シーン19:アルドール(逆位置)

GM
はい。開放される数は6個。フルキフェル、オービス、ルナ、コロナ、ディアボルス、エルス。 で、ダイスは増やす?
セシリア&ヴァルム
保険の為に一つ増やします。
グロゥル
GM。本が聖痕吸ったりしないよね?(笑)
GM
こいつはまだしません。

スティッキーが断末魔の悲鳴をあげた後、突如として空中に浮かび白い煙が彼の体から噴出します。 白い煙が出なくなった後にスティッキーの死体は無く、その代わりに一冊の本が置かれているのが現在の状態ですね。

で、町の東の方から火の手が上がります。
ヴァルム
なに?
リィナ
だって、彼らまだ中毒患者のまま…
GM
<知覚>かなぁ…
ヴァルム
<知覚>? (コロコロ)6で成功してるけど?
GM
町の入り口ですが、火の手を上げたのはジャンキーではなく…  ヴィンス公国の旗を掲げた騎馬隊ですね。
「病気の町は全てを焼き払うんだ!」
ヴァルム
なるほど… やつならやりかねん。13鬼衆か?
GM
ジャンキー共を串刺しにしてすすんでるな。攻め込むとか言う感じではなく淡々と。
グロゥル
それ、止めさせなきゃまずいじゃん。
ヴァルム
∵紋章∵!
「静まれ。レクスギルドのお出ましだ! 貴様ら、何の権限があってこのような事をする!」
「騎士」
「フェリックス・クリューガー公の権限だが、それが何か?」
グロゥル
言ってる奴は∵紋章∵が効いてないんだね。軍馬にまたがってそこまで突っ走っていきます。
ヴァルム
「馬鹿な! こんな非人道的な事は止めさせろ!」
「騎士」
「奴らは人間ではないではないか。言って見ろ。どこが人で、どこが非人道的なのだ?」
ヴァルム
「そのやり方では火に油を注ぐだけだとっ」
「騎士」
「何を言っている… 我々の報告ではここは病気の町だと聞いているぞ。 貴様、病気が全土に蔓延したらどう責任を取るつもりだ」
ヴァルム
「馬鹿な!」
グロゥル
「下がれ。ここの主は貴様ではない」
「騎士」
「では、誰がここの主か言ってみろ…」
セシリア
「私です。…この私の領地内でなんと言うことを…」
「騎士」
「…誰だ貴様は?」
セシリア
「セシリア・フォーゲルヴァイデよ。聞いたことぐらいありましてでしょ」
鞭をぴしぃと。
「騎士」
「はん… 勘当くらったあばずれか… まぁいい。とりあえず、今回の所は引き上げてやる。 どうやら、お前の下品な姿を見て兵たちのやる気が萎えてしまったみたいだからな。

 今日のところは引き下がってやる。お前たちの顔は覚えた。私の名前は13鬼衆のグラハム・トリオール*1だ。 いつでも来るが良い。引き上げるぞ!」
ヴァルム
「後始末ぐらいしていったらどうなんだ?」
GM
トループはその言葉に従って後片付けを始めます。グラハムは舌打ちをしてその場から去っていきますが。 ちなみに、ジャンキー共もかいがいしく尽くしてくれます。ところで、あの本どうする?
セシリア
…それじゃ私が拾います。
えーっと… あとは… … ん〜… 無いっぽいなぁ…
*1グラハム
 え〜… シナリオ作成の時間が間に合わなかった遺物の一つです。

 まぁいいよ。こいつは別伝で何とかするからさ…
***編集後記
 また伏線はっちまってるよ。どうするんだよ俺。

 ちなみに、スティッキーがわざわざ∵魔器∵まで使って出した本は、 予想がついてると思いますがヤ・ヤーいるヤァー!です。