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アウレシア大陸記裏話――場所編

1 アウレシア大陸
 このお話の最初の舞台は、なんと近未来の東京でした。
 人物編で書いたようなオーディヌスの原型の悪の帝王が支配する東京……。
 やがてエルたちが出てくるに従って、舞台は昔の中近東のような砂漠地方に変わりました。
 おそらく自分が初めて書いた長編小説がそのような地方が舞台なので、それに影響されたのでしょう。
 オーディヌスが「皇帝」の称号を得るに伴い、舞台は中世ヨーロッパ風になりました。「皇帝」といえば神聖ローマ皇帝、のような考えが頭にあったようです。
 物語を書き進めるにつれ、時代的にはさかのぼり、アウレシア帝国は古代ローマ帝国風になりましたが、舞台は変わりません。
 地中海、バルト海がなく、北から南まで一体化したヨーロッパ。それが今のところのアウレシア大陸のイメージです。