開催期間 2000.12.15-12.25
第17回嘘競演 テーマは「うんこ
義眼議長
義眼in京都


 

おんなのこのひみつ

甘いものは別腹に行き、
別腸を通って、別うんことなり
別トイレに出され、別世界へ旅立つのです。


 

選手権

本年も千葉マリンスタジアムにおいて
第26回全日本(某有名ブランド)選手権が開催されました。
この大会はいかにその(Cで始まる名の某有名ブランド)を
愛しているか、また、全身がその(チャンネルと読んではいけない
某有名ブランド)にひたりきっているかを競うものです。
東日本ブロック代表は今年も泉ピン子さん。(3年連続8回目)
スタンドには橋田ファミリーの皆さんも応援にきています。
西日本ブロック代表はハイヒールモモコさん。(2年ぶり3度目)
坂田利夫師匠のように見えるのはノーメイクだからです。
 さあ試合開始です。両者金メッキされたカールを
2個ずつ飲みくだします。そしてじっと待ちます。
1時間、2時間…
やがて日が暮れてきました。
 おっと先手をとったのはピン子さんのようです。かがんでぐっといきみだしました。
少しおくれてモモコさんもかがみます。
 あっ!ピン子さんの方でゴトっと音がしました。モモコさんのほうでも!
ほとんど同時です。あの金メッキされたカールは二人の体内を無事通過して、我々の元に帰ってきました。
夕日に反射してきらきらと光ります。
 さあ審査です。この競技は排出された二つのCの形が、いかに美しく
(CとCが背中合わせにからまっているマークの某有名ブランド)の
シンボルマークを描けるかというものです。
 モモコさんのはしっかりとマークの形になっています。完璧な形、
表面の付着物の少なさと、どこをどうとっても(高いぜ某有名ブランド)の
マークです。モモコさんも勝利を確信したかのように笑っています。
 ピン子さんのほうは…おっとこれはすごい!
(超某有名ブランド)のマークはもちろんできているのですが、
その土台となる部分が、バッグの形をしています!
色といいつやといい完璧です!
まるで(ランナウェイ某有名ブランド)の新製品のようです!
この時点でピン子さんの優勝は決定しました!
がっくりとくずれおちるモモコさん。そこにピン子さんが
手を差し伸べます。いまがっちりと二つの手が結ばれました。
場内から拍手の嵐が巻き起こります。美しい光景です。
えなりかずきさんも泣いています。

感動の嵐に包まれて、第26回全日本(とにかく某有名ブランド)選手権は
終了しました。
また、来年もここで熱い大会を見たいものです。

 


 

 

プロジェクト× 時代遅れが時代をつかむ〜東京科学造型製作所の挑戦

かつて、日本中を笑わした、コント番組があった。
―「8時だョ全員集合」―。
最高視聴率50.4%を記録したその番組では、ひとつのオブジェが
笑いの重要なファクターとして用いられていた。
うんこ、である。
加藤茶や志村けんとのからみにおいて、それは、日本を爆笑の渦にたたきこんだ。
それを製造していた東京科学造型製作所には、連日連夜、各地からの注文が殺到した。
しかし、それは、番組の終了とともに、ぴたりと止まった。
バラエティ番組の質の変化とともに、東京科学造型製作所には、うんこのオブジェの注文は一切なくなった。
毎日フル稼働していた機械も、止まった。
東京科学造型製作所所長、金子啓介は悩んだ。
工場の設備はすでに全面的にうんこ向けになっている。
「うんこ以外、作れない…。」
金子の眠れない夜は続いた。そんな金子の自宅にある夜、一人の男がたずねてきた。
新入社員として、東京科学造型製作所に入社したばかりの橋本善男である。
橋本は、当時、日本のあちこちの街角に見られたものに注目した。
犬のうんこ、である。
橋本は、現在、天然物が100パーセントを占めている犬のうんこ業界に
参入し、そのシェアをつかむことで、製作所の生き残りを図る。
そういう計画を立てていた。金子は、その場で橋本をリーダーにする
プロジェクトチームの結成を決めた。
しかし問題は山積みだった。
造型主任研究員の原田権次郎の苦闘が始まった。犬のうんこには微細な毛が
含まれている。それを再現するのは現在の技術力では、不可能だった。原田は
世界各地から取り寄せた犬のうんこを、調べつづける日々が続いた。
また、営業担当の春日部元も大きな問題に直面していた。
今まで天然物ばかり使用していた犬達に、どうすれば製作所のうんこを使わせることが
できるのか。各地の犬たちと交渉に回った春日部のノミトリ首輪が、
真っ黒に染まった。
しかし、ある日、すべてが解決した。

1990年、5月、そのへんのナニをアレすることにより、すべてが順調に動き出したのだ。
原田は、本物と見まがうばかりのディティールのうんこを製作し、
春日部は、販路の確立に成功した。
プロジェクトが、成功したのを見届けるかのように、その年の暮れ、
金子は逝った。

それから10年、今では、日本の犬のうんこの85パーセントのシェアを誇るだけでなく、
ヤギ、鹿、豚等の開発に成功し、世界各地に進出している。
現在社長となった、橋本は、金子の言葉と同じことを思う、
「うんこしか、作れない…。」
しかしそれは、今や大きな自信の言葉として、東京科学造型製作所社員
30万人の胸に息づいている――――。


(BGM、中島みゆき 語り、田口トモロヲ)


本日のメニュー

「シェフの気まぐれサラダ」

今日のは気まぐれにもほどがある。


維新英雄伝

坂本竜馬「このままでは日本の未来が危ないぜよ。
そのためにはなんとしてもおはんらに立ってもらわんといかんぜよ。」
牛島兼光「…。」
坂本竜馬「おはんのご先祖はかつて「義」のために
危険な仇討ちに参加して、大いなる功績をあげられたお方ぜよ。
ところがそんなおはんらに幕府のしてきたことといえばなんぜよ。
おはんらを糞味噌にののしるばかりぜよ。」
牛島兼光「!」
坂本竜馬「ここはおはんら一族に立ってもらって、
幕府の奴らをあっと言わすぜよ!日本を変えるぜよ!」
牛島兼光「わかりもした!おいどんら牛の糞一族、
ご先祖同様、「義」のため立ちもそ!日本を変えるという「義」のために!」

牛島兼光立つの報に、徳川慶喜は大政奉還を決意した…。

(参考資料 坂本竜馬ひみつ日記 宮内庁所蔵)



 

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