"ペンギン"はもともとオオウミガラスにつけられた名前です。
白い眉斑をもっていたため、古代ケルト人にペン(白い)グイン(頭)と
呼ばれていました。
オオウミガラスはウミスズメ科の鳥でペンギンとは違う種類の鳥です。
白黒の燕尾服を着たような姿形や空を飛ぶよりも海の中を泳ぐほうが
得意な所が似ていたのでオオウミガラスに良く似た鳥="ペンギン"と
呼ばれるようになったとか。
オオウミガラスは1年にたった1個しか卵を産まず人間に乱獲されると
どんどん数が減って行きました。
そのうえひっそりと暮らしていたアイスランド沖の小島が、海底火山の
爆発で吹き飛んでしまい、生き残ったのはいよいよわずかな数でした。
絶滅寸前の鳥達の標本を世界中の博物館が欲しがりました。
そのため残った鳥達は高価な値段につられた人々に徹底的に狩られ
1844年、最後の2羽が実業家のコレクションとして剥製にされると
元祖ペンギン・オオウミガラスは絶滅してしまったのでした・・・(T_T)
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