動画ファイルの再生について
2006.10.31 by swing
2018.01.16 update
2022.04.10 update
<追加> ☆Youtube動画のHPへの貼付について 2018.01.16>
・この10年の間に Youtubeの利用が飛躍的に高まり、個人的な動画ファイルから音楽動画
まであらゆるジャンルの動画がアップロードされるようになり、私たちも簡単に閲覧で
きるようにました。
・これらの Youtube動画を自身のHP(ホームページ)で紹介する最も簡単な方法として、
次のように動画のアドレス(URL)を書き込んで「リンクを貼る」方法があります。
▽「ぼうず山〜スライドショウ」へのリンクをURLを書いて行う場合。
https://www.youtube.com/watch?v=Y2Wud7cMb0E&feature=youtu.be
・動画ファイルをHPのHTML文に埋め込んで、動画の先頭画面を表示してリンクする場合は、
次のようにします。(GoogleChromeの場合)
1.その動画画面の上で右クリックして、表示されるメニューから「埋め込みコードを
コピー」を選択し、得られた内容をメモ帳など記録します。
・「ぼうず山〜スライドショウ」の埋め込みコードの内容は次の通りです。
<iframe width="@640" height="A360"
src="https://www.youtube.com/embed/Y2Wud7cMb0EB" frameborder="0"
allow="autoplay; encrypted-media" allowfullscreen></iframe>
@は動画の表示幅
Aは動画の表示高さ
・@、Aは希望の表示サイズに合わせて変更します。
2.次は、再生終了時に冒頭に戻す設定です。
・通常は、動画の再生が終わると別の動画のガイド画面が表示されたり別の動画が
引き続き再生されます。
・動画の再生が終わると冒頭画面に戻る設定にしておくと、見る人に大変便利なの
で、この設定をお勧めします。
それには、上記BURL部の末尾に次のように「?rel=0」を挿入します。
・表示サイズを320×180、再生終了時に冒頭画面に戻る設定は次のようになります。
<iframe width="320" height="180"
src="https://www.youtube.com/embed/Y2Wud7cMb0E?rel=0" frameborder="0"
allow="autoplay; encrypted-media" allowfullscreen></iframe>
3.そうすると動画のリンクの表示は次のようになり、再生が終了すると冒頭画面に戻
ります。
----------------------------------------------- (以上、2018.01.16追加分です。)
<はじめに>
・現在私が知っている範囲ですが、動画ファイルの再生について雑駁で恐縮ですが説明し
たいと思います。
・多少マニアックな分野かも知れませんが、興味のある方はご覧下さい。なお、図解はし
ていないので、分かりにくいところがあるかも知れませんがご了承くださす。
・現在はOSも更新されていて、こちらの内容は、かなり古いものになっていますので、ほとんど役に
立たないかも知れませんが、過去の記録として残しておきます。
・動画再生ソフトもコーデックを内蔵している“ VLC”など新しいものも次々と公開されていますの
で、検索で使いやすいソフトを探してみてください。
・ソフトウェアをインストールする場合は、ご自身の責任で行ってください。
・動画ファイルは、画像や音声がそれぞれいくつかの手法(形式)で作成され、更にいく
つかの手法で圧縮(エンコード)されています。
・動画ファイルを適切に再生するには ...
@動画再生の基本ソフトである「Direct X」の最新版をインストールする。
Aいくつかの手法で作成・圧縮された内容を解読するソフト(コーデックと言う)を
インストールする。
B字幕の再生には、「Direct Show Filter」である「VSFilter.dll」が最新のもので
あることが望まれる。
C最適な動画再生ソフトを用意する。
などが必用になります。
・以上について、以下順を追って説明します。
1.<基本ソフト「Direct X」をインストールする>
・「Direct X」の最新バージョンは「9.0c」ですが、「ファイル名を指定して実行」にて
「dxdiag」と入力して「実行」すれば、現在インストールされている「Direct X」のバ
ージョンを知ることができます。
・最新の「Direct X」は、検索サイトで「direct x ダウンロード」で検索してください。
2.<コーデックをインストールする>
・様々なコーデックを一つ一つインストールするのは大変面倒です。そこで「各種コーデ
ックの詰め合せ」である「K-Lite Mega Codec」を次のサイトからDLして、インストール
することが簡単なのでお勧めします。
K-Lite Mega Codec のダウンロード
・インストール時に、色々とチェックする項目が表示されますが、すべて「はい」で問題
ないでしょう。但し、既に「K-LitePack」や「ffdshow」などが インストールしてある
場合は、予めアンインストール(削除)しておくことをお勧めします。
・「K-Lite Mega Codec」には 後述する「Media Player Classic」なども含まれています
が、日本語版ではないのでインストールする必要はありませんが、よく分からない場合
は、インストールしても使わなければ良いだけなので問題はありません。
3.<最新の「vsfilter.dll」を入手する>
・字幕の再生には「Direct Show Filter」の「vsfilter.dll」が最新のものであることが
望まれます。
・前記「K-Lite Mega Codec」にはこの「DirectShow Filter」も含まれているので、改め
て「VSFilter.dll」をインストールする必要はないようですが、念のため説明します。
・「DirectVobSub (VSFilter) 2.36」が次のサイトで入手できます。
DirectVobSub (VSFilter) のダウンロード
・DL、解凍すると「VSFilter.dll」が「Release」と「Release Unicode」の二つのフォル
ダに入って出てきますが、どちらを使ってもいいようです(未確認)。
・インストーラは付いていないので、自分でインストールしなければなりません。
・次のフォルダにドラッグ&ドロップでコピーします。既に旧バージョンが入っている場
合は、重ね書きします。
1)Windows XP: \WINDOWS\SYSTEM32
2)Windows 2000: \WINNT\SYSTEM32
4.<動画再生ソフトを用意する>
・動画再生ソフトとしては、Windowsに標準で付属している「Windows Media Player」や同
じフォルダに入っている「mplayer2」(Media Player6.4)、その他「Quick Time」や「
Real Player」が有名で、アプリケーションをインストールするとそれらが自動的にイン
ストールされる場合も多いと思います。
・しかし動画再生の定番と言えば、CPUの負荷が小さい(軽い)「mplayerc」(Media Player
Classic)です。こちらを標準で使用されることをお勧めします。
・「mplayerc」はフリーウェアで、次のサイトから最新日本語版(xp/2k日本語版)を入手
することができます。
Media Player Classic のダウンロード
・DLしたファイルは圧縮されているので、解凍して「mplayerc.exe」を取り出してどこか
適当なフォルダに入れて保存します。(インストールの手続きは不要です。)
・前記コーデックをインストールしておけば、「Quick Time」や「Real
Player」で再生していたファイルも全て「mplayerc」で再生することができるようにな
ります。
<関連付け>
・動画ファイルを再生する場合は、動画ファイルの形式と「mplayerc」とを「関連付け」
しておかなければなりません。
→関連付けされていないファイルを再生したい場合は、そのファイルを「mplayerc」
(またはそのショートカットアイコン)にドラグ&ドロップすることで可能になり
ます。
・動画ファイルの「mplayerc」への関連付けの設定は簡単です。
・「mplayerc」を起動して[表示]→[オプション]を開き、「関連付け」の項目で,「Video
files」にチェックを入れれば「.avi」形式のファイル(拡張子が aviのファイル)は、
ファイルをクリックするだけで自動的に「mplayerc」が起動され、再生されるようにな
ります。
→「Quick Time」のファイル「.mov」や「Real Player」のファイル".rm"など".avi"
以外の形式の動画ファイルも再生するのであれば、それらの形式についてもチェッ
クを入れておきます。
→「mplayerc」インストール後に 他のプレイヤ(「Quick Time」や「Real Player」
など)をインストールした場合には「mplayerc」との関連付けが解除されてしまう
場合もありますが、そのような場合には、もう一度「関連付け」の設定を行えば元
に戻すことができます。
・動画ファイルには、多国語(複数の音声や複数の字幕)に対応するよう作成されている
ものもありますが、再生時にこれらの音声や字幕を選択・変更する場合は、メニューバ
ーの「再生」にてそれらを選択することができます。
→タスクトレイに「DirectVobSub」のアイコンが表示される場合は、そのアイコンを
右クリックすると、メニューが表示されますので、このメニューで設定することも
できます。
・動画ファイルの動画や音声の詳細な形式を知りたい方は「真空波動研」を使用してくだ
さい。
黒羽製作所(→「生産物」の中にあります。)
・地デジなどのTV映像をPCで編集可能なファイルとして録画するためのハードやソフトが
ありますが、私には説明ができないので、興味がある方はご自身でお調べください。
5.<現在の環境> (2022.04.10 追記)
・本文は、約15年前に書いたものですが、現在の使用機器等などについて以下に追記して
おきます。
・録画機器:
・PC-Win7(CPU:i7,64BIT,8GB)×2台、録画管理:WinXP
・PLEX社 PX-S3U2(地デジ,BS同時録画可)×2台+予備1台
・SKNET社 MonsterTV HDUS(地デジのみ)→現在はほとんど使用していません。
・使用ソフト:
・視聴録画:TVTest Ver 0.6.9.0
・録画予約:TvRock Ver 0.9t8a(日付制限解除済み)
・編集圧縮:TMPGEnc4XP
・音声分離:BonTSDemux Ver 10k5
→録画保存ファイルは「ts」ですが、このままでは編集圧縮できないので、一旦映像
ファイル(m2v)と音声ファイル(wav)に分離(デマックス)します。
・編集圧縮作業:
・録画で得られたTSファイルはファイルサイズが大きいので、私の場合は 10分の1程度
に圧縮して保存しています。
@地デジの場合:「m2v」と「wav」。音声遅延設定:+120ms
使用ファイル:
ABSの場合:「ts」と「wav」。音声遅延設定:+680ms
・圧縮時の設定
@低画質:映像 29.97fps 880bps、音声 128kb
A高画質:映像 29.97fps 1160bps、音声 128kb
B音楽系:映像 29.97fps 1160bps、音声 160kb
C特別系:映像 59.94fps 1600bps、音声 160kb(ダンスやスポーツの分析用)
・その他:
・生成ファイルは全て、h264、aviファイルです。
→mp4が必要な場合はフリーウェア「XMedia Recode」で再変換します。
・作業に使用しているPCは、DELL Optiplex7010 2台ですが、この2台はスペックが同じ
で、一方のシステムのクローンを作成すれば、もう一方にそのまま接続が可能です。
→システムの複製(クローン)には 「EaseUS Todo Backup Free」を使っています。
・このPC環境での上記作業には、録画時間の 1.5倍ほどの時間がかかりますが、5〜6本
の作業を同時・平行で進めることができます。