製品のご案内
− 富士技研 −

1998.07.27 Fuji Giken
2008.12.15 Update

   パソコンを利用したNCプログラム作成支援ソフト
   並びに、
   エンジン性能試験 関連製品

 当社では、上記製品を開発・製造しておりましたが、2012年をもちまして製造を打ち切り、
 会社を廃業いたしました。

 これまでご利用戴きました皆様には、ご迷惑をおかけ致しますが、ご容赦戴けますよう、
 何卒よろしくお願い申し上げます。


<1.NCプログラム作成支援ソフト>

 ・製品名称:NEPS−21PC
 ・使用環境:NEC社PC−9801互換機(DOS)
 ・問合せ先:柏木工機(株) Tel:044-755-7181、Fax:044-755-6619

 ・座標計算部の主な特徴:
  1.「対話型」と異なり、全ての加工プラグラムを自動生成するものではありません。
  2.不明な座標値を求めるのに、どの「図形パターン」を使用するかなど、使用する
	図形パターンを意識する必要がありません。
	→図形パターン自動解析機能内蔵
  3.XYZ座標値以外の数値による図形入力
	@極座標による入力
	A直線の長さによる入力
	B展開図の角度による入力
	C数式による入力
  4.角度の曖昧なC面の生成、C面のコーナーへのコーナーRの挿入なども可能。
  5.入力した図形について、次の補正等を設定することができます。
	@工具補正、仕上げ代
	A図形の平行移動
	B図形の回転
	C座標数値の倍率
	D円弧のR/IJK出力の選択
	E絶対値/相対値の選択
	Fミラーイメージ
	G出力方向の反転		

 ・プログラム編集の主な特徴:
  1.回転軸(A軸、B軸、C軸)を含むNC加工プログラムについて6軸全てについて、
	見たままの描画ができます。
  2.「G01X+」など、数値不明のプログラム文を記述し、図形との交点を自動算出させる
	ことができます。
  3.入力した図形の一部を倣い加工する、「部分倣い加工プログラム」が定義できます。
  4.島残し荒加工プログラムの自動生成ができます。
  5.RS−232Cにより、NCやパソコンなど外部機器とデータの通信を行うことが
	できます。

 ・オプション機能:
  1.「平面座標系 → 回転座標系変換プログラム」:回転座標を使用する加工プログラム
	の作成を支援します。
	 @座標計算にて得られた単一図形を、回転軸を使用する円筒外周加工プログラム
	  へ変換。
		→C軸付NC旋盤による円筒外周の加工では、通常エンドミルの中心線は
		 ワークの中心に向いているため、エンドミルの「腹」による加工面(削
		 り残り面)の延長線とワーク中心との偏位量は「エンドミルの半径」に
		 固定されてしまいますが、Y軸付きNC旋盤の場合では、Y軸も同時制
		 御する「ZCY軸3軸同時制御」をすることにより、「加工面の偏位量」
		 を「エンドミルの半径」と異なる任意の値とするプログラムを作成する
		 ことができます。
	 AC軸付NC旋盤によるワーク端面フライス加工プログラムへの変換
	 B加工プログラム全体をワーク端面、ワーク外周プログラムへの変換
  2.「曲線 → 円弧変換プログラム」:非球面レンズ加工やカム加工などの曲線を解析
	し、精度評価をしつつ近似円弧群を生成します。
	「点列・直線補完データ」と異なり、非常に少ないデータ量で、高精度の加工プロ
	グラムの生成ができます。
	 @楕円、双曲線、放物線、X−Y座標系カム曲線、θ−R系カム曲線、アルキメ
	  デス螺旋、クロソイド曲線、6次曲線
	 Aパラメータを使用した任意曲線 X=f(t), Y=g(t)
   ・内蔵している標準カム曲線の種類:
	 @単弦
	 Aサイクロイド
	 B変形台形、変形正弦
	 C変形等速度(MCV50,MCV25)
	 Dユニバーサル

   ・NEPC-21PCの使用例:(下記画像はクリックで大きくなります。)
  
・ターニングセンターによる円筒
 ワーク外周(ワーク側面)への
 フライス加工の例(Z軸とC軸に
 よる複合加工)です。

・数本の目盛線と「5」と「0」
 と言う数字を彫刻しています。
  
・上記加工プログラムを作成し、
 工具軌跡を画面に描画表示して
 確認している画面です。
  
・円筒ワーク端面(正面)とその
 外周(側面)に JISマークを彫
 刻加工したサンプルです。


  
・図のような斜めに明けられた穴
 の端面開口部は楕円になります
 が、この部分の面取プログラム
 はNEPSでは次のように滑らかに
 接続した円弧の連続として作成
 することができます。
  G03X-3.518Y5.871R6.034
  X-8.04Y4.881R6.027
  X-10.834Y3.487R6.009
  X-12.816Y1.234R5.99
  Y-1.234R5.983
  X-10.834Y-3.487R5.99
  X-8.04Y-4.881R6.009
  X-3.518Y-5.871R6.027
  X1.438R6.034
  X5.96Y-4.881R6.027
  X8.754Y-3.487R6.009
  X10.736Y-1.234R5.99
  Y1.234R5.983
  X8.754Y3.487R5.99
  X5.96Y4.881R6.009
  X1.438Y5.871R6.027
  X-1.04Y6.R6.034


<2.エンジン性能試験関連製品>

 ・当社で開発製造しているエンジン性能試験関連製品には、ハードウェアとソフトウェア
  があります。
 ・水動力計、電気動力計、シャシダイナモ等に接続して使用する計測機器です。
	1.エンジン性能試験関連ハードウェア
	  ・ディジタル荷重指示計:FLA102シリーズ
	  ・重量式燃費計    :FCLシリーズ
	  ・計測インターフェース:FDA105/106シリーズ
	2.エンジン性能試験関連ソフトウェア
	  ・エンジン計測ソフト :EMC24
 ・問合せ先:
	  東京プラント(株)    Tel:0425-46-6500、Fax:0425-46-6600
	  サクラダイノシステム(株)Tel:042-370-5558、Fax:042-370-5559
	  (有)ダイノテック    Tel:042-565-7202、Fax:042-565-5292


 2-1.ディジタル荷重指示計

  ・製品名称:
	1.FLA−102A :パネル埋込型荷重指示計
	2.FLA−102RV:ポータブル型荷重指示計
  ・特徴:
	1.ロードセル荷重をディジタル表示
	2.アナログ電圧出力可能
	3.正転用と逆転用とでスパン調整ボリュームが独立
	4.レシオ荷重/トルク等の表示切替可能(オプション)


 2-2.重量式燃費計

  ・取扱説明書 → 日本語英文故障時の診断と対策3管挿入型についての補足説明書FCL-100R燃費計測モジュール方式輸送時の分解・組立について調整方法(手順)
  ・外 観 図 → 制御表示装置FCL-100RFCL-1000〜2000RFCL-10KR

  ・製品名称:FCLシリーズ
  ・概  要:
	1.エンジンの燃料消費量を容量ではなく直接重量で計測しますので、「cc→g」等
	  の換算が不必要で、燃料比重等の影響を受けません。
	2.消費重量を設定し、その重量の燃料が消費されるのに必要な時間を計測・表示
	  します。
	3.燃料の戻りがある場合でも計測できます。
	4.荷重計測にはロードセルを使用しているので、摺動部分がなく保守が容易です。

  ・重量検出装置の主な仕様
	
重量式燃費計 FCLシリーズ
 
FCL-100RFCL-1000R FCL-2000R FCL-10KR
重量計測単位 0.1g  0.1g  1g  1g  10g
重量設定範囲 〜99.9g  〜199.9g  〜999g  〜1999g  〜9990g
計量容器容量 330cc  3,000cc  7,900cc  29,000cc
配  管  径8A (PT 1/4)
15A (PT 1/2)
20A (PT 3/4)20A (PT 3/4)
  ・制御表示装置:FCL−4T/W 1.時間表示:00.00 〜 99.99 秒 2.電圧出力:容器内部の燃料重量に比例した電圧を出力します。 3.メンテナンスモード:内部スイッチの切替により、表示を「時間」から「荷重」   へ切替ることができるので、重量検出装置の較正を実荷重重錘で直接行うこと   ができます。   ・オプション 1.BCD出力:計測時間をBCDパラレルにて出力します。 2.計測開始の指示を外部から与えることができます。


 2-3.計測インターフェース

  ・製品名称:FDAシリーズ
  ・概  要:
	1.パソコンにデータを取込むためのインターフェースボックスで、各種センサの
	  出力電圧をAD変換ボードの入力電圧に合うように増幅(0-5V, ±5V, 0-10V,
	  ±10V)する装置です。
	2.8チャンネル用のFDA105と 16チャンネル用のFDA106があります。
	3.センサとの接続以外に、4〜8個のビット入出力用スロット1個とDA変換電
	  圧出力用のスロット1個を内蔵しています。
	4.仕様に合せて以下の「モジュール」を選択、内蔵します。

  ・計測モジュール
	
計測インターフェースに内蔵するモジュール
No 記号 モジュール区分 内  容 (用途、接続対象) 単体精度
1 F  燃費  重量式燃費計  0.03%
2 W  荷重  ロードセル  0.03%
3 N  回転  パルス入力  0.03%
4 P  圧力  圧力センサ  0.1%
5 T  温度  K種熱電対  0.1%
6 E  電圧  電圧入力  0.03%
7 E1  電圧1  1-5V電圧入力  0.03%
8 PIO  ビット入出力  2ビット入力、4ビット出力  
9 PIOR  〃 リレー付 8ビット入出力、出力はリレー接点 
10 VO  DAバッファ  DA電圧出力用2chバッファアンプ  
11 D  入出力直結  入力と出力が短絡  


 2-4.計測制御ソフトウェア

  ・製品名称:EMC24 (V3.0)
  ・使用環境:@NEC社PC−9801互換機(DOS)
		APC/AT互換機(DOS)
  ・概  要:
	1.エンジンの性能を測定し、データ一覧表や性能線図(グラフ)を作成します。
		@グラフのY軸には最大20個の項目を定義することができます。
		A自動スケーリング機能により、全曲線を所定のグラフ描画範囲に収める
		 よう作成することができます。
	2.運転ステップを記述し、その内容を動力計やスロットル制御装置に出力するこ
	  とにより、プログラム運転・制御を行うこともできます。(MAX=100ステップ)
	3.次の計測が可能です。
		@直接計測:荷重や回転数など、センサーからの直接入力による計測
			  (MAX=24ch)
				→K種熱電対については、-120°〜1370°に対する10°
				 毎の基準熱起電力テーブル(JIS C 1602)を参照して算
				 出します。
		A算出計測:馬力や燃費率など、直接計測項目の計測値と、項目毎に予め
		 定義した数式に基づいて計測値を算出(MAX=24ch)
		B乾球温度、湿球温度の値から、相対湿度の値を自動算出
		C乾球温度、湿球温度、大気圧の値から水蒸気分圧を自動算出し、予め定
		 義してあるJISに基づく修正係数の計算式により、修正係数を自動算出
	4.計測項目の定義(FILE)では、次の項目を任意に定義することができます。
		@名称(全角名称、半角名称、略称)
		A単位
		B小数点以下の出力桁数(4桁以内)
		C警報を発生するための上限値、下限値
		D入力電圧範囲及び変換値(算出項目の場合は算出式)
	5.計測値の確定には、最大値最小値のカットによるノイズ性データの除去、移動
	  平均計算、統計処理によるデータの「揺れ」の除去などの機能を利用すること
	  ができます。
	6.特殊機器として、重量式燃費計、スモークメータの接続、計測が可能です。
	7.警報の出力が可能です。
		@計測値異常による警報(上記「4.C」)
		Aスモークメータの濾紙切れなど、外部からのビット入力による警報
		B警報を発令する場合、プログラム制御運転を停止したり、外部にビット
		 信号を出力したりすることができます。
		C外部にビット信号を出力する場合、「遅延時間」とビット番号を設定す
		 ることができます。
	8.本システムで使用する文字列は全てファイルにて定義されているので、使途に
	  合せて、表示文字列を変更することができます。
		→現在、日本語版、英語版、韓国語版があります。



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