今回の話は以前出遭った怪異…と呼ぶほどの事でも無いのかも知れないのだが…とにかく以前出遭った怪異に再び遭遇した話である。

なお、これらは全て私が実際に体験した事である。
記憶を頼りに書いているので、実際の行動・時間などとは多少のズレが有るかもしれないが内容は事実である。
また、この文章を読んだことにより貴方の身辺に何かが起こっても、当方は一切責任を持たないことをあらかじめ御了承頂きたい。
怪談は、書く側は勿論だが、読む側にも覚悟がいるものなのだ、ということを知っておいて欲しい。



『〜浮遊する着物〜』

階段を降り、一階廊下をトイレの方に奥に向かうと、すぐ左側に風呂場がある。
私はその日の夕方、いつもと変わらず用をたしにトイレに向かっていた。
風呂場のドアは開いている。
ふ、と何か…が視界に入った感じがした。
左上、丁度風呂場の脱衣所の…空中に何かもやのような何かが見えたと感じた。
気のせいか、と思った瞬間、頭の中に鮮明に着物のイメージが浮かんだ。
風呂場の脱衣所の空中に着物が浮かんでいるイメージが。
気のせいと言ってしまえば全くの気のせいと言える。
見えた。
見えた気がしたのだと。
この話は、それだけの話である。
ただ…思い出したことは、友人のTAKUMA氏もこの寮にいた頃、似たような体験…風呂場ではなかったが似たようなモノを見ていなかっただろうか?
詳しくはTAKUMA氏のHPの怪談コンテンツを参照して頂きたい。









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