4日目 〜01年8月27日〜

アキオへ。
今日も昨日と変わらず強い日差しが降りそそぐのだろう。
ただ、昨日と違うことといえば
 妹たちコーチの明るい声がない…。
それにここは西伊豆でもない。そう、僕たちは移動したんだ…。


「やーん、にいさま おはようですの☆」
白雪の声に爽やかに起きる…事ができず、てっちゃんに蹴られて起きる。

「おら、起きれ 出かけっぞ」
えらい違いです…。
5時頃。朝も早よからバカ写真・ムービー撮影会に出かけます。
バカ写真とバカムービーを撮影して8時までに帰ってきて朝食。
9時にはチェックアウトして10時には南伊豆仲木に到着しようという強行軍です。
残すところ予定していたバカ写真は、AIRの晴子ママと観鈴ちん。
観鈴ちんを背負って海を眺める晴子ママのシーンと
夕日の砂浜を晴子ママに向かって歩いてくる観鈴ちんのシーンです。
両方とも夕日のシーンですが、夕方ではまだ浜辺に人がいると考え
人気のない早朝での撮影になりました。
まず砂浜が必要だったので砂浜のあるところまで車で移動。
すでに砂浜にはまばらに人がいましたが
これ以上人が出てこないうちに、速攻で着替え速攻で撮影。
両方とも、またこれが結構痛いの。
まぁ、大ちゃんのアレに比べるとすべてがかすむけど…。
撮影後、逃げるように砂浜を後にして引き続き
「ToHeartファイティングムービー」の撮影に出かけます。
昨日、佳乃のバカ写真を撮った川まで移動して、またお着替え。
何をするかといえば去年もやった
松原葵VS忍者軍団のアクションムービー撮影。
早朝の練習を終えて帰ろうとする葵ちゃんを
謎の忍者軍団が襲う。
下忍を退けた葵ちゃんの前に

ついに忍者の頭領が…
という相変わらずなストーリーをがんばってがんばって撮影。
でも 去年はたった2カットしかシーンがなかった上に
小道具も全然なくて不満だったので、今回はリキ入れてやりました。
が、この川の上流に採石場だか採掘場だかがあって
よく石を積んだトラックが川の横の道を通るのですが
その トラックの運ちゃんに撮影見られまくり。
そのほかやっぱり観光客の車とかありますよね。
なかには車をわざわざ止めて見物する人もいます。
川でセーラー服と忍者が戦ってれば、そりゃ人目を引きますね。

しかもセーラー着てんのは男で、髪の毛青いし。
運ちゃん達も朝早くからお勤めご苦労様ですの☆
だけどそれなりに映像はできたようです。とりあえず満足。
でも撮影に思いのほか時間を取られ 予定の時間を大幅に過ぎてしまいました。
急いで清涼荘に帰り着き
朝食をとります。が、このとき清涼荘の人が声をかけてきました。
「我々はこれから出かけますので
すみませんが後をよろしくお願いします」

…って、後をよろしくって言われても我々もこれからチェックアウトだしなぁ。

多分、お葬式か告別式に出かけるのでしょう。
で、それに出かけるのに客である我々の朝食を待っていたのでしょう。
朝食の時間に遅れて申し訳ないです。
こうして我々以外、
清涼荘には誰もいなくなりました。
なので朝食を食べるのに
しょうゆがないので
勝手にキッチンをあさって持ってきたりします。

さて朝食を食べ終わり、時間も押してるので仲木まで巻きでいくぞ
と、荷物をまとめチェックアウトしようと部屋に行くと
またスゴい写真だ…
なんとジョン・レノンとさらにオノ・ヨーコが。
おお、最終日になんてビックな二人に会えたのでしょう。
しかもこれは
ラブ&ピースです。
これはせっかくですので写真に収めておくしかないでしょう。
(注:苦情等は一切受け付けません)
この後、急いで荷物をまとめて、清涼荘の前で記念撮影して
無人の清涼荘を後にします。
お世話になりました。

目指すは去年も行った南伊豆は仲木。
浮島から西伊豆を海岸線に沿って南下して南伊豆に向かいます。
今日もとてもいい天気です。ちょっとしたドライブ気分。
そして車で約1時間半。

仲木の海
来ちゃったよ仲木まで。
時間はほぼ正午。仲木到着後、すぐ我々は
久三商店という商店にむかいます。
伝説の商店
そう、ここは去年
賞味期限64年のシスコーンが売っていた 伝説の商店です。
もし今年まで売っていたら

買って食べてその味をレビューしようと考えていたのですが
もう売ってない。うう残念です。健康に気をつけたいですね。
そして去年お世話になった、
民宿「あにや」「にいや」。
きょうの亞理亞はダブルショックでしたの…
だが、「今年はきっと亞里亞ファンが殺到している」という冬弥の予想を裏切り
民宿「にいや」は静かにたたずんていました。

全国の「にいや」たちは何をやっているのでしょう。
冬弥は来年は
民宿「おにいちゃま」に泊まってみた…いや、ゴホゴホ…。
そしてスーパーも健在。
スーパーといったらスーパーだ
スーパーのおばちゃんも、おにぎりも健在だ。
なんだかとっても懐かしい。
たった2回しか来てないはずなのに。仲木はいいところだなぁ。
スーパーでの昼食の買い物も終えていよいよ海へ向かいます。
例年どおり、仲木より定期的に出ている渡し舟に乗って
少し離れたヒリゾ浜というところまで渡してもらいます。

そして今年は
鈴凛ちゃん(?)
君は素敵なモータードルフィン号(?)に乗りこみます。
誰が
鈴凛ちゃんで、なんで鈴凛ちゃん

鈴凛ちゃん
↑鈴凛ちゃん(?)
どこらへんが君は素敵なモータードルフィンなのかとか
深くつっこまないでください。
テツヤとシークレットツアーなので(笑)。
君にHurryUP
鈴凛ちゃん(?)
は相変わらず豪快に海上を飛ばします。
この頬にあたる風と波しぶきが気持ちいいんですよ。
やっぱり歌ってしまいます。
風にHurryUp!波っしぶぅーきぃー
HurryUp!こっころにあびーてぇ
堀川亮大人気です。
舟にゆられることほんの数分。
ヒリゾ浜だっ
来ちゃったよヒリゾ浜まで。
だがしかし、渡し舟のチケットを買ったテントでもらった注意書きによると
対岸の猿のいる島の手前までが遊泳区域となっていて
それより向こう、遊覧船の航路となっているところと
対岸の島までは遊泳禁止区域で、ご丁寧に監視の船までいて
島まで辿り着くことができなっていました。

バカなっ!(CV:大塚明夫)
そこの海が一番綺麗なんじゃないですか。
それに島に辿り着けないと言うことは
崖に行けないと言う事です。
誰かそこで死んだんでしょうか? なにか問題でもおこしたんでしょうか?
それとも遊覧船側から遊泳者が邪魔だとクレームがきたのでしょうか?
…って、もしかして我々のせい?
去年、調子にのって遊覧船に向かって
キャッツアイで挑発なんてしなけりゃよかったかもしれません。
なんにせよ島まで行けないのは残念極まりありません。
まぁ、不満ばっかり言っててもしかたないし、ほかにもスポットはあるのでエントリー。

おっ…おおっ!!
海に入ってすぐ気がつきました。
この透明度をみよ!
透明度が西伊豆とは段違いだッッ!!
海は蒼いのだ
そして蒼い。海が蒼いッッ!!
嬉しくなって監視の船ギリギリまで行ってみます。
格段に綺麗だ。この海を見れないコーチはかわいそうとしか言いようがありません。
西伊豆と南伊豆。1文字違い。1文字35km。1文字1時間半。
だがその1文字の差は意外なほどデカかった。
あまりに綺麗で嬉しくて写真を撮りまくる。
綺麗な青 すごい群れだった
綺麗な黄色 多分サヨリかな?
今年も撮りましたウツボ 魚いっぱい
いる魚の種類も実に豊富で、西伊豆て見れた魚の他に
またウツボや、なんとイセエビなども見ることができました。

でも今年もイカだけは見ることができなかったなぁ…。
最後に一番綺麗な海を見れてああよかった、という気分になってエキジット。
今年のダイビングを終了します。
仲木に戻り、冬弥はさっぱりしたかったので有料で温水シャワーを浴びます。
着替えて
久三商店でアイスを買ってちょっと休憩。
この時、冬弥は去年、AIRをプレイした時からバカ写真を撮りたい思っていたのと
同じくらいやってみたかったことを実行します。それは

夕陽の防波堤に座って海を眺めつつ、AIRのBGM
「夏影 〜Summer lights〜」を聴くことです。
ノートパソコンでMP3を演奏。
…とてもいい。この雰囲気はとてもいいです。
この曲は本当に名曲ですね。
ぼーっと夕日の海を眺め、この楽しかった旅行を思い返してちょっとしんみり。
そして出発前、去年もキャッツアイのバカムービーの舞台となった
仲木の橋の上で山田太郎と真深ちゃんのバカムービーを撮影です。
そして、別れのとき。さらば仲木。ありがとう仲木。
てっちゃんの「なんか仲木に泊まってたみたい」と言う言葉に深く頷く。
帰り道、今度は石廊崎から下田方面へ海岸沿いを北上します。
これで3回目の旅路ですので、もう見慣れた石廊崎の綺麗な風景が流れていきます。
綺麗な夕日の海岸沿いを車はやっぱり
「チクチク」走ります。
この旅行全行程で山崎たくみの「薔薇の憂鬱」は8回は聴いていたでしょうか?
ジョルジュ・ド・サンドとガンダムローズ大人気です。
下田で冬弥が大荷物を宅急便で家に配送するため休憩です。

コンビニで無事宅急便に荷物を引き渡して身軽になります。ある程度ですけど。
そして去年も立ち寄った下田駅内にあるお土産屋さんでお土産を買います。
今年も去年立ち寄ったとんかつ屋で夕飯を食べていこうとも考えましたが
下田の到着時間が去年よりも遅かったため
東京圏にたどり着くのがこれ以上遅くなるとまずいと判断し

マックで簡単に食べる事にしました。あぁ、どこで食べても同じ味…。
下田を出て一路沼津へ。途中、1日目に西伊豆方面へ曲がった道を見つけ
我々は今日1日で南伊豆地方をぐるっと一周してきたんだなぁと感慨にふけります。
東名高速に乗り、サービスエリアで清算したあと、冬弥を降ろすため横浜まで走ります。
でも地元なのに高速降りるところがわからない冬弥、坂東橋を降りればいいものを
新山下まで行かせてしまいます。その後も車を止められるところをうまくナビできず
結局、冬弥の家の前まで車をつけさせてしまいました。
いや、どうもありがとう。そして申し訳ない。
大ちゃんに首都高に乗れるところまでの道筋を教えて、大ちゃんとてっちゃんとお別れです。
大ちゃんは
ブラックボジョレーの別れポーズをキメて
大作カーは行ってしまいました。
今年も楽しい旅行をありがとう。
皆さんお疲れさまでしたー!
来年もよろしくお願いします!!


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