2日目 〜02年9月1日〜

僕の視線は泳ぐ。
彼女を見るふりしてピントをあわせる。
五メートル先。十メートル先のビキニを追う。
「あなた、何をニヤニヤしているの」
いけない、心を読まれた。
「心じゃないわよ、ああ、いやらしい」
「でも君がいちばん素敵さ」
「じゃあ許してあげる」
と、夏の海岸は平和だ。
(By Ikkiにいさん)


朝、昨日寝る前に決めた予定では5時半ごろ起きて
バカ写真撮影会が行われる
ハズでした。
目覚ましも携帯電話のアラーム程度だったですがセットされていました。
しかし誰も起きません。毎度毎度のお約束ですね。
予定を1時間以上遅れて6時半ごろみんなのそのそと起き出して撮影に出発です。
今回の『ライジングバトルストーリー』は大ちゃんの監督です。
というか今回の旅行、ひいてはバカ写真撮影は
大ちゃんが
俄然ノリノリ誰も止められません。
撮影場所はあらかじめ決めておいた
ヒリゾ浜を望む展望台の
あいあい岬で大作カーを止めて超変身です。
しかし、ここは展望台。朝のヒリゾ浜の風景を見にちょくちょく人が訪れます。
そのたびに我々は好奇の目に晒されなければなりません。
予定通りの行動ならば早朝なのでそれほど人はいないのでしょうが。
冬弥はまだ簡単な衣装だったのですぐに
天文部部長さんに変身完了。
そして登場、
僕らのヒーローライジング徹也。
毎年そのコスチュームの完成度が増してきています。
そしてこういうバカ企画にはいつも引いていたにじむーが
顔が写らないならやりたいと、
今年も活躍G3、オペーレーション開始。
あ、コーチは毎年のことながら怪人に襲われる
やられ一般人Aの役です。
大ちゃんのコスは大掛かりなのか準備に手間取り遅れていました。
そして時間は刻々と過ぎ、昨日にも負けない陽射しが照り始め
だんだん気温が上昇し暑くなってきました。
冬弥は服に関しては四肢の露出が多く涼しめなので問題ありませんが
問題はウィグ(かつら)です。直射日光で
容赦なく頭部が熱され始めます。
そして陽が上がるにつれ人も増えてきました。
もうここではうまく撮影できない、と場所を移動することになります。
ヒーロー、死神、天文部部長、人気ゼロ+その他1名が乗り合わせた
見るからに怪しい車は200Mほど走り
ヒリゾ浜を見下ろす高台の公園へ。ここには誰もいませんし
周囲一帯は草原でロケーションもかなりいいです。
お、ここには
大きなバッタがたくさんいます。バッタ海岸か?
さていろいろ手間取りましたが撮影開始です。
ですが寝坊して時間もおしていたため
大ちゃんが事前に作っておいたストーリーボードどおりに
進めることはもうできないため、いつもどおり即興のアドリブで
大ちゃんの考えた内容にある程度そって撮影は行われます。
毎年ながら旅先で怪
しすぎる人に襲われる
哀れな宿命の一般人A。

そこへ現われ助けに入り
そして返り討ちにあうお約束G3。
負けるなライジング徹也!
今年もちっちゃな娘はいないけど
めげずにがんばれライジング徹也!
そしてもっと頭使えG3。

途中で撮影に使っていたデジカメの電池が切れて車に電池をとりに帰ったら
一般人カップルにこのカッコを見られてしまったという
イタタなアクシデントもありましたが何とか撮影終了。
もちろんというか、時間に遅れていたので急いで弥七に戻ります。
冬弥、ウィグの
熱で当てられてちょっとのぼせ気味フラフラです。
これが後々まで尾を引くとはこの時からわかってはいましたが
根性で耐えるつもりでした。
そして朝食後、今日はいよいよヒリゾ浜に渡ります。
スーパーでおばあちゃんにおにぎりを作ってもらったり
飲み物のジュースを買ったり、ダイビング用具をレンタルしたりして、いざ出発。

今年も
鈴凛ちゃん君は素敵なモータードルフィン号
ヒリゾ浜へ。はい、皆さんご一緒に。
かっぜにHurryUp!なみっしぶぅーきぃー

HurryUp!こっころにあびーてぇ

今年も
堀川亮夏の風物詩です。
そして数分後、ヒリゾ浜到着。既に大勢の海水浴客で賑わっていました。

ヒリゾ浜につく頃には太陽は空の上高く強烈な陽射しを放っていました。
一刻も早く海に入らなければ熱でやられてしまいます。
火照った体ものぼせた頭も早く海で冷やさなければ。
日焼け対策に日焼け止めを念入りに塗り、いざエントリー。
おお、やはりヒリゾ浜。海中はきれいです。
海底の白い砂浜も今年もきれいです。
ですが、対岸の猿のいる
島には今年も渡れません。
ブイをこえて島まで辿り着くフラチな遊泳者もいましたが
即、監視の漁船に怒られて戻されていました。
しばらく海中散策を楽しみます。
が、冬弥は朝のバカ写真の時から頭がクラクラしていましたが
やはり体調が優れません。ヤバくなる前に陸に引き上げです。
ですが昼食をとる元気は失われていました。
ぐったりする冬弥。しかし凄まじい太陽光の照射に
濡れた体はあっという間に乾き、そして肌を焼き始めます。
また頭を熱され始めた冬弥はにじむーの麦藁帽子を借りて頭部を防護しますが
このままでは熱射病になる(というかもうなってるよな)と感じた冬弥は
フラフラとなんとか立ち上がり日陰を求めて浜の奥の崖際にしゃがみこみます。
日向と日陰ではこんなにも気温が違うものでしょうか。
日陰で落ち着いた冬弥はゆっくりと意識がクローズしていきます。
しかししばらくして時間が経つにつれその日陰もだんだんと失われ
ついに場所移動を余儀なくされました。
その頃にはだいぶ具合もよくなりましたが
八丈島には持っていったあの麦藁帽子を今回なぜ置いてきたのかすごく後悔します。
何とか元気を少し取り戻し昼食をとります。
さて、水中カメラはまだかなり枚数残っていますし時間もまだ残っています。
このまま今年のダイビングを終わりにするのはもったいなく
もう少しいけると判断した冬弥は水中カメラを使い切ることを目的に
最後のダイビングに挑みます。
遊泳中、途中で疲れて岩の上に退避して休憩してしまうと
そこで緊張がとけてしまうと考えて
無休憩で写真を撮りまくり帰ってくることにしました。
そしてヒリゾ浜の海をぐるっと大きくひとまわり
体力を使わないように潮の流れに逆らわず、かつ波にもまれないようにしながら
海中写真をとります。ヒリゾ浜では群れをなして回遊している魚の
よく見られて結構いい写真が撮れたなと思っていました。
そして陸に戻ってきます。すべて撮り切ったカメラを置くと
さすがに疲れたので、どこか横のなれるところを探してフラフラと移動。
船着場近くの波打ち際の岩の下がちょうど日陰で波もきて涼しく
ここに決めたとばかりごろっと倒れこんでぐったり。
その様はまるで
津上翔一くん状態でした。
そこを通りかかった人は、波打ち際に打ち上げられたかのごとく倒れている
冬弥を見てたいそうビビったことでしょうな。
しかし毎回こんなことばっかやってるとよくないなぁ。
もっと体力つけないと。体力というか体質改善というか。
酔いやすいのはどうにかしないと。
さて、ここまで見てきて
『あれ、ダイビング旅行記なのに海中写真がないな?』
と思われた方もいるでしょう。
実は後日談になりますが、なんとこの日撮った水中写真は
カメラごとすべてオシャカになっていたことが
現像してみてはじめて判明いたしました。
現像したフィルムを見てみると
ネガは真っ白。
そう、
露光していないのです。
つまりはじめから
一枚も撮れていなかったということになります。
自分の体力の限界までがんばってアドル・クリスティンのように
波打ち際で気絶までして撮った
努力はすべてパーです。
カメラ内に光が入ってしまって全部露光してしまって全滅してしまったというならともかく
露光していないとは、レンズカバーのないレンズつきフィルムの水中カメラで
いったいどうやったらこんなことが起こるのかメーカー側に小一時間問い詰めたいです。
この他、この水中カメラにはまだ欠点が。
シャッターが押しやすくレバー状の形をしているのですが
この
シャッターバネが弱いため
あらかじめフィルムを巻いて撮影可能状態にしておくと
勢いよく潜水した時に
水流に押されてシャッターが切れてしまうのです。
ですから、被写体を見つけて、ぐっと潜っていざ撮影というときに
既にシャッターが切られていて撮影ができないということがあり
それは冬弥以外にもてっちゃんのカメラにも起きていました。
このため
潜ってからフィルムを巻き、そしてシャッターを切らなくてはならず
シャッターチャンスを逃しやすく、何より息が続きません。
無意味に撮れてしまったわけわからん写真でフィルムと現像代を無駄にしました。

↑せっかくだからその無駄になった1枚。当然、1日目のカメラのやつね。
いいですか、みなさん。あなたもこんな悲しいことになりたくなかったら
レンズつきフィルムの水中カメラは「フジ製」ではなく
「コダック製」を選びましょう。
私も永く記憶にとどめます。
さて、コーチに起こされるまで気絶状態だった冬弥は
HPが回復したのでパーティに復帰します。
ずっと波打ち際で寝ていたため砂が体中にくっついていたため
軽く海に入って砂を洗い流し、今年のダイビングを終了します。
荷物をまとめヒリゾ浜を後にします。
仲木に帰ってきて『弥七』に戻ってきます。
本当ならチェックアウトもすんでいるし、時間的余裕からも
シャワーを浴びている時間もありませんでしたが
このまま帰るのがちょっとイヤだった冬弥は
おじいちゃんとおばあちゃんのご好意で
『弥七』のお風呂を使わせてもらいました。
チェックアウトがすんでいるのにかかわらず

当然のように部屋でくつろいでしまいます。
なんだかんだと全員が軽くシャワーを浴びたあと
お礼を言って『弥七』を後にします。
お世話になりました。
さて、後は帰るだけ…と思いきや
またバカ写真撮影です。
といってもコスプレは無しです。
どうやらコスプレは「変身状態」であるらしく
変身前の普通の姿での写真を撮るのだとか。
がんばれライジング徹也
そしてもっとがんばれ一般人A。

そして冬弥とにじむーは
敵か味方かどっちなんだ!?

この撮影に1時間くらいかかってしまいます。
すっかり日が傾きかけたところで仲木を後にします。
またきっと来るぞー。
帰り道も順調に大作カーは走ります。
来た道をもどり伊豆下田を過ぎてルート414を天城峠方面へ。
ここまで順調に来たのに残念、ちょっとタイムゾーン。
曲がるところ間違えてUターン。
天城峠でわさびソフトクリームを食べようと
サービスエリアに車を停めるも売店は閉まっていました。
トイレ休憩のあと車は走り出し沼津市内へ。
東名高速に乗り足柄サービスエリアで清算、そして夕食。
ここで解散場所をどこにするか協議し
大ちゃんがとある用事のため冬弥に家に寄る事にしたので
解散場所は横浜駅となりました。
サービスエリアを出て一路横浜へ。
道案内は横浜地元の冬弥。といっても高速なんて
どこで降りたらいいかよく知りません。
かなり横浜駅の手前で降りちゃいましたけどさほど問題なかったみたいです。
前を走るバスの後ろについていって
横浜駅西口のロータリーでにじむーとコーチを降ろし解散になりました。
おつかれー。
そして23時ごろ冬弥の家につきます。
いや、今年も家まで送ってくれてホントどうもありがとう。
てっちやんと大ちゃんを部屋に招き、用事を済ませたのは0時過ぎ。
「おい大ちゃん、まだ横浜だよ」
というてっちゃんの言葉とともに大作カーは去っていきました。
今年も楽しい旅行をありがとう。
皆さんお疲れさまでしたー!
来年もよろしくお願いします!!

戻る