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介護保険制度の4月実施の中止を求める緊急署名
       趣  意  書    
 
【1】 介護保険制度が疑問や不安を残したまま4月1日から見切り発車しました。制度出発によって厳しい負担を強いられるのは私たちです。杉並区では65歳以上の第1号被保険者の場合、2940円、40歳以上65歳未満の医療保険加入者である第2号被保険者の場合も、平均で1300円〜1500円が課せられます。
 
【2】介護保険は、「介護」とは名ばかり、実際には、福祉を切り捨て、私たちから新たな「税金」を強制的にとりたて、そのうえ高額の利用料を払わされます。従来無料で受けられたサービスも有料になります。
@ 月15000円の年金しかもらえない人からも、その年金から保険料を天引きされます。
A 保険料を払えない人は、介護サービスをとりあげられ、健康保険証までとりあげられて、医者にもかかれなくなります。
B 保険料を払い続けても、そのうち9割の人は、一生かけすてになります。
C 介護が必要な人でも、1回の短時間の聞き取りデーターによるコンピューター判定とわずか数分の審査会で、介護からはずされる人がたくさん出ます。
D 介護保険が実際に施行されれば、全国で最低でも15000人の施設入所者が退所させられます。
E 在宅介護も必要な介護量の4割しか供給しない枠組みがあらかじめ決められています。
 これでは、介護保険は、高齢者や「障害者」に死ねというに等しい制度です。
 
【3】介護保険を実施するとどんな深刻な事態が起きるかはっきりしているのに、制度の廃止を訴える政党はいません。もう、黙っていられません。私たち自身が立ち上がるときです。
国は、財政危機を理由に福祉や社会保障を削減していますが、一方では、銀行救済に70兆円もの公的資金(税金)を注ぎ込んでいます。新たな介護保険による負担増は認められません。
 
 数は力です。署名運動は、介護保険制度を廃止させるうえで、大きな力になります。私たち自身の不安、危機感、気持ちをひとつにまとめることができれば、介護保険制度の実施を廃止させることはできます。私たちは、声を大にして訴え、要求します。
 
1 介護保険制度の廃止を求めます。        
2 介護は私たちの権利であり、国と自治体による全額公費負担を求めます。
3 福祉目的税の名による消費税引き上げにあくまで反対します。
4 介護保険制度による保険料強制とりたて、保険料が払えない人の介護サービスさしとめ、健康保険証とりあげに反対し、介護サービス利用料の10割国庫負担を求めます。
 
   ぜひ、署名にご協力ください。また署名を集め、広げてください。
 
【よびかけ人】 実方 精一(荻窪) 北野 邦彦(荻窪) 山崎 康彦(久我山)
        狩野 裕子(松庵) 白坂 美砂(宮前) 天谷 昭夫(南荻窪)
        上野 陽一(成田東) 村松 和行(高井戸西) 高田普次夫(成田西)
        けしば誠一(区議) 新城せつこ(区議) 長谷川英憲(元都議)
 
  ストップ介護保険 杉並10万人署名運動
 
   【連絡先】 杉並区阿佐ヶ谷南1−15−1 
           杉並区議会・都政を革新する会 電話 3312―2111内線2328
         杉並区高円寺南4−5−3   電話・FAX 5378―1352