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日本構造改革論



このサイトは4年前僕が選挙には行く気がしないの旨で始まりました。
4年経った今改めて投票へ行こうが行くまいが国政に参加している事になりませんと断言しておきます。
あの候補者演説を聞いて誰が有能か判断するのは神業であり、結局缶コーヒーの一本でも奢ってくれる人が自分にとって有能な人物となり、国政とは何ら関係ありません。


自分以外の人に興味を持てるのは、まず普段顔を合わす人であり、その次にテレビなどマスメディアに出てくる人です。
それ以外の人に興味を持つのはかなりの労力を必要とし、それ自体が民主的ではないです。
党首など一部の政治家がメディアに出てきますが、彼らを有能かどうか選挙すればいい訳です。
そこで選ばれた人が政策秘書(今の国会議員)を雇うのが筋でしょう。
現行のルールがどうあれ自分の意見をはっきり言えてこそ国政に参加している事になります。


民主党が票を伸ばし二大政党になりそうです。
結論から言うと二大政党になっても改革が進む可能性は全くありません。
自民党と民主党は対立はしてますけど同じ町に住む同郷人だという事です。
そこは官僚や大企業の社長も住んでいる裕福な町です。
そしてそこから山を十個ほど超えた所に少し貧しい町があります。
そこに我ら国民と呼ばれている人々が住んでいます。
志あって政治家になった人ならば改革に反対の人が多くいる町へ住むと決まった時、笑顔で万歳三唱する訳はなかろう。


対立すべきはテレビ局でしょう。
今はスポンサーのCMがどの民放も満遍なく流れてますけど、これをスポンサーは一局契約にし他局にはCMを流さない制度にすればいいでしょう。
スポンサーは国民に嫌われては商売になりませんので、これで国民の意見が国政に強く食い込みます。


年金問題は制度上何も難しくはありません。
内容のない人間ほど物事を複雑にしたがります。それで自己の責任から逃れる事ができるからです。
年金は自分が支払ってきた以上のお金を受け取る訳にいきませんので、個人の年金と社会福祉としての年金を区別して徴収する必要があります。
社会福祉としての年金は消費税を上げるのが適切だと思います。(外税で10%)
これ以上次の世代に負担を掛けるのは公平ではないでしょう。


国民に痛みを求める前に役人の無駄遣いを辞めろと言う人は多くいますが、僕はそれは違うと言いたいです。
役人は公平感を持ち辛い環境で育ってきています。
国民の方に公平感を持つのに有利な条件があったのではないでしょうか。
お金も大切ですがそれと同じくらい公平感も自分が生きていく上で大切です。
これがないとチョットした事でイライラしたりモヤモヤしたりする人生を送ってしまいます。
まず国民が痛みを受けて、それから山を十個ほど超えて「すまないが日本は財政が苦しいので無駄使いを控えてもらえないですか」と言いに行きましょう。


プロ野球が2リーグ制から1リーグ制へ話が進んでいます。
オーナーが勝手に決めたと選手が反発しています。
「選手の分際で意見するな」とのオーナーの発言より、それに暗い表情を浮べる選手にガッカリさせられます。
給料カットでもいいじゃないか。選手はスポーツに対して姿勢を正せよ。
今のままではプロ野球は1リーグでも2リーグでも衰退して行きます。
ただ勝って富を得ればいい選手にオーナーと同じ匂いがするからではないでしょうか。


僕はスポーツから公平感を植え付けられ、悩みもしましたがとても感謝しているんですよ。
スポーツと自分とはいつだって主従関係です。
競走馬が駆け出せばこの体も躍動するんだ。


2004,7,16)






崩落するアメリカ株式会社。
アメリカバブルの崩落は予測できましたが、これほど鮮烈な映像を見せ付けられるとは。
6年前の神戸大震災が蘇ります。


地震は天災で今回は人災ですが、この二つが深くリンクしているのは感受性の強い人なら認識できるだろう。
つまりもしあの震災がなく、日本が今もバブル景気に踊っていれば、日本はアメリカと同様テロの標的だったという事です。


政府はあの震災では、法律を頑なに守り税金を投入するのを拒みました。
しかしこのテロ事件では、まるで当然のように法律を変えて自衛隊を派遣する方向に向かうそうです。
政治家や役人は国民を犠牲にしてもアメリカ政府の評価が自分達の保身に繋がると信じているのでしょう。


この事件で理念なき構造改革が国民の幸福に繋がらないのがはっきりと分かります。
政府は国民に痛みを押し付けて一時的に景気が上がれば嬉しいのでしょうが、国民にとってはただ「失われた10年」が「失われた20年」に昇格するだけになります。
その間地球温暖化は進み、自然災害やテロの危険性が増して行くでしょう。


アメリカは報復攻撃寸前ですが、この戦争ではアメリカに勝ち目はありません。
今いるテロリスト百人を撲滅する間に二百人の立派なテロリストが育っているでしょう。
金持ちから見てテロリストは邪悪で滅ぶべき人間であるならば、貧乏人から見て凡庸な億万長者は邪悪な滅ぶべき人間なのです。


ビンラディンというテロの親玉とその一味をやっつけてハッピーエンドなのはアメリカ映画の中の話であり、今回のテロは自爆テロである事に注目すべきです。
自爆テロリストには組織力も資金力も必要ありません。
彼らが恐れるのは死後の審判だけであり、地球を壊滅できるアメリカの軍事力も彼らには相手にされません。


ここまでの凶悪犯罪の流れを考えて見て下さい。
日本でもアメリカでも10年前とは犯罪の性質が明らかに変化してます。


10年前まではほとんど特定の人への憎しみや金目的ですが、最近は不特定な人への自爆テロ的な犯罪が増えています。
10年前といえば地球温暖化問題が涌き出て来た時期と一致するのです。


僕らは空想の中では犯罪を犯しても、実際はそれを制御できる理性を持ち合わせてます。
しかしその理性を奪ってしまう何かが空気中に流れ始めていると考えるべきではないでしょうか。


いくらテロと戦おうが、地球温暖化がこのまま進めば数十年後に世界は危機的状況を迎えます。
このテロの報復が正義ならば、地球を破壊しようとしている資本主義へのテロ報復も正義になります。
そこにはドロ沼の戦争があるだけでしょう。


24時間は平和と自由のために、テロリストが撲滅するまで断固として戦うのだそうです。
本当の平和や自由の意味など教科書に載っはいない。
この自然と対峙し、この自然に溶け込む時、ほんの少しだけチラッと垣間見えるものじゃないかな。


イスラムの人々は陽と供に、森と供に、風と供に生きる。
彼らには地球の悲鳴が聞こえるのだと思います。
日本がアメリカと供にイスラムを攻撃し破壊するのは、陽や、森や、風を攻撃し破壊する事を意味するのでしょう。


(2001,9,25)






現在の日本政局はどんな譜面を描いているのでしょうか。
そして我々は一体誰と対局しているのでしょう。
小手先の策をろうして通用する相手なのでしょうか。


現在国民1人当たり600万もの借金を抱えており、年々30万ずつ増え続けている状態です。
このままではジリ貧負けが予測でき、タイムアウトを取って新たな自分を創ろうとするのは当然です。


つまり政府が掲げる構造改革は借金返済のメドが立てば実質上成功という事になるのでしょう。


しかしながら政治家の浅知恵では今の日本の構造改革は不可能です。
小手先の構造改革では小手先の効果しか生まないと言うことです。
道路公団や郵政を民営化した所で別に消費意欲に火が付く訳ではないでしょう。


24時間井の中の蛙(小泉首相)は聖域なき構造改革をスローガンとして国民との信頼を築こうとしていますが、問題はこの聖域という言葉の意味合いにあります。
日本という木を蝕む金食い虫達を駆除して、木を元気にしたいのは国民の願いです。
そして彼の言う聖域なき構造改革というのは、木の表面にいる金食い虫を例外なく駆除する事を意味してます。


しかしこの金食い虫達は外部から飛んで来たのではありません。
彼らは我々の同胞であり、木の中から涌き出て来て我々の一部を表しているに過ぎないのです。
一時的にいなくなっても、また新たな金食い虫が顔を出す事になります。


今の日本構造改革が馬券に比べて三段階易しくローレベルなものであれば井の中の蛙に任せておけばいいのですが、そうではなさそうなので日本という木の地下にしっかりとした根を生やす必要がありそうです。


ハイレベルの聖域なき構造改革の聖域というのは我々の心の中にあり、年功序列、学歴序列に頼ろうとする意識という事になるのでしょう。
ただ年を取っても、ただ知識を暗記しても人は成長する動物ではありません。


借金というのは返済する責任があります。
多くの国民がその責任を強く意識する時が来て、その時が本当の景気回復のスタートであります。


意識改革なくして景気回復なし。


(2001,9,2)






今世紀最初の国政選挙が今日行われる。
これほど国政が注目を集めるのはかってなかった。


さて小泉首相の構造改革ですが、結論から言うとこの改革が成功する事はありません。


彼は国内の改革は断固として進めると強気ですが、京都議定書問題や沖縄基地問題など対アメリカには一転して弱腰になります。
これは何を意味しているのでしょうか。
彼が進めようとしている改革は15年前のアメリカ型であり、米百俵の改革ではないという事です。


テレビで議論しているエリート勝ち逃げ組ほどアメリカ信奉者が多く、アメリカは自由民主だ、機会均等だと宗教の題目を唱えていますが、国民はそれを不思議な気持ちで聞いているのではないでしょうか。


アメリカは日本に比べて自由民主でもなければ、機会均等でもないでしょう。
京都議定書を真っ先に離脱し、それに反発する世論も沸いて来ません。
つまり勝てば官軍の資本主義というのは技術の進歩は生みますが、人間の成長は生まないのが良く分かります。


地球温暖化問題は娯楽小説ではなく、僕らが現実に直面してる問題です。
今の気温は10年前より上昇しており、10年前にはない自然災害や食物被害が出て来ています。
このままのペースで石油などのエネルギーを使って行くと、10年後は今よりはっきりと暑く、はっきりとした自然災害や食物被害が出てくるでしょう。


20世紀末のノストラダムスの大予言は不発に終わりましたが、21世紀は世紀末を待たなくても2050年には危機的状況を迎えるのは予言者じゃなくても予測できます。
10年前から人類の消費できる石油の量をオーバーしてしまっている訳で、つまり僕らは次世代の人が使う石油を勝手に使っている事になります。


そして日本やアメリカが深刻なのは、勝手に使っているのは石油だけではなく、赤字国債により次世代の人のお金まで勝手に使ってしまっている所です。(アメリカのバブルは赤字国債でしか解決しない)


今日本が米百俵の改革を断行すべきなのは、もう15年前のアメリカを追い掛けている場合ではなく、これ以上次世代に借金を重ねると10年後の改革には更に強い痛みを伴わなければならず、また社会的混乱も生じてくるでしょう。
理由の分からなかった少年犯罪や不登校が、実は彼らは将来負わされる痛みを本能的に察知してると考えれば辻褄が合ってきます。


次世代に借金を生まない日本構造改革の成功に重要なのは、改革の痛みは全ての人で分け合う事に尽きます。
キチッと増税してもらって、キチッと税金の使い道をチェックする事で痛みを分け合おう。


僕らはこの改革によって民主国家というものを手に入れるのかも知れません。
民主国家というのは二大政党を持つ国家の事ではなく、今日の選挙で「参議院は税金の無駄使いになるので廃止すべき」という僕の一票がちゃんと有効票として認められる国家の事です。
そこでは今よりも爽やかな空気を享受できるのではないでしょうか。


民主国家になると衆愚政治になるそうです。
しかし人間の知性というのは説明能力が全てであり、子供の喧嘩にあるように、人を愚かだという人程愚かだというのは真を得ていますね。


僕らは縁あってこの島国に生まれました。大国の人は革命の起こせない弱虫国家だと言うでしょう。
しかし僕らの目指すのはアメリカのようなショボい民主主義ではありません。静かに改革の火を心に灯しましょう。


(2001,7,29)


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