重油回収作業 段階的に縮小 政府対策本部 Feb.19.1997
タンカー重油流出事故で福井県三国町に座礁している船首部の油ぬき取り作業がほぼ終わり、海上での油漂流もほとんどないため、政府の対策本部は18日、流出油の回収体制を状況に応じて段階的に縮小する方針を決めた。
回収作業では海上保安庁や自衛隊などの船艇約90隻と航空機12機がピーク時と同じ体制で出動していたが、回収量がほとんどなくなり実体に合わなくなっていた。19日から出動船艇などを順次削減する。
対策本部は「漂着は終わっても全ての箇所で回収作業が終わってはいない。関係省庁が自治体と調整の上、実状に合わせた作業を続ける」と話しており、本部解散も船首部撤去の段階までないとしている。
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