたぶん「シャフト」の公開時だったと思います。夕刻のウェストエンドの一隅、
ジャクソン兄いが現われるのをじっと待つブラザーとシスターの集団の光景は、なんだ
かそれで映画のいちシーンとして立派に成立しそうでした。 


その5。 
その1の友達が、ポートベローあたりのパブでビールを飲んでいたとき。なんだか大変
酔っ払ってでかい声でしゃべるオヤジがいて、うるせえなあと思ってよく見たら、その
人はポール・ウェラーだったんだそうです。 


この話題は結構面白いのでなんとなく次回につづきます。 



執筆担当:まき・とうこ
【The Total Frontal John Cleese】
http://www.btinternet.com/~akko.o/tfjc/

4. 3月嘘屋定例チャットのご案内 ―――――――――――――――――――――――


【3月嘘屋定例チャットのご案内】
3月26日は定例「嘘屋チャット」です。
日時:3月26日22時00分より、翌27日26:00まで。
方法:「みんなのチャット」を使ったチャット。
場所:当日21時50分頃に「嘘屋らくがき帳」にてお知らせ。
当日は、初めていらした方の為のサポートも行います。
皆さまのご来店を心よりお待ち申し上げております。
「チャット担当」の玄界灘男です。
当日のサポートは「最近はギターに御執心」でお馴染みの流水木さ
んが「Chat Bar 一円店」で行ってくれると思います。
新人さんの御登場をお待ちしています。是非ご参加を。
なお、チャットは、敬称省略でお楽しみ下さいね。



5. しーもす君と小猫さん ――――――――――――――――――――――――


しーもす:この時期は、卒業やら入学、就職で人の移動が多いですね。
小猫:退学や、夜逃げで移動される方も少なくないですね。
しー:まあ、色々ある方もいますからねぇ〜〜
小猫:なんで、留年した奴は移動しないんでしょうか?
しー:どこに移動するんだよ!
小猫:きっと馬鹿だからですよ。
しー:そういう意味ぢゃないだろうよ!
小猫:サラリーマンにも頻繁に移動がありますからね〜〜
しー:人事異動ですねぇ〜〜
小猫:一年目は、営業部で・・・
しー:バリバリ動き回る!
小猫:二年目は、海外業務部で・・・・
しー:海外市場に目を向けて!
小猫:三年目は、資材部で・・・・
しー:より製品に密着した仕事を身につけて!
小猫:四年目は、物流倉庫で伝票整理・・・
しー:流通を学んで!
小猫:五年目は、地下の資料室・・・・
しー:・・・・
小猫:体の良い、たらい回しで、定年を迎える・・・・



執筆担当:流水木
【一円店】
http://homepage3.nifty.com/ichien-mise/index.htm


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