――QuickUSOYA 2007.4.17――――――――――――――――――

今週の内容........
1.「しーもす君と小猫さん」(担当:梅千代)
2. 更新情報(週刊魚魚)
3. 第36回 嘘競演感想戦なにげに継続中
4. 玄界灘男の「お仕事できたかな?」
5.「しーもす君と小猫さん」


1. しーもす君と小猫さん――――――――――――――――――――――

しーもす:しーもすでーす。

小  猫:小猫でーす。

しーもす:新学期を迎えて、浮かれてるそこの若者っ!

小  猫:コンパの海で、孤独に苛まれろ!

しーもす:と呪いの言葉を吐いたところで、疑問なのですが、
     合コンの雰囲気も、学部によって違うんでしょうね。

小  猫:哲学科は酒癖が悪く、文学部は飲んだ後、全員自殺。

しーもす:キリスト教学科も、合コンとかするのでしょうか。

小  猫:それはするでしょう。性教分離の精神です。

しーもす:「このグレープサワーは私の血であり」

小  猫:「このユッケは私の肉である」

しーもす:「このビールは私の(以下、自主規制)」

小  猫:「このもんじゃは私の(以下、自主規制)」

しーもす:変な新興宗教団体になってますよ。

小  猫:余興はもちろん「神様ゲーム」です。

しーもす:「4番は10番に祝福ぅー」

小  猫:「3番は2番に受胎告知ぃー」

しーもす:「パウロはコリント人へ手紙ぃー」


死  体:(後頭部を鈍器のようなもので殴られ、血を流して倒れている)


小  猫:のわっ!こんなところに死体がっ!

しーもす:ひいいいいい。なんで、いきなり。

小  猫:もとの原稿に「死体」なんてなかったぞ。

しーもす:このまま、すごく面白い爆笑合コンネタで続くはずだったのに。

小  猫:落ち着け。冷静に考えてみるのだ。この部屋に窓はない。

しーもす:僕たちが入るまで、部屋のドアには鍵が掛けられていたな。

小  猫:そして、メール・マガジンといえば一方向のコミュニケーション。

しーもす:ブログや掲示板とは違った閉じられた世界…。

小  猫:こ、これは「密メルマガ殺人事件」!



2.発売情報と更新情報のお知らせ ──────────────────────

■週刊魚魚
http://www.sakanafish.com/


今年の特集は「CANP・遊牧警察24時」です。

そのほかにもスーパーオルガナイザーリョウコmisson72やふたご対談などある日々の
日の日。


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嘘関係のサイトの更新情報等、何か告知がありましたら
こちらの更新情報で紹介いたします。
紹介したい方はこちらまでご連絡ください。
q_usoya@yahoo.co.jp
まで。

3. 第36回 嘘競演感想戦開催中! ――――――――――――――――――――

半年ぶりの嘘競演のお題は「フランス」。
現在投票結果も出まして感想受付中です。そろそろクローズも間近です。


議長はフランス道二十四代目家元従四位下パリ守ピカール・デ・パルト閣下でござり
ますボンソワール。
http://homepage3.nifty.com/usokyouen/



4. 玄界灘男の「お仕事できたかな?」 ―――――――――――――――――――

第38回 それいけ横文字商売編「時代は躍進する中国だ!」

以前ちょっとお話しましたが、日本企業がこぞって中国に進出して行った時期という
のがありました。バブル期を経験した日本人にとって「あのおいしい時代よふたたび」
と申しますか、「負けなかったらここだって日本だったんだぜ。」という不埒な考え
なのか、はたまた「あいやー、あなた労働力出すよろし、私仕事だすある。」という
安い労働力狙いなのかはわかりませんが、猫も杓子も「中国詣で」をするのがブーム
になっておりました。
そんな時に「中国4千年歴史ラッキーアイテム」やら「漢方薬」やらの商売をしてお
った訳ですが、実際きっかけとなったのはちゃんと会社の仕事だったのです。
元々は何をとち狂ったのか親会社が「中国で紙つくる!向こうは土地は無尽蔵にある
し、日本と違ってばんばか燃料燃やしても環境云々とか言わないし、労働力はタダみ
たいなもんだし、ねえちゃんは綺麗で、その上これから大陸では消費ブームが起こっ
て飛ぶように紙が売れて、まあそのなんだ、時代は中国だ!」ということでとりあえ
ずは現地の実情を調べるということで、なんでかは知りませんが、ちょっとした伝手
があるというだけの理由で私が行く事になりました。伝手というのは、以前この連載
でもお話した、備後地区の印刷屋さんの息子(調子いいマン)のお父さんが、中国の
印刷工場の立ち上げに技術指導に行っておりまして、その後その息子さんの同級生が
合弁で印刷工場を立ち上げていた関係で、なんとなく内状が判るからという脆弱な理
由でした。
当時中国の印刷用紙というのは、安い紙は国産、良質な紙は香港経由の外国産という
のが相場で、日本の製紙会社が「ねえ、なんぼでこうとんの?」とか聞いても教えて
くれなかったのです。そこで人の付き合いでしか動かない中国人気質を理解した上で
「お前、スパイしてこんかい!」という次第となった訳です。とは言え、元々が製紙
を職業としてる訳ではありません。何を聞けばいいのか皆目見当もつかないのですか
ら、そこは調子いいマンに聞くべき事を確認してもらうと言う事でニコニコと一緒に
くっついていくことにしました。この辺は私も人のこたあ言えない要領の良さです。
当時の中国の拠点上海はまだまだ発展途上にありまして、普通に庶民が住んでるアパ
ートの隣に高層ビルが立ち、その横が市場でというなんだかよく判らない町並みで
(その後行く度に街が変わってるので戸惑うことしきり)、実際の工場やらなんやら
は、お隣の蘇州(あの『蘇州夜曲』で有名な蘇州ですよ、ああた。)に雨後のタケノ
コのごとく建設されていました。いまでこそ高速ができて1時間ちょっとでいけます
が、高速道路がなかったころは2時間半くらい田圃、畑、小さな町、田圃、畑という
道を走って行く所でした。
まあ、そこに行くとな〜〜んにもない所に突如広大な工場が出現するのです。
印刷工場などと言うものは、ある程度大きなスペースがいるのですが、こちらの感覚
と違って「工場いるの?どのくらい?5千坪?判った、じゃ作る。」といった、裏庭
に物置きを建てる程度の話で決まってしまうようなイージーさの上に、建築許可とか
耐震構造許可とかが無い(あるんでしょうが緩い)状態なので、仕事さえあればいく
らでも工場が立つのです。まあ、なんというお手軽工場開設。
中国というのはどの程度まで国が管理してるのかは知りませんが(実際企業に行くと
共産党の人が常駐していて監視してます。)経済特区はまったくのやりたい放題のよ
うな感じで、総経理(社長)の一存で「やりましょう。で、どのくらいの工場建てる
よろし?」ということになるようです。話が早いのはいいことなのですが、私は一介
のスパイですので、「じゃあ工場作って。」とも言えません。「いや、そう言うのは
国際部の呵るべき偉いさんが来て、書類を持って契約をして、それでもって作るんで
す。」という説明をすると「じゃあいつ来る?」というスピーディーさ。なんともは
や、伸びる国は違います。
本来の目的である「こういった紙は幾らで買ってるの?」「年間どのくらい使ってる
の?」「工場はこのくらいの規模になるとしたら人員の募集にどのくらいかかるの?」
とかいう質問には即答です。多少は裏を読んで駆け引きとかして欲しいとこなんです
が、本当に知り合いというか友人に対してはあけっぴろげな国民なのだなあ、という
のが判ります。だから食い物にされちゃうんだよなあ、とか思いながら、わずか半日
で聞きたいことが判ってしまったので、なんとなく手持ち無沙汰になってしまいまし
た。(帰国してからレポートまとめた時間のが長かった。)かといって見知らぬ国の
片田舎です。遊びに行くにも工場の周り数百メートルしか商店はなく、そこも日用品
と食品くらいしか売っていないので楽しくもなんともありません。繁華街というか食
堂らしきものがある所まで10kmくらいあるということなので諦めてゲストハウスでふ
て寝です。まあ、この辺の尺度も大陸的ということんばのでしょう。そのかわり周辺
から孤立しているため、内部の施設は充実しており、夕食などはそれは豪華なもので、
乾杯の嵐です。酔っぱらって外に出ると、周りに民家がないので(街灯もない)満天
の星空。赴任して来ている邦人同胞はよくやっているなあ、という変な感慨を深めま
した。
翌日、お願いした訳ではないのに知り合いの国有印刷工場の見学もさせてもらいまし
た。なぜかこういう同業間のつながりは密接らしく、訪問すると頼んでもいない「国
有工場の資材原価」とかいうリストももらってしまい、スパイ活動がえらく簡単なこ
とに拍子抜けするとともに、寝ている工員を叩いて起こして回る役目の人がいる事に
驚きつつ、訪問は続くのでした。

次回は「上海の印刷は私が支えているのだ。」をお送りします。


執筆担当:玄界灘男
【駄嘘】
http://www2.ocn.ne.jp/~genkai/


5. しーもす君と小猫さん―――――――――――――――――――――――――


しーもす:とりあえず、手がかりを探してみよう。

小  猫:あ、こんなところに血の付いた溶けかけのつららが。

しーもす:水槽の中には、不自然なほど大量の砂と、
     血の付いた靴下の片一方入っている。

小  猫:床には、解凍済みの血の付いた本マグロが。

しーもす:こっちの隅には、山のような花鰹と、鰹節削りがある。

小  猫:ドアには小さな滑車がついているな。

しーもす:ソファーの下に、長い糸のついた鍵があるぞ。

小  猫:うーむ、謎だらけだな。

しーもす:さっそく行き詰ってしまった。


探  偵:はっはっはっ、お困りのようだね、諸君。


しーもす:お前は誰だっ!

探  偵:私は中国人にして、透視能力と異常なまでの幸運に恵まれた探偵だ。

しーもす:何者なのかさっぱりわからん。

探  偵:さっそくだが、しーもすクン。君には生き別れた五つ子がいるね?

しーもす:なぜそれを知っている!

探  偵:なーに、君の靴についた赤い土を見れば一目瞭然だよ。

しーもす:しまった!

探  偵:次に、小猫クン。
     友人を10年以上騙してきたようだが、君は変装をしている。

小  猫:ば、ばれたか…。

探  偵:そして、君たちはロココ調のこの部屋に飾られた掛け軸の裏に、
     秘密の抜け穴があることに気づかなかったようだね。

しーもす:なにぃぃ!

探  偵:さあ、全ての証拠は揃った。じっちゃんの名に掛けて、Q.E.D.
     私の直観で犯人を名指しして見せよう!


「だ れ に し よ う か な か み さ ま の い う と お り」


探  偵:真実はいつも一つ!実は私が犯人だったのだー!!




神  様:「6番は13番を逮捕ぉー」



執筆担当:梅千代
【パイソン・エアウェイズ】
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21世紀の服飾をリードする?
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