日本語の文法入門

1998.09.20.



<はじめに>

 ・韓国語の文法を少しまとめてみようと思ったら、その前に日本語の文法を
  やらなくちゃならないってことが分かりました..とりあえず、NIFTY の
  掲示板に「日本語の文法教えて..」って出してみたところ、お二人の方
  からお返事をいただきました。(今年の6月頃の話です)
 ・その内、谷村直登さん(塾で国語と社会と理科を教えている大先生です)
  からは、二度にわたり長文且つ丁寧なメールをいただき、日本語の文法に
  ついて無料で解説していただくことができました。

 ・私達日本人にとって、「国文法」は高校の入試のために勉強をすると言う
  程度で、日常ほとんど勉強の必要性を感じないものと思いますが、少しは
  知っていても損はしないんじゃないかと思い、この頁を作ってみました。
 ・本頁の記載事項は、大半が谷村 直登 大先生からいただいたメールからの
  転載ですが、編集等は私(管理人) がしましたので、文責は私にあるものと
  します。



<大先生と生徒(管理人)の会話>
 生 徒:「何処何処へ」の「へ」や、「何何は」の「は」は、どうして      「え」や「わ」と書かずに「へ」や「は」と書くんですか?  大先生:これは、恐らく文語体が関係あります。      元々、日本語には英語の「ア」みたいに、今よりもう少し微妙      な発音が多く、ご存じとの通り、表記すると「ゐ」や「ゑ」と      いう音も使用されておりました。       これが、S61.7.1 内閣告示「改定現代仮名遣い」(当然、      もっと前からありましたが)によると「ゐ→い」や「ゑ→え」      に統一されたようです。       考えてみれば、当時発音されてた微妙な音の違いなんて、      「テープレコーダー」なんかなかった訳ですから、判る訳ない      ですよね(笑)。       また、この内閣告示には、慣例を重視しながら(結局は「歴      史的自然形成」か?)以下のように規定しております。       ・助詞の「は(発音わ)」は、「は」と書く。       ・助詞の「へ(発音え)」は、「へ」と書く。       以上2点から、類推するに、「微妙な音は難しいからまとめ      ちゃえ..でも、みんなが書き言葉として使ってるものは面倒      だからそのままね。」というところではないでしょうか。  生 徒:「通り」は「トオリ」、「応用」は「オウヨウ」と書きますが、      これら日本語の長音も話し言葉と書き言葉が違っていて、なん      じゃ?、と思いますが..  大先生:「通り」の正式な発音は「トオリ」のまんまでいいと思います。      「トウリ」は恐らく慣用的な発音でしょう。       また、「応用」は、これまた文語体が関係しますが、多分、      元々、古語的には「あうやう auyau」と表記して、「au→ou」      という古語の発音の原則から、「おうようouyou」と発音するの      だと思います。(古語辞典で調べてみましたが、当時「応用」      という語句自体がなかったのか、記載されておりません。)      ..手元に詳細な資料がありませんので、あくまでも推論の域      は出ませんが、少なくとも「当たらずしも遠からず」といった      ところだと思います。  生 徒:ついでに言うと「ん」の発音の多彩であいまいさは世界一だと      思いますが..(私の分類では四つある)       1.今度(kondo)         →d,t,z,n に連なる       2.今晩(komban)、コンビニ(=convenience、kombini)         →b,p,m に連なる       3.今後(konggo)         →k,g,s,h,r に連なる       4.今夜(kong'ya、懇意(kong'i)、懇話(kong'wa)         →a,y,w に連なる  大先生:あ、これは判んないです。なにせ、多くの日本人の人(あっ、      変な日本語!)と同じで、私、英語の「r」と「l」の発音も      うまく出来ませんもので。       今まで意識して考えたことはなかったんですが、そう言われ      て見れば、微妙に違いますね。まあ、この辺も無視しちゃいま      しょう、生粋の言語学者に任せちまって(←倒置法)。      ‥‥うーん、しかし、日本語って難しい!!(but 私は世界で      最も繊細かつ美しい言語だと信じております。)  

<1.日本語の単位構成>  1-1.文章‥‥(言葉の最大単位)   ・長くても短くても単に「文章」で済ましていいみたいです。    分けるとなると、結構ややこしいというか、どうでもいいような気もし    ますが、     ・物理的に形を成すか:話し言葉 or 書き言葉     ・形式から:散文 or 韻文(詩・短歌・俳句)     ・文体から:口語体 or 文語体     ・内容から:小説 or 随筆 or 説明 or 論説 or 詩・短歌・俳句etc.           ↑あ、あと、メールってのもそうですね(笑)。    になるかと思います。  1-2.段落‥‥(文章のまとまり)   ・形式段落:単に文頭の文字が一段下がっているところ←そのまんま?   ・意味段落:1つ以上の形式段落が集まって形成。小中学生の問題として         は結構問われるのですが、かなり主観的な要素が強いと思わ         れます。自身、解答を見て納得出来ないことも多いです。  1-3.文‥‥(言葉の基本単位)   ・その構造から「単文 or 重文 or 複文」に分かれます。   ・文の成分     ・「語」:主語・述語・修飾語・接続語・独立語。         →日本語の場合、ほとんど述語が最後に来ます(倒置以外)          ので、中学生には、「述→主→修・接・独の順番に見つけ          ると分かり易いよ」と教えております。     ・「部」:上記の語が2文節以上になった場合、「〜部=連文節」と          なります。         →これまた、「述語(部)に直接係っていけないやつは、行き          場がなくなって可哀想なんで、他のとくっつけてやってね」          と教えております。   (1)主語・述語の関係   (2)修飾・被修飾の関係(連体修飾語、連用修飾語)   (3)並立の関係 (例) 蝶と−花が   (4)補助の関係 (例) 遊んで−いる         ↑「別に無くてもいいけど、なんとなくくっついているもの」          とお考え下さい。  1-4.文節‥‥(文を直接組み立てている単位)   ・不自然にならないように普通は「ネ」を入れて区切ります。(その他、    「サ」、「ヨ」など、好みに応じて)     (例) 今日はネ 友達とネ 一緒にネ 遊びにネ 行ったよ。         →無理すればどんな音を入れても区切れるとは思いますが、          音によっては、思いっきり無理が生じます。         →ちなみに、「ネ」を入れて区切ると可愛く、「サ」を入れ          て区切ると都会っぽく、「ヨ」を入れて区切ると田舎者に          なります(笑)。
<2.単語と品詞>  2-1.単語‥‥(言葉の最小単位=品詞)   ・品詞の分類:     単語→自立語→体言 ‥‥名詞、代名詞           →用言 ‥‥動詞、形容詞、形容動詞           →その他‥‥連体詞、副詞、接続詞、感動詞           →付属語‥‥助詞、助動詞   ・自立語:それだけで文節を形成   ・体言:主語になれる     1.名詞(普通名詞・固有名詞・数詞・形式名詞/接頭語や接尾語付き      の名詞)     2.代名詞(人称代名詞・指示代名詞/近称・中称・遠称・不定称/単      数・複数)         →考えてみれば、英語と違い、細かいですね。 英語なんか、          I(一人称はこれだけ)やthat(中称・近称をひとまとめ)          ですもん。そういや、you や sheep(単複同型)なんてのも          手抜き?な気がしますし..  2-2.用言‥‥(述語になれる)

・以下の説明をご理解して頂く上で必要かと思われることについて、
 いくつか触れておきます。

[活用形]:活用する品詞(動詞・形容詞・形容動詞・助動詞)に共通
      です。(〜形を漢字で考える(漢字分解法)と判り易い
      かと思います。)
  ・未然形‥‥“未だ然らず(まだその状態にない)”
     →「〜ない、ず、ぬ(打消・否定)、〜う、よう(意志)、
      〜せる、させる(使役)」に接続。
  ・連用形‥‥“用言に連なる”
     →「〜ます、〜た、〜て」に接続。
  ・終止形‥‥→「。(句点),〜と(引用)」に接続。
  ・連体形‥‥“体言に連なる”
     →名詞・代名詞、その代表的な語句「〜とき、こと、とこ
      ろ」に接続。
  ・仮定形‥‥“仮に定める(=if)”
     →「〜ば」に接続。
  ・命令形‥‥→「〜!」に接続。

[語幹]:活用しても変わらない部分。

[活用語尾]:語幹と接続する語句を埋める、実際に活用している部分。
 
  1.動詞‥‥(動作・存在・作用などを表す/終止形=ウ段)     ・これまたややこしいです。    [活用の種類]     ・基本的に「〜ない」を付けてみて識別します。(どうしてもダメな      時は「〜ず」を付けてみます (例) 「あらず」       ・〜行五段活用 ‥‥「ない」の上の文字がア段になる。        ・〜行上一段活用‥‥「ない」の上の文字がイ段になる。       ・〜行下一段活用‥‥「ない」の上の文字がエ段になる。       ・サ行変格活用 ‥‥「する(含:〜する)」だけ。       ・カ行変格活用 ‥‥「来る」だけ。
 動詞の活用語尾
  語句 語幹 未然 連用 終止 連体 仮定 命令
 五段 遊ぶ
上一段 着る × きる きる きれ きろ,きよ
下一段 食べる べる べる べれ べろ,べよ
 サ変 する × さ,し,せする する すれ しろ,せよ
 カ変 来る × くる くる くれ こい
    ・その他「形式動詞」やら、また英語と同じように「可能動詞」(補助      動詞 → 英語では can で、助動詞かな?)やら、自動詞、他動詞」      の区別なんかもありますが、ここら辺は「なんとなく」でいいと思      います。     ・「動詞の音便」についてですが、口語の場合「五段活用の連用形」      に生じるみたいです。       ・イ音便‥‥ (例) 咲きて → 咲いて       ・ウ音便‥‥ (例) 思ふて → 思うて(文語っぽいですね)       ・撥音便‥‥ (例) 呼びて → 呼んで       ・促音便‥‥ (例) 立ちて → 立って     ・音便には、なんか、法則性ありそうで、なさそうですね。イ音便と      ウ音便は各音の母音になる気もしますが、ウ音便に          (例) 頼みて →頼うて      と言うのも出てますし..やっぱりこれも「単なる語呂による歴史      的自然形成」なんですかねえ...   2.形容詞‥‥‥(性質・状態などを表す) → 終止形=〜い   3.形容動詞‥‥(性質・状態などを表す) → 終止形=〜だ or です     ・この二つは中学校でお経のように唱えさせられた通り「活用語尾」      がどれも同じです。
 形容詞、形容動詞の活用語尾
  語句 語幹 未然 連用 終止 連体 仮定 命令
形容詞 楽しい 楽し かろ かっ,く,う けれ ×
形容動詞静かだ 静か だろ だっ,で,に なら ×
静かです静かでしょ でし です (です) × ×
    ・これを覚えれば完璧ですが、いちいちこれを覚えるよりも、本来の      「活用形の意味」を辿って考えた方が、楽だと思います。  2-3.その他‥‥(ホントはこんな分類項は存在しませんが、私は便宜上この         ように分けております。)   1.連体詞‥‥(連体修飾語になる=体言に係る)     ・「〜の」型   (例) この、その、あの、どの、かの etc.     ・「〜な」型   (例) 大きな、小さな、おかしな、いろんな etc.     ・「〜る」型   (例) ある、とある、さる、あらゆる、きたるetc.     ・「〜た・だ」型 (例) たいした、馬鹿げた、とんだ etc.     ・その他の型   (例) 我が、同じ etc.

・連体詞って奴は他の品詞と間違え易いものが多いです。以下、間違え
 やすいのを、例と共に挙げると..
  ☆代名詞「これ、何?」‥‥「これ」だけで自己完結。
   連体詞「この本」‥‥‥‥「この」は「本=普通名詞=体言」に
               係る。
                すなわち、連体修飾語として、後に
               体言を伴わなければ、言葉として完結
               出来ない。
  ☆形容詞「大きい猫」‥‥‥「大きい」だけでも自己完結出来る。
               後ろに「猫」を伴うのは連体形だから。
   連体詞「大きな猫」‥‥‥「大きな」は「猫=普通名詞=体言」
               に係る。すなわち、連体修飾語として、
               後に体言を伴わなければ、言葉として
               完結出来ない。
                また、「形容詞」と言えない理由と
               して、お決まりである形容詞の活用語
               尾:「かろ、かっ、く、う、‥‥」に
               当てはまらないから、と考えることも
               出来る。
 

・品詞の基本的な識別方法
  ・次の順番で考えると判り易いです。
    1.原形(終止形)に直して考える。
      (例) 「楽しかった」→ 形容詞「楽しい」+ 助動詞「た」
    2.係っていく先の品詞を考える。(特に、連体詞・副詞の場合)
    3.品詞本来の意味で考える。
    4.特殊な識別法。
      (例) 形容詞、形容詞の活用語尾による識別 etc.
 
  2.副詞‥‥(連用修飾語になる=用言に係る)     ・これまた、ややこしい!     ・本名「副詞」、ハンドルネーム「連用詞」、すなわち「副詞≒連用      詞」とお考え下さい(笑)。     ・状態の副詞‥‥(動作などがどのような状態なのか → 主に動詞を              修飾)       (例) 「さっと身をひるがえす」         →「さっと」は、「ひるがえす=動詞=用言」に係る。       (例) 「こっそり逃げ出した」         →「こっそり」は、「逃げ出す=動詞=用言」に係る。       (例) その他、まとめて「オノマトペ」(仏語だったかな?)とも        言われる、         ・擬音(声)語‥‥音や声を表す言葉。            (例) ワンワンと、ごつんと etc.         ・擬態語‥‥様子や感じを表す言葉。            (例) ひらひらと、しーんと etc.        なんかも「状態の副詞」になります。     ・程度の副詞‥‥(物事がどのくらいの程度なのか)       (例) 「大層寒い」、「よほど気に入ったようだ」。         →それぞれ「寒い=形容詞=用言」「気に入る=動詞=用言」          に係る。       ・あと、私も調べてて初めて知ったんですが「突然の出来事」や        「もっと上」のように、程度の副詞のみで体言を修飾すること        もあるみたいです(ややこしい!)。     ・陳述(呼応)の副詞‥‥(決まり切った言い回し)         ‥‥「肉体疲労時の滋養強壮に」とくると「リ○ビタンD!」         と言いたくなるようなもの‥‥言いたくなるのは、私だけ?         ああ、CMの魔力!‥‥ついでに「タウリン 1000mg!」も?       (例) 主なものとして、以下の7つがあるらしいです。         →英語で考えると分かり易い気もします。       ・「多分・恐らく」=perhaps,maybe,probably         →「〜だろう」に係る(推量)。       ・「決して」=never         →「〜ない」に係る(強い否定)。       ・「まさか・よもや」=和英辞書引くと、言い回しによって色々                  あるみたいです。really が近いかな?                  Oh, no!でもいいみたい(笑)。         →「〜しまい・〜ないだろう」に係る(否定推量)。       ・「まるで」=like〜         →「〜ようだ」に係る(例え)。       ・「もし」=if         →「〜ば・〜したら」に係る(仮定)。       ・「どうか」=please         →「〜下さい」に係る(願望)。       ・「なぜ」=why         →「〜か」に係る(疑問)。   3.接続詞(文の前後を繋ぐ/接続語になる)     ・中学生の問題にも、空欄補充問題としてよく出てきます。     ・文の前後の流れさえしっかり掴めれば、自然と判ると思います。       1.順接    (例)だから、すると、そこで、それで etc.       2.逆接    (例)しかし、でも、ところが、が etc.       3.並立・累加 (例)また、そして、それから、更に etc.       4.対比・選択 (例)または、それとも、あるいは、もしくは etc.       5.説明    (例)つまり、要するに、すなわち、但し etc.       6.転換    (例)ところで、さて、では、ときに etc.     ・また、「順接と逆接の違い」ですが、僕が教える時に例に挙げるの      が、「今日は、雨が降っている。」で、       1.「だから、遠足は中止になった。」→ 普通     → 順接       2.「しかし、遠足は行われた。」  → 普通じゃない → 逆接      って訳で、「変な奴が、逆接」ですね。   3.感動詞‥‥(心の動きを表す/独立語になる)     ◇感動‥‥‥ああ、おお、わあ、おや、ほう、まあ、うむ、へえー..     ◇応答‥‥‥はい、いいえ、ええ、うん、なにっ、いや ...     ◇呼び掛け‥お早う、今日は、今晩は、やあ、有難う ...     ◇あいさつ‥もしもし、おい、こら、やあ、ねえ、ちょっと ...     ◇掛け声‥‥そらっ、ほいっ、よいしょ、どっこいしょ ...     ・早い話が、思わず口にしてしまう言葉って奴です。      ... タンスの角に足の小指ぶつけたときとか(笑)。      ... 立ち上がるときに「よいしょ・どっこいしょ」だけは言わない        ようにしたいものですが、少しずつ自信がなくなりつつある、        今日この頃 ...  2-4.付属語‥‥(それだけでは文節を形成出来ない)   ・自立語に付いて意味を加える)   1.助詞‥‥(活用しない)     ◇格助詞       ・主として体言に付き、主語・連用修飾語・連体修飾語・並立の        関係を表す。         (例)「が、の、を、に、へ、から、より、で、や」etc.       ・いろいろな格助詞「の」         ・準体言助詞「の」‥用言に付いて体言「コト、モノ、トコ                   ロ」と同じ働きをする)         ・主格「の」‥‥‥‥「の」→「が」と言い替えがきく         ・連体修飾格「の」‥連体修飾語になる → 上の品詞を下の                   体言に絡ませていく         ・連用修飾格「の」‥連用修飾語になる → 上の品詞を下の                   用言に絡ませていく       ・引用の助詞「と」‥‥(用言に付いて引用を表す)

【問題】次の「の」の識別をしてやんなさい。(←宇和島弁)
    1.こ「の」本誰「の」?
    2.大きな岩「の」上に立つ。
    3.心「の」優しい友だった。
    4.星「の」輝く満天の夜空。
    5.そんな「の」ないよねえ。
 

 ・どうです?出来ました?これが出来れば、今時の「学力低下気味」
  の中学生には余裕で勝てます。いやいや、高校生でも出来ないの
  いっぱいいるぞ。
 ・そういえば、2002年からの完全週休5日制に合わせて、指導要綱が
  またまた変わるらしいです。もちろん「むっちゃ簡単に」。例えば
  中学生英語なんか今1000語ほど習っている英単語を「会話、電話」
  中心に大幅削減とか、小学生の算数なんか、「分数の約分は高学年
  で」とか。
 ・一体、「お上」は何を考えてるんだか。どんどん「必要悪(?)≒
  なければ無い方がいい」であるうちの商売に悪影響ありそう。

【解答】1.連体詞「この」の一部
      →終助詞「の」→語尾を可愛くする奴
    2.連体修飾格「の」
      →「大きな岩」全体を「上」(=名詞=体言) のところへ
       引っ張って行って何の「上」なのか詳しくする。
    3.連用修飾格「の」
      →「心」を「優しい」(=形容詞=用言) のところへ引っ
       張って行って何が「優しい」のか詳しくする)
    4.主格「の」(=「が」)
    5.準体言助詞「の」(=「こと」)
 
    ◇副助詞       ・いろいろな語に付いて意味を付け加えたり、副詞のように下の        部分に絡ませる。         (例)「は、も、こそ、さえ、だって、ばかり、ほど、くらい、           なり、ずつ、やら、だの、か、とか、きり、しか、だけ、           でも、など、まで」etc.     ◇接続助詞       ・主として用言や助動詞に付いて、上下の部分をつなぎ、順接、        逆説(共に確定・仮定条件)、並立を表す。         (例)「は、と、ても(でも)、けれど(けれども)、ところ           で、が、ものの、のに、ので、から、し、て(で)、な           がら、つつ、なり、たり(だり)」etc.     ◇終助詞       ・文や文節の終わりに付いて、話し手(書き手)の気持ち・態度        を表す。         (例)「か、な(なあ)、ぞ、とも、の、よ、ね(ねえ)、さ、           わ、こと、や、かしら」etc.       ・あってもなくてもいいけど、あると「可愛く」なったりする。       ・あっ、疑問を表す「か」はないとダメですね。       ・「なぜ〜」ときて、最後に「か」が言えないとストレス貯まっ        てしまいそう。