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3日目
さて、楽しくも狂おしい旅行も今日で最終日。
今日はなんとか7時前に目覚めることができた。
さぁ、今日こそムービー撮影だ。
という訳で朝食前に大ちゃんとAOPを連れて
てっちゃんのDVで、てっちゃんと冬弥のバカムービー撮影が始まった。
場所は1日目に遊歩道に入る直前にあった墓場。
その手前くらいのちょっといいロケーションの小道。
まずはてっちゃんが忍装束に着替えて
それっぽく走ってくると言う映像。
これといって問題なく撮影終了。
その次は冬弥がトゥハートの制服に着替えて坂下好恵になる。
幸薄い好恵さんが
来栖川綾香、そして松原葵にリベンジするための
特訓の走りこみ中に忍者に襲われやむなく戦う
という、
あまりにも荒唐無稽なストーリー。
てっちゃんと冬弥の殺陣がそれっぽくキまる。
そうこうしているうちに、もう朝食の時間。
いったん「あにや」に戻って朝食を取る。
今日は波が穏やかで渡し舟が出るらしいが
泳いで疲れが出ると帰り道のドライバーが大変なので
海に行く人と行かない人と別れて別行動をとることにする。
そして朝食後に再びわざわざムービー撮影に出かけ
てっちゃんは、ウェディングお色直し。絆!転身!Let's Rising!!
ついにライジング徹也へと変身し偽坂下好恵怪人と戦う
と言うバカ写真を撮る。概ね成功。
ふと思ったけど、結局『ランニング徹也』の続きは撮らなかったねぇ。
バカ写真も撮り終えて、時間もたっていざ海へ出発。
海へ潜る組はてっちゃん、AOP、COZI、そして昨日のリベンジを果たすべく冬弥。
残りは近くを散策するらしく出かけていった。
水雷艇漁船で今日は穏やかな海へ。
そしてエントリー。冬弥は昨日のことがあるから
なるべく人といっしょに行動しようとてっちゃんとくっついて行動する。
とはいえ今日は波が穏やか。終わってみれば
昨日よりはるかに激しく運動したのに息切れもせず
気持ち悪くもならなかった。やっぱり高い波で酔いやすいのが最大の原因みたい。
昨日撮れなかったので今日こそはと水中写真を取りまくる。
と、てっちゃんがなんか騒いでる。
どうやら海中にウツボを発見したようだ。
冬弥はてつちゃんにカメラ渡して、自らも潜ってウツボを確認する。
おー、いるいる。にょろにょろと泳いでやがんぜよ。
てっちゃんによるウツボ撮影が終わったところで
冬弥はまた島に行くことを提案、てっちゃんと向かう。
ところが潮の流れが速くてなかなか前に進まない。がんばって進む。
さて、島に上陸。てっちゃんと階段を上って島上まであがって記念撮影。

思わず崖っぷちにたたずんで
『は〜るかー遠ーくに浮かぶー空の街〜』と口ずさんでしまった。
気分はケイン。崖っ娘がいないのが残念。光の死神でも可、ママ〜ン(違う)。
階段を降りてくるとCOZIが島に泳ぎたどりついてくるのが見えた。
そこで3人で休憩する。すると向こうから遊覧船が見えてきた。
そぅ、ここは遊覧船の遊覧コースなのだ。遊覧船が近づいてきたのに気づかずに
うっかり泳いでいると警笛を鳴らされる。
やろうと思えばスクリューに巻き込まれて死ぬことも可能だ。しないけど。
すると、どこからともなく猿が降りてくる。
いた!猿だ。猿エンカウント!
とか思っていると、わらわら沢山降りてきて
十数匹の猿に囲まれてしまった。
どうやら猿たちは、遊覧船が来る時間がわかっているらしく
遊覧船の乗客が投げるえさ目的に海辺まで降りてくるのだ。
目の前を遊覧船が通りすぎていく。
と、遊覧船の乗客のひとりのおばちゃんが我々を見て
「(猿のえさを)投げちゃダメよー」だって。
むむー、ちきしょー。
ドナルコのパックンチョを食らわせるぞ(謎)。
遊覧船が過ぎ去り、ふと横をみれば1匹の猿が
海に落そうになって岸に張りついていた。
何かのはずみで落ちてしまったのだろう。
仲間の猿たちが見守る中、その猿は必死にもがいて海からはい上がろうとするが
なかなか上がれない。やがて大きな波が来てそれに乗るようにタイミングを合わせて一気に上る。
我々が、海に落ちずによかったよかった、さて、帰ろうか。と、思ったとき
1匹の猿がこちらにやってきた。何かと思ったら歯をむき出して我々に威嚇を始めるではないか。
なんだなんだ、不確定名・猿。
こちらも負けじとCOZIが挑発する。
声をだせ!低く唸るような声でこちらも威嚇するんだ!!
目をそらすな!目をそらせばやられる!!
そう、「睨め!値踏め!目でコロせ!」だ!!
猿はテリトリーを守るかのごとく我々を威嚇する。ここのボス猿か?
ついに猿が弱パンチで攻撃してきた。
COZIはそれをかわす。いや、COZIは動いていない。パンチがとどかなかっただけだ。
猿はいよいよ臨戦体制を整えたようだ。そこで我々はひとつ提案した。
「猿くん、今日は泳ぎで勝負だ!」
(By ミスターX)
が、我々の提案は猿には受け入れられなかったようだ。
猿は海中には入ってこなかった。まぁ、わかりきっていたが。
そしてそのまま我々は対岸を目指す。
冬弥はそのまま岸に上がって今年のダイビングを終了する。
しばらくしててっちゃんとAOPがやってきて13時ごろ、「あにや」へと帰る。
「あにや」でシャワーを浴びていると、散策組が帰ってくる。
どうやら遊覧船に乗ってきたらしい。もう少し時間が早ければ
冬弥たちが島にいたときに来た遊覧船に乗れていたかもしれない。
そして着替えて、身支度を整えて民宿「あにや」後にする。
ちなみに正式名称は民宿「にいや」だ。
車を止めてある駐車場でみんなで記念撮影をした後に帰路につく。
行きと同じく冬弥は大ちゃんカーに乗り込む。
途中で温泉に入ってさっぱりしてから帰ろう計画が発動され
近くの温泉共同浴場へとむかう。
…しかし、ここって温泉か?にわかにそんな疑問が湧き上がる。
効能が書いてある以上、温泉なのだろう。
まぁ、とにかくさっぱりしたあと、ふたたび車に乗り込み下田方面へ。
去年、りらっちと話していて、下田にずごく量があって美味しいとんかつ屋があるという話しを
冬弥が覚えていて、そこで夕飯を食べて帰らないかという提案をするとあっさり了承され る。
程なく店は見つかり、その店の駐車場に車を止めて
店に入って注文をすませる。りらっちの言う事には
ここの主人のオヤジさんはおかわり自由の
ごはん、味噌汁、スパゲティ、キャベツを
「まだ食えるだろ?」とわんこそばよろしく無理矢理皿にのせ
おかわりさせて食べさせる店らしい。
むぅ、そんな店なのか?心してかからねば。
と、7人座るには少しテーブルが狭いと感じた冬弥は一人別テーブルに移る。
このときてっちゃんに「こっち千葉、あっち横浜」と
あたま数をそろえられてしこたま傷ついたあと、とんかつが運ばれてくる。
なるほど、これはでかい。食いでがありそうだ。
食べる。お、これ美味い。とんかつにとんかつソースでなく
デミグラスソースなのがポイントだ。これはいける。
途中、オヤジさんが「おかわりできますよー」とおかわりを何度も促すが
我々はあまり気にしない。さすがに噂は誇張されすぎていたようだ。
おかわりを断られつづけ、なんだかつまらなそうなオヤジさんだった。
食わせるのが楽しいんだろうな。冬弥はごはんをおかわりしたよ。
さて、かなり満腹。ちょっと腹ごなしもかねて
車をそのまま駐車場に止めてお土産を買いに下田駅へ。
しばらくお土産買いに興じる。
が、お土産を買って駐車場に帰ってくると車に張り紙が。
お客様が止められません。
俺たちもお客様だったのに…。
まぁ、店を出たら駐車場から車出すのはマナーか。
とりあえず車を出して一路東京方面へむかう。
松岡カーはその馬力にまかせて飛ばす。もう見えない。
しかし大作カーはあせらずゆっくりマイペース。
でも思わず猫の死体を轢き直してしまってちょっぴりブルー。
もうすっかり日も落ちてかなり暗くなってきてしまった。
それでも去年も立ち寄った古本屋に寄ってCDを買う我々。
そして沼津インターから高速に乗り待ち合わせのサービスエリアへ。
ここで清算。冬弥は車を乗り換えて松岡カーに乗り換える。
なんと横浜まで送ってくれるらしい。いや、ありがたい。
去年は千葉まで行って解散、横浜まで電車で帰ってつらかったからなぁ。
そして大ちゃん、りらっち、冬弥の変わりに乗り換えたてっちゃんとはここでお別れ。
その後松岡カーは飛ばす飛ばす。あっという間に横浜に着いてしまった。
冬弥は横浜まで送ってくれるとはいっても、高速降りた辺りで
降ろされるかと思っていたが、あれよあれよのうちになんだかなんだと
石川町5丁目、もうめちゃめちゃ近所まで送ってもらってしまった。
こんな所まで送ってくれた松岡さん、そして同乗者のAOPとCOZIにお礼を言って解散。
家路に着く。家まではあっという間。いやー、楽だ。
今回の旅行はちょっぴり(?)生命の危険があったけど
それでも激しく面白かった。
みなさんお疲れさまでしたー!!
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