海洋の油汚染対策 4課題の研究着手 環境庁 Sep.13.1997

環境庁は日本近海でタンカーからの油流出事故が相次いだことを教訓に、油汚染の自然環境への影響調査や微生物を利用した浄化技術など4課題の研究に着手する。関係省庁の横断的な研究予算である「環境基本計画推進調整費」に基づく緊急調査として実施し、今年度中に合計約3千5百万円を投じる。

自然環境への影響調査では、油流出事故が新たに起きた場合に国立・国定公園の生態系に与える影響を環境庁が調査する。浅い海にすむ魚介類への影響は水産庁が調べる。両庁は共同で微生物の働きで油を分解する「バイオレメディエーション技術」の有効性についても研究する。


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