油流出対策に55億円盛り込む 概算要求で運輸省と海保 Aug.28.1997

1月のロシアのタンカー「ナホトカ」の重油流出事故や東京湾の原油流出事故を教訓に対策を進めている運輸省と海上保安庁は、27日の概算要求で油回収船の建造費など油防除対策費を一気に増やして総額55億円を盛り込んだ。

目玉は門司港に配備している浚渫(しゅんせつ)船の更新。3千5百トン級で、浚渫機能のほか4メートルの波でも流出油を回収できるようにする。総建造費は70億円に上り、今回は初年度分として14億円を計上した。海上保安庁は粘度の高い油回収装置1基を約1億4千万円で購入する。


[資料室] [調査日誌] [ご意見・情報交換BBS] [Back]   [Home]