次元 大介

• 次元大介がルパンと出会う前までは殺し屋をしていたという事実がある。そのためか、次元の左腕には、昔殺し屋のアントニオ・ウルフというやつから受けた傷や元相棒のマッシュから受けた傷がある。過去に何かを感じさせる次元だが、その角々で合う女性はいい女ばかり。彼は女嫌いで通しているようだが、ガッペルト長官の拷問により女性恐怖症であることが発覚する。密かに不二子に思いを寄せているという噂もある。一見クールなガンマンではあるが、回を追うごとに、特に山田さんが亡くなったあとにギャグキャラクターの一役を担っているのが悲しい。しかし全体的に見れば冷静な発言が多く、おっちょこちょいなルパンをカバーする位置にいることはほぼ間違いないだろう。余談だが彼には妹がいることも分かっている。

S&W M19 Combat Magnum

アメリカのホレース・スミスとダニエル・B・ウェットソンが開発したリボルバー式拳銃。.357マグナム弾を使用しているためパワーは強く、もともとは狩猟用に開発された拳銃だ。そんな.44マグナムのM29を同型のまま小型化したのが38口径のM27であるが、それをさらに対人用に軽量化したものがM19である。その扱いやすさと破壊力ゆえにハイウェイ・パトロールにも採用されるほどである。さてそんなS&Wと好対照を成すのが同じアメリカの銃器メーカーであるコルト社であるが、次元もパイロットフィルムの段階ではコルト社のコルト・エグゼクティブという銃を使っていたというから驚きである。ちなみにS&Wとコルト社は弾倉の回転から弾の回転方向まですべて逆である。M19、その詳細を知りたいのならば「荒野に散ったコンバット・マグナム」（新・99）や「ルパン暗殺指令」（93年TVSP）などがいいだろうか。次元の腕前について知りたいのならば「次元と帽子と拳銃と」（新・152）と「ターゲットは555M」（新・148）の二本を見てみるべし。

帽　子

次元の拳銃の腕前は正確に言うとこの帽子があって初めて成立する。なんでもこの帽子のつばで照準を合わせているらしい。次元の帽子は全部で4つあり、すべて同じサイズ・デザインである。サイズ58.25cm、つばの長さは8.6cm。素材は像アザラシ雄4歳の腹の皮で出来ている。

ホルスター

次元は意外や意外、ホルスターを使用しない。常に自らの背中にはじきを忍ばせている。