◆今シーズンのダイエー戦初観戦 | 1999/09/14 |
今日、今シーズン初めてダイエーの試合を観戦してきました。東京ドームでの対日ハム戦25回戦です。
試合は僕が球場についた時点(5回表)では両チームとも無得点でした。しかし試合観戦開始直後、なんと柳田の
868日ぶりとなる第一号ホームランでダイエーが先制。 その後も小久保、ニエベスに超特大の一発で追加点をあげるホークス。 途中で、西武がロッテに 0-5 とリードされているという情報がビジョンに映し出され、レフトスタンドは大はしゃぎ。 そんな中、ダイエー先発の若田部は被安打4、1失点の完投で10勝目をあげました。“生”篠原を観たかったという気もしましたが、たまには休まないといけませんよね...。でかした若田部!ホークス、これで優勝マジックが10に減り 優勝に向け大きく大きく前進です。 |
◆ニュースステーションにて | 1999/09/20 |
先日、ニュースステーションのスポーツコーナーでダイエーの特集をやっていました。工藤・城島・篠原・井口等
のインタビューを中心に、今シーズンのダイエーの戦い方振り返る...といった感じでした。インタビューを受けた
選手達はみんなそれぞれ良いこと言ってました。特に工藤の話には鳥肌が立ったくらいです。この時の話は
また今度取り上げてみたいと思います。
特集の〆はやはり“世界の王”さんのインタビュー。インタビュアーに、巨人を監督として率いていた頃との違いについて
聞かれ、『ジャイアンツは完成されたチーム。この5年間、ホークスというチームではゼロからチームを作り上げる喜びを
味わうことができた。』とか仰ってました。この時、
根本前監督が築き上げたものをゼロに戻したのは誰ですか、と聞き返したくなったのは僕だけですか? |
◆ホークス、26年振り優勝 | 1999/09/25 |
今日、地元福岡での日ハム戦。ダイエー勝ちました。 優勝です。26年振りです。テレ東の放送観てました。ビデオ録画もしました。ボロボロ泣きました。もう何が何だか分からないくらい嬉しいです。
十数年前、当時の南海ホークスにはバナザード、ジョージ・ライトという2人の助っ人がいました。 そんな滑稽な様子をテレビのニュースか何かで見ていた僕は、以来ホークスのファンになりました(本当に)。 自宅に、マンガ「あぶさん」があったことも大きな要因かもしれませんけど。 あれから十数年、随分悔しい思いもしましたがホークスファンやってて本当に良かった...。今は本当に最高の気分です。 |
◆MVPは誰だ | 1999/09/26 |
とうとうホークスが26年振りのリーグ優勝を果たしました。最後は西武が勝手にコケて
くれたお陰で随分楽だったようにも思えますが、それでも今日優勝を決めるまで5連勝しているわけですから自力で勝ち取った優勝
と言っていいでしょう。 さて、めでたく優勝を決めたことですし、いっちょパ・リーグのMVP予想でもしてみることにしましょう。以下にMVP候補選手 を、僕が『この選手にあげたい』と思う順にあげていきます。(成績は全て9月25日現在)
16 篠原貴行(ダイエー/投手/23歳)58試合 14勝0敗0S 防御率1.17 今年のダイエーの心臓部と言える中継ぎ投手陣にあって、抜群の安定感を誇る無敵(今季)のサウスポー。切れのある速球とカーブ(だけ) を武器に、ダイエーの数々のピンチを救ってくれました。 ホークスが優勝を決めた今日の試合、篠原は4-4の同点の場面で8回からマウンドに登りました。これが58試合目の登板。こんな無茶 とも言える起用をされながら、この日14勝目(0敗)をあげています。防御率は1.17で、オールスター戦以降の後半戦では 自責点がたったの1という驚異的な数字を残しています。 『篠原が投げるとダイエーは負けない』...この日篠原がマウンドに登った時点で、多くのホークス ファンが優勝を確信した筈です。『ニエベスがホームランを打った試合は負けない』という ちょっぴり胡散臭いジンクスとはわけが違います。 後半戦42試合のうち、篠原が登板したゲームは半数の21試合になりますが、ダイエーの戦績は20勝1敗(うち篠原自身8勝0敗)。 唯一記録された敗戦は日ハム戦で1点リードされた場面で登板した時のものです。 エース工藤も「MVPは篠原」と活躍を認めていることからも、この「勝利を呼ぶ男」の『最優秀選手賞』受賞がかなり濃厚と言えるでしょう。
47 工藤公康(ダイエー/投手/36歳)25試合 11勝7敗0S 防御率2.33 多くの優勝経験を持つベテラン左腕。その経験を生かし、先発の柱として常に安定したピッチングを披露してくれました。100試合 あまりを消化し、若手先発陣(永井・星野)が勝てなくなった時期、嫌なムードを払拭してくれたのはいつも工藤でした。 8月22日、工藤は点滴をうって中4日のマウンドにのぼりました。 5日後に控えた2位西武との直接対決に標準をあわせた強行登板でしたが、この日、日ハム打線を7回3安打零封...。 更に9月11日の近鉄戦、この時、2位西武とのゲーム差は0.5にまで縮まっていました。首位陥落の危機にあった大一番で工藤は近鉄打線に対して1安打完投の快投。前日までの10試合を3勝7敗と大きく負け越していたダイエーはこれで勢いを取り戻し、この日を境に8勝1敗の快進撃を見せて一気に優勝を決めました。 タイトル争いでも「奪三振」・「奪三振率」の両部門でトップに立っていますし、防御率でもロッテ ジョニーに肉薄しています。工藤自身はMVPに篠原を推しているようですが、“ここぞ”という場面での活躍が目立つだけ に、タイトル争いの結果によっては工藤が選出される可能性も大なのではないでしょうか。 2 城島健司(ダイエー/捕手/23歳)129試合 打率.304 17本 74打点 シーズンを通して攻守に活躍してくれた選手。過酷なキャッチャーというポジションを任されながら、ここまで129試合フル出場というのは立派です。セパ両リーグあわせて、フル出場している捕手は城島だけです(ちなみにヤクルト古田は五輪予選のためやむなく6試合欠場)。 僕は良く分からないのですが、評論家に言わせるとリード面でも成長しているらしく若手投手陣をよく引っ張ったそうです。 『これほど、リード面でのミスがバッティングに影響しない捕手も珍しい』と酷評されていた頃の城島クンとは一味違うようです。 また、「打」の方でも名ばかりの“強力打線”にあって一人 打撃ベスト10入り。打点も4番小久保に次ぐチーム2位の成績をあげています。野手の中から選出するのであれば、この城島あたりが有力でしょう。 15 藤井将雄(ダイエー/投手/31歳)57試合 3勝1敗3S 防御率2.81 イチオシ選手。地味ぃなセットアッパーです。が、チームへの貢献度は高くリリーフとして唯一シーズン通して活躍した投手です。因みに今やダイエーの看板となった篠原・ペドラザの両投手は、開幕当初一軍にいませんでした。 『藤井-吉田-(長冨)-山田勉』というメンバーで構成された序盤戦のリリーフ陣。その中で藤井は中継ぎ・抑え・ 敗戦処理とフル回転してくれてました。 中盤に入り篠原・ペドラザらが加わって少しは登板機会が減るかと思いきや逆に増える一方...。特に16勝3敗と貯金を一気に増やした6月の前半19試合では、6連投を含む12試合に登板し、チームの快進撃を支えてくれました。 終盤にきて、王監督に存在を忘れられてしまったのか登板機会が若干減ってしまいましたが、 それでも篠原・吉田に次ぐ57試合に登板しています。登板数以外の成績にインパクトを欠いていますので、藤井への票は集まらないかもしれません。でもチームへの貢献度という点では上記3人に引けをとりません。 |