BANANA FISH(吉田 秋生)- 全19巻



マンガ史上に名を残す名作中の名作です。
とはいっても男性の方にはあまり馴染みのない
マンガかもしれません。何故なら...


笠原満足度 ★★★★★★★★★
中毒性 ★★★★★★★★★★
反復性 ★★★★★★★★★



このマンガに出会ったのは、今から一年ほど前でしょうか...。

会社の同僚に強く、そしてしつこく薦められて当人から借りました。

しかし当初、正直言って全く読む気がありませんでした。

もともと人に薦められて何かを実行する、というのが好きでないという事もあるのですが、

何より僕のプライドが少女マンガを読む事を強烈に拒んだからだと思います。

同僚からは、自分の薦めるマンガに僕がナカナカ興味を示さないので

「絶対ぇ面白ぇって!!マジ面白ぇって!!!」と何度となく尻を叩かれました。

しかし少女漫画に対して、ある種の強い固定観念と偏見を持っていた僕には

「この少女マンガ、面白ぇって!!」

という彼の言葉を素直に受け入れる事が出来ませんでした。

それどころか、その同僚への見方が徐々に変わりかけていました。

ゴメンよ、前田君。



そんなある日。

場所は帰りの小田急線の中。

僕は車内で時間を持て余してました。

鞄の中には、一週間ほったらかしにしてある「BANANA FISH」が。そして、

両隣りの人はどちらも完全熟睡の状態・・・。

僕の心に少しの変化が。

今なら読めるかも...

一大決心のもと、ようやく「BANANA FISH」第1巻を開いたのでした。


続く

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