3日目 〜05年8月7日〜

朝、目覚めて朝飯。
部屋を片付け、荷物をまとめて
特に滞りなく10時にチェックアウト。
『あけぼの』は施設もきれいで料理は美味しくて
民宿としてはかなりよかったと思います。
だけど悲しいかなふたたびここに来ることは多分ないと思います。
お世話になりました。
さて、今日はどこで泳ごうかを決めてます。
内房も外房もダメ。
となると少しでも南を目指そうと言うことで
館山の海のほうへ向かうことに。
10時過ぎ、チェックアウト後の『あけぼの』の駐車場で
最終日だけ合流予定のパパから連絡が入ります。
そして館山付近で待ち合わせることに。
つい最近、ゴールデンウィークまではKワークスに乗っていたパパには
なにやら新車購入疑惑が持ち上がっていたために
合流するのに車種と色を聞き出します。
黒のランエボらしいです。
やはりランエボか。ついに買ったか。
パパはこの旅行記で何度か話題にのぼった
『東京湾アクアライン』を使ってこちらに向かっているとのこと。
しっかり『アクアキャンペーン』を利用してるらしいです。
さて、こちらも『あけぼの』を出発して
そのまま128号線を南下して館山方面を目指します。
そして1時間ほど走って館山の海まで出て海沿いの北条海岸に来たところで
路肩に停めてパパを待ちます。
しばらくすると対向斜線側から黒いエボ4が走ってきました。
パパは以前から
「買うならエボ4がいいなー」と言っていたので
もしやあれかな?と思って見ていましたが
しかし止まらずに走り去っていってしまいました。
運転席はよく見えませんでしたが
振り返ってみればリヤフェンダーが後ろのバンパーあたりまで
ぼっこりヘコんでいました。
まさかあれじゃないよなー、と思いつつ
普通に考えれば対向斜線側から走ってくるはずはないのですが
タイムゾーンが常時発動能力であるパパだと
そんなことも怪しく思えてきてしまいます。
しかししばらくしてちゃんと後ろから黒いランエボが走ってくるのが見えました。
向こうもこちらに気づき路肩に寄せてきます。
ランエボキタ━━━(゚∀゚)━━━ !!!!!

ランサーエボリューション5。
エボ5です。
横幅が広いです。すごいフェンダー。

とか言われてしまうんですね。
またパパが1人で運転してると寂しいだろうからとか
それまで大ちゃんカーの後部座席に冬弥と峨畿綿とコーチの
3人すし詰めだったので窮屈だったからとか、蒸し暑かったからとか
そんなのは後付けの理由です。
なにはなくともランエボに乗ってみたいと言うのが本音でした。
冬弥は大ちゃんカーからパパのエボ5に乗り換えます。
いっしょコーチも乗り換えました。
そしてシートに腰を落ち着かせてまず感じたのが
『涼しい!!!』と言うこと。
ランエボには走りに特化するために
エアコンなどの余計な装備がないものもあったりしますが
さすがにパパのは普通の標準装備車です。
そのエアコンがすごくよくきいていてとても涼しいのです。
ランエボの第一印象は
『速い』でも『かっこいい』でもなく
強烈に
『涼しい』になってしまいました。
11時半頃、海の手前のコンビニで昼食を買い求め
芝生の駐車場らしきところに車を停めて海まで歩きます。

館山は以前来たときも思いましたが
房総南端を意識してかどこか南国チック。

日焼け止めを塗ってエントリー。
今回では一番綺麗な海だと思いました。
単に昨日に比べれば波が穏やかだったからかもしれません。
冬弥は少し泳いだあと、トイレを探して車を停めてあるほうまで戻り
帰ってくるころにはもうなんだかのんびりしたくなってしまって
一人のんびりと海を漂います。

そして岩の上まで泳ぎ着いたとき
コーチ以外のみんなが少しはなれた波打ち際で集まって
何か話しているのが見えましたが
そこまで泳いて行くのがなんだかとても億劫になってしまって
気分が悪くなったわけではなく、むしろ陽射しも気持ちよくて
ここでまったりモードに。
てっちゃんに写真とられているとも気づかずに
岩の上で目を閉じてぼんやりしていたら
気持ちよくなってきて、うつらうつらしてしまいました。
がくっと体が崩れたときにハッと起きて
海に落ちる前に荷物の置いてあるところに泳ぎ戻りました。
そこで今年のダイビングを終了します。
なんだか今回は水中カメラちっとも使わなかったです。
ダイビング旅行記なのに
海中写真が1枚もない結果になってしまいました。残念。
やはり千葉房総では南伊豆仲木ほどの海は期待できないとわかりました。
来年はまた仲木でしょうかね。
みんなも帰ってきてそろそろ撤収準備です。
と、そのときコーチに
「隊長、パンツのケツ破けてるよ」と指摘されます。
えっ!?と調べるとサーフパンツの
お尻が真っ二つに割れているじゃないですか。
幸い中のサポーターには問題なかったので
昨日のふんどしおじさんのように
他の遊泳者にお尻をさらすということだけは免れましたが。
どこで破けたのか?もしやさっき岩の上でうつらうつらしたときに
岩に引っ掛けたりしたのだろうか
でもこのサーフパンツもどの道寿命だったのかも。
長いこと使っていたし買い替え時だったと思う事にしました。
最終日でよかった。

全員集合写真をとったりして撤収です。
冬弥、何食わぬ顔して写真写ってますがお尻破けてます。
結局、スイカ割りは本旅行中には実行されませんでした。
やるとしたら昨日の保田海岸だったでしょうね。
あそこは砂浜でかつ人がほとんどいませんでしたから。
また次の機会を待つことにしましょう。
車を停めてある駐車場まで戻ってきて
そのそばの商店でやっている貸しシャワーで
軽くシャワーを浴びようとしましたが
かなり順番待ちしていたため諦め
昼食を買ったコンビニの駐車場に
日帰り入浴温泉の看板があったことを思い出して
それをみてそこに行ってみることにしました。
『天然温泉 人魚の湯 海紅豆』という
日帰り入浴もさせてくれるホテルなのですが
そこはちょっと厳しいところでした。
脱衣所へ行くと、なにやら臨海学校だか水泳教室だかでここに宿泊している
たくさんのお子様どもがさわいでいます。
なんとか入れ替わりで浴場に侵入しますが
浴場が思っていたより狭いのです。
浴槽もさほど大きくなく
前に開けた窓からは海が見えて景色はいいのですが
正直それを眺めるどころではありません。
今出ていったのとは違うお子様どもが
入れ替わりで次々侵入してきます。
お子様どもの数が多いので入れ替わりで入浴しているのでしょう
それに巻き込まれてしまった形になります。
お子様どもはそのまま放置しておくと上がり湯もかけないで
そのまま浴槽内に入ってきかねないので
「ちゃんと体洗ってから入れ」とおっさんらしく注意します。
しかしそれも無理からぬこと。
普通の銭湯くらいの大浴場ならともかく
ここの浴場はこのお子様どもを収容するには狭い上に
シャワーなどの洗い場の数がお子様どもの数に比べて絶対的に足りません。
それにお子様どもに混じってわれわれも体を洗わねばなりません。
我々が体を洗っている間お子様どもは狭い浴場内で
裸でただうろうろして待っていなくてはいけないのです。
そして決定的だったのが洗い場のシャワー。
今まで入っていたお子様どもがどんな使い方をしたか知りませんが
シャワーの水圧が絶対的に足りません。超ナローです。
誰かが使うのをやめると若干水圧が回復します。
それでも水圧が足りません。
肩口までシャワーを持ち上げると
すぐにチョロチョロと水か垂れ出してくるだけでシャワーになりません。
シャワーを下げるとシャワーとして復活ます。
仕方なく身をかがめてシャワーを使います。
まぁこれでシャワーが水道水でなく温泉であることはわかりましたが
これでは満足に体を洗えません。
その上後ろではお子様どもが我々が退くのを待っているわけですから。
結局かなりの時間をかけて体を洗った割りには
あんまりのんびりせずにあがって来てしまいました。
ぶっちゃけ別のところにすればよかったなと思いもしましたが
まぁ、お子様どもに関しては
そこにどんな客がきているかなんてわかりっこないので
単に運が悪かったなってことにしました。
しばらく眺めだけはいい海を見てのんびりした後
外に出てくるとさっきのお子様どもがスイカ割りをしているじゃありませんか。
日本刀を持って乱入してやろうかと思いましたが踏みとどまりました。
ここで大ちゃんカーの乗せてある冬弥と峨畿棉とコーチの荷物を
パパのランエボに移します。
パパのランエボで帰りは送っていってもらうためです。
帰りは金谷港からフェリーで帰るか
パパが行きに使った東京湾アクアラインを使うか相談しますが
『アクアラインキャンペーン』だと4人で割り勘して
アクアラインのほうが安くすむこと
所要時間がアクアラインのほうが短いこと
フェリーで横須賀についてしまうと
コーチたちの帰る埼玉方面までまだだいぶ距離があること
何よりフェリーの時間の関係がある
などなど多数の理由でアクアラインに決まりました。
てっちゃんが「お土産を買わないと」というわけで
とりあえずお土産店を求めて金谷港までいくことにします。
やはり以前千葉の海に泳ぎにきたときもここでお土産を買いました。
そのときと同じく『房総酪農牛乳饅頭』を買い求めます。
これ美味しかったので。
お土産を買って外に出てくると

夕日が綺麗でした。
さて、これから夕食を食べようということになっていましたが
金谷港のレストランで食べようと話は持ち上がってはいましたが
最終のフェリーが出た後だったので既に閉店していました。
せっかく海へきているので
ファミレスやマックなど、どこで食べても同じ物よりは
何か海産物が食べたいと
ちょっと車を走らせて見えてきた海の見える海鮮料理屋
『漁師料理かなや』に入ります。
いけすの中で魚が泳いでいます。
すでに太陽が沈んでいましたがまだ赤かった空が
だんだん夕闇になっていくのを見つつ夕食です。
ここはすごく景色がよさそうですけども、もう暗くてよくわかりませんし
ここって台風が来たら雨水や海水かぶりまくりだろうなーと。
冬弥は最初は『鯵の三色丼』というアジの丼ものを頼もうとしましたが
遅い時間だったせいもあり
多くの食材が売れきれておりこれもそうでした。
そこで第二候補だった『ぜいたく丼』を頼むことに。
ふぐ、鯛、平目など旬の魚のたたきが盛り付けられた海鮮丼です。
名前どおりちょっと値はしましたがやはり美味しかったです。
コーチも同じくぜいたく丼を頼むことにしたのですが
何かもう一品欲しかったコーチは更に『ぜいたくたたき』という品を注文します。
この時点で名前から推測できるだろうに
出てきたものはやはりというか
『ぜいたく丼』の上に盛り付けてあるたたきそのものでした。
『ぜいたくたたき』をご飯の上に盛り付けてあるから『ぜいたく丼』なのは
至極当然といえるでしょう。
はからずも(?)同じ物を頼んでしまったコーチ。
それならばとコーチは『ぜいたくたたき』『ぜいたく丼』の上に更に盛り付け
2つあわせてちょおぜいたく丼』に。
確かに
ちょおぜいたくです。ちょっとうらやましい。
まぁマネしたいとは思いませんが。
しかし誤って同じ品を頼んでしまった事は明らかにミス。
支払いの際、各自バラバラに支払いますが
そのとき
「『ぜいたく丼』と『ぜいたくたたき』で」
レジ店員に申告したくないコーチは
支払いを一番最後にして
「あとの残りで」という作戦に出ます。
しかし成功しかけたかに見えた作戦は、レジ店員さんに
「『ぜいたく丼』と『ぜいたくたたき』でよろしいですか?」
と聞きかえされてしまい
むしろ傷口を広げた格好になってしまいました。
まぁそんなに気にすることじゃありません。
「あいつ同じ物頼んだわよ」ってレジ店員さんに(・∀・)ニヤニヤされただけですから。
『かなや』を出て、ここで千葉組とランエボ組とが解散です。
お疲れ様でしたー。気をつけて帰ってね。
多分帰宅はそっちのほうが早いとは思うけど。
さてランエボは一路アクアラインへ向けて進みます。
しかしアクアラインまでの道が大渋滞。
カーナビを見るとまだアクアラインまではかなりあります。
そこでパパ、ナビを見て「こっちから抜けられそうだ」と脇道へ入ります。
冬弥、内心「ああ、タイムゾーン発生か」と思いましたが
なんと道はすいすいとアクアラインへ続き
見事渋滞を避けることに成功したのです。
さて、気をよくして東京湾アクアライン。はじめて来ます。
料金所を抜けてスタート。
うは、ランエボ加速いい。
しかしこんな機会ほとんどないので
速いランエボであっさり通り過ぎてしまうのももったいないので
せっかくなのでトイレ休憩をかねて
『海ほたる』観光。

うわ青い光が綺麗。
ここは夜にきたほうがいいのかもしれない。
野郎同士でくるところじゃないでしょうが。
なんとなく本旅行で一番観光らしい観光でした。

巨大ドリルの前で写真撮ったり
ご当地ものというのか海ほたるマーブルチョコを買って食べました。
そして海ほたるを出てからはあっさりとアクアラインを通り過ぎて川崎市街へ。
そしてちょうど22時頃、JR川崎駅に到着。
冬弥と峨畿棉はランエボを降り、二人はここから電車です。
ランエボはここからまだ走ります。


がんばって走れランエボ。がんばれパパとコーチ。
幅寄せなんかに負けるなよ!
それから対向車には十分気をつけるんだ!!
焦って頭から落ちるなよ!!

何かあったらデコトラで運んでもらうんだ!!
今年も楽しい旅行をありがとう。
皆さんお疲れさまでしたー!
次回もよろしくお願いします!!


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