モルモン教の宣教師とは?
−−元日本人モルモン宣教師’Kさん’の証言−−
私が宣教師になったとき、その現実を見て「こんなもんなのか。」と、宣教師になる前と後との違いに、愕然とした事を覚えています。
大体ほとんど人格的やカウンセリングなどの基本的な訓練すら受けてない宣教師ですもの。
当然中には、ひどい宣教師は多く居ます。
私に「おまえを殺すぞ!」と脅す同僚。(非常に評判が悪い有名な日本人宣教師でしたが。)
ホームワードのみんなに「宣教師になれ」と言われて、それだけの理由で伝道に出たアメリカ人。
同僚を殴る宣教師(腕にどくろの刺青をしていて、いつもそれが見えるように腕を捲っていた)。
昔孤児で教会員の家庭に養子となって伝道に出たのは良いが、昔の悪い行いを自慢する宣教師。
自分の血筋(血統)を自慢する宣教師。
すなわち伝道に出るための資格は殆ど不要。なりたい人は誰でもなれますと言う感じ。その人の品性、日ごろの言動、考え方は問わない。
もちろん証なぞそれほど要らない。教義と誓約1章で、弱き者は十分その(宣教師になる)資格有りと言っているほどですから。
バプテスマの数と言うノルマ。バプテスマが多いほど、すばらしい宣教師という価値観。
他の宣教師からレッスンを受けたほうが良いと思っても、譲らない縄張意識。
伝道部毎に、月何人のバプテスマがあったか、本部からの便りが来ますし、いつもバプテスマの事ばかり。
教義と誓約の4章の「早畑は白くして、刈入れを待つばかりなり」という聖句で、バプテスマを施すのが宣教師の役目と裏付されている。
もちろん英会話は、奉仕と言う隠れ蓑をかぶった伝道で、英会話の内容なんてまるで適当。
悪質な訪問販売と同じように、レッスンプランと言うマニュアルがある。
先日たまたま出張先で、日曜日のルーテル教会の集会に出たのですが、その中にどっかで見た人が居ました。
話して判ったのですが、神殿宣教師をされていた老夫婦でした。
神殿宣教師の任期があとわずかと言うところで、モルモンの誤りが判り宣教師を止めて帰ってきたとの事でした。
当時のA子さん
−−A子さんと同じユニットに集っていた元会員DYさんの証言−−
求道者時代のA子さんを知っています。
大変明るい人で、気さくに話し掛けられ、少しだけ話した記憶があります。
そういえば、その時、「ねぇ、相談したい事があるんだけど。」と持ち掛けられたような気がします。
私は「なんでもどうぞ。」と言ったと思うのですが、すぐに宣教師が来て、「また、あとでね。」と、行かれてしまったような気がします。
そういえば「今度電話番号教えて下さりませんか?」ともいわれ、実際には教えるヒマはなかったのですが(たまたま双方メモるものがなかったと思いまいた。)、求道者にしては随分積極的に教会員を交わろうとしているなぁ。という印象が残りました。
当時の私は教会に疲れており、用事がなければ直ぐに帰ってしまったので、その後はすれ違いで「また、あとでね。」や電話番号は実現しませんでした。
今回、このお話を聞いて、ああ、あの時A子さんは、相談できる教会員を探していたんだな。と思い当たりました。
それなのに、こちらの方から親身になって聞いてあげることなく、連絡をとるでもなかった自分が情けないです。申し訳ないことをしたと思います。
私自身、その年の秋には、教会の教義の破綻、非現実性に目覚め、脱会しました。横の連絡をとりあっていれば、双方いろいろ協力することは出来たろうにと思います。
モルモンとレイプ
−−元BYU留学生OMさんの証言−−
私がアメリカにしばらくいた時の話ですが、BYU内ではとてもレイプ事件が多いのだそうです(会員による)。レイプは当然のこととは思いますが、男性によってされるのですが、男性会員達はほとんどの場合、何も咎めを受けていません。
私の友人のルームメートがやはり被害に遭いました。監督等に相談したところ、
「レイプされる側に隙があったのだ」
とされ、彼女は破門されました。
そして加害者である男性は何も咎められませんでした。彼女は非常に悔しい思いをしたそうですが、ユタではレイプや、また単純に純潔の律法を破っただけで監督に告白した場合、女性は重い処分を受けますが、男性はまずなにも受けないのだそうです。これは日本とは全く逆ですね。
男性が無処分ですむ背景として友人が話してくれたことによりますと、教会には簡単に言ってしまうと「男尊女卑」の傾向が強く残っています。
教会流にやわらかく言うと、指導者達が言うには、
「女性には多くの男性には果たすことができない重要な役割を持っています。そして女性を尊敬しています。しかし、男性にはもっと重要な役割があるので、若い未熟な男性の一時の過ちによって、彼の将来果たすであろう重要な役割の行使を妨げることはできない」
という理論なのだそうです。
それなら女性もお咎めなしにすれば良いと思うのですが・・・。
とにかく、全体的にそのような風潮がある以上、被害者の女性がどんなに破門に対し抵抗しても勝ち目がないそうです。
また、教会員がほとんどの町などでは、警察に被害届けを出しても、勝てないケースが多いそうです。
BYUはプロボ、ハワイ共に、全米でも屈指のレイプ事件多発校だそうです。
また、ハワイ自体は全米で最も犯罪率の低い州なのだそうですが、BYUハワイ校があるライエという町だけは例外で、町も犯罪率がハワイ州一高い場所で、もちろんキャンパス内も非常に危ないので、学生達は夜間の一人歩きは厳禁です。キャンパス内でも移動は車が好ましいそうです。
ライエはBYUの他に、神殿やポリネシア・カルチャー・センターがあり、住民の 8割がモルモンだそうです。
宣教師とライエについて
−−活発会員KZさんの証言−−
元日本での宣教師が話しをしてくれたのですが、彼の知り合いの宣教師が求道者と性的関係があり、ついには妊娠までさせて、アメリカに送還されたことがあったそうです。その宣教師は皆が寝静まった後に何回も独りでアパートを抜け出し、求道者のアパートに行き朝に自分のアパートに帰ってきたそうです。宣教師は伝導部長と話し合が何回かあり、心を入れ替えて伝導に励むと言っていたそうなのですが、やはり性的関係を止められずついには妊娠までさせてしまい、本国に送還されてしまったそうです。始めこの話しを聞いて私は自分の耳を疑いました。日頃信頼している宣教師がこのようなことをするなんて信じられませんでした。しかし、やはり本当にあったことらしいです。
それから「声のページ」(註:関連参考証言の事)にBYU-Hawaii
のあるライエが犯罪の巣窟のように書いてありましたが、それは違います。私はライエに4年間住んでいましたが、BYU-Hawaii
のキャンパスはアメリカでも犯罪が少ない学校と言われています。キャンパス内は夜12時位でも女の子は独りで平で歩いています。
ただし女の子がキャンパスの外を夜独りで歩くのは、危険です。やはりアメリカなので日本と同じようにはいきません。犯罪が起きる原因の一つに、モルモンの街だから安全という感覚で気を許してしまうというのがあります。モルモンの人たち皆が良い人とは限りません。
ライエでは色々なポリネシアの国々から人々が集まり、それらの文化の違いがアメリカで犯罪となって表れてしまうのだと考えられます。例えば、ポリネシアの人にとって物は共有のものなので、物を黙って貸し借りするのは当然と考えていますが、その事がアメリカでは窃盗になるという考えは持っていません。
ライエという街はアメリカでも特殊な地域です。モルモンの街、ポリネシアの街、困った時はお互い様という助け合いの感覚がありますが、やはりアメリカです。5〜6年前の一年間の犯罪内訳は、殺人1件、レイプ3件、窃盗多数というふうになっています。やはりそれだけ犯罪が起こるというのでは安全な街とは言えないとなってしまうのでしょうか?アメリカの中では少ない方だと思うのですが。
一年間にそれだけのレイプが起こるというのであれば、学校側は適切に対処、改善するようにしなければいけません。(完璧に対処しているとは言えませんが。)教会一般の方針は解りかねますが、レイプに関しては、
BYU-Hawaiiの学校関係者が男性教会員に特に優遇している処置をするとは思えません。学校内でレイプをしたある男性教会員は、ステーキ部長に告白して刑務所に入ったそうです。学校側では全ての事柄を公表するわけではないでしょうが、うやむやにはしていないようです。しかし、いくら学校が努力してもレイプの被害者の女性達の肉体的、精神的に受けた傷は癒しがたいものがあると思います。
日本のモルモンの性問題
−−会員MCさんの証言−−
宣教師によるレイプは多くの中の一握りの事件だと思います。
しかし、私は正直言って教会員によるレイプは多いと思います。
私は完全にレイプされた人については、ほんの少ししか知りませんが、レイプ未遂ならかなり多くの人数を知っています。それも関東地区内だけです。多分関東だけが例外ではないでしょう。
実例を申し上げますと、私の妹は数年前に独身成人の兄弟からレイプされそうになり、運が良かったためにそれは未遂で終わりました。家の近くの露地で待ち伏せされ、襲われたのです。
また、これは未遂にもなりませんが、私に結婚を迫っていた兄弟から毎日のように「結婚する気になるように既成事実を作ってやる、レイプしてやるから待ってろ」という内容の電話を受けていました。
彼は他の姉妹に目が行ったために、事無きを得ましたが・・・。
私は教会内の知り合いより、一般社会における知り合いの方が圧倒的に多いのですが、一般の方でこのような話はほとんど聞いたことがありません。たぶん、レイプなどしなくても、したいことができるからなのだと思いますが・・・。
それにも関わらず、こんなに狭い教会内で多く聞くということはそれだけ確立的には教会内の方が危険が多いと思っています。
厳しい戒めによる反動なのでしょうか・・・。
純潔の律法はとても重要ということになっていますが、実際にこの罪で厳しいお咎めを受けることは少ないと思います。たとえ、罪を犯した人が指導者で既婚者だったとしても、本人が「悔い改めた」と言えばお咎めなしの場合が多いです。
教会では青少年時代から純潔の律法の重要性を教えられ、女の子達は「若い女性」のクラスで、男の子達を刺激しないための服装や振る舞いを叩き込まれます。
しかし、問題はそれに関係する性教育が全く行われないことです。また、性教育は家庭で行う必要がある重要な教育の一つなのですが、多くの会員達は性はタブーと見なしているため、ほとんどのモルモン二世達は良く知りません。学校で教わることなどたかがしれています。
そういう事情により、若い男女間のレイプもあるのですが、それより青少年達カップルに子供ができてしまうということが非常に問題となっていました。(レイプも含む)。
数年前に日本に初めて誕生した「福祉宣教師」は、青少年やレイプによってできた「育てることのできない子供たち」を、こっそり隠れて生ませて、その子供たちを里子に出すことを第一の目的としているということです。ですから、古い会員のところには、極秘で「お腹が目立ってきたら、生まれるまでしばらく面倒を見てくれるところを紹介してほしい」というような依頼があるそうです。我が家は子供を引き取ってくれる家族を紹介してくれるように頼まれたことがありますが、知らなかったので断りました。
福祉宣教師は、本来はもっといろいろな責任があるのですが、日本ではこの問題が水面下で非常に多く広がっていて、福祉宣教師だけでは手が足りないために、医者の会員達がかなり協力しているということです。
註:この証言を裏付けるかのような書き込みが、二年前のモルモン教会員関係のネットに流れていました 未婚の母
出産予定日の間際から教会員のお嬢さんである母親を引き取り、出産後は赤ちゃんを養子として養育して下さる方を募ります。六月から三組のお世話して下さっている産婦人科医師の■■■■兄弟■■■姉妹のボランテアとしてのお世話にも限界があるからです。国内に限らず、海外在住の会員の方でも結構です。
真面目かつ誠実な御回答をお待ちいたします。
セクラハラは多い?
−−会員MTさんの証言−−
レイプまでは行かなくても、セクハラ紛いなことは多かったと思います。
厳しいことまで言えば、まだ結婚しないのか?とか、子供はまだ出来ないのか?
もセクハラになりますし、手、腕、足、背中などはよく触られました。
イヤらしい思いはないと思いたいのですが、私が教会に入ったばかりの頃当時19、20歳ぐらいでしたが、既婚者の男性会員に毎週のように抱きしめられ、背中や腕をなでられたりしていました。隣に座って足に手を置かれたり、なでられたりも有りました。
娘のように思ってくださっての事と解釈したいのですが、当時もちょっとイヤだった事を覚えていますが、目上の方ですし
「イヤだから辞めて下さい」
とはなかなか言えませんでした。
そのようなことをするのも一人の人ではなかったし、同じようにされているのも私一人ではなく、みんなされていたので、ちょっと行き過ぎのスキンシップと思っていました。今思うとちょっとセクハラっぽいなあと思います。
思い出して、ちょっと気持ち悪いです。
多分、沢山の人が多かれ少なかれ、似たような経験は有ると思います。
宣教師や会員の訪問にしても、結婚してから昼間アパートに一人の時にされるのはとてもイヤでした。旦那のいないときに、若い男の人が訪ねてきて部屋にはいるのは、近所の人から見たら変ですよね。
もう少し歳を取ってからや、他の家族がいるならいのですが・・・
教会の教えや都合だけではなく、訪問される側の事ももう少し考慮出来ない物かと思います。結局は教会のことが1番で他のことは、余り考えられていない組織なのでしょうね。
女性は不利
−−会員TDさんの証言−−
私が小学6年生の時の事です。
当時に父は某支部の支部長で、母は扶助協会の副会長でした。
ある日家で父母が話していたのですが、父が何だか悩んでいる様子・・・。
会員の●●兄弟が間違いを犯したと母に言っていました。
●●兄弟はこの時に高校卒業したばかりで、間違いを犯した相手というのは、OLさんをしていた××姉妹。
支部のあった屋上で関係を持ってしまったらしいのです。
その時の私は、(モルモンで性的知識が無い為)深い意味が理解出来ていませんでしたが、続けて話を聞いていると・・・。
「××姉妹が誘惑したのよ!」と母。
「告白したのは●●兄弟で悔い改めてる・・・」と父。
挙句の果てには××姉妹は妖艶な雰囲気だからどうのこうの・・・(確かに美人だったが・・・)という展開。
そんな内容を聞いた次の安息日に二人の姿はありませんでした。
しばらくすると●●兄弟は又集っていて××姉妹が全然来ないので、「どうしたの?」と父に聞くと、××姉妹は破門になった、と言われました。
それからさらに間もない教会の帰り道。父母は教会の用事で遅くなるので姉と私は先に家に帰る途中に、××姉妹とばったり会いました。
××姉妹は姉に
「私は●●兄弟に犯された!」
「なのに教会の皆は私が誘惑したと決め付けた!」
「言い分も聞き入れられずに破門になった・・・」
と言っていました。
その時の××姉妹は涙がいっぱい目に溢れていました。
私が「もう教会には戻らないの?」と尋ねると「あんな教会二度と戻らない」と言い、姉と私に元気でね・・・と、去っていきました。
●●兄弟がなんと父に告白したのか?××姉妹がどう弁明したのかは私にはわかりません。
ただ、もし?兄弟が誘惑されたのだとしても、神権者なのだから「姉妹それはダメです」と言って何もせずに済んだのでは?と思います。
私は××姉妹に、幼い時から沢山遊んでもらったりしてましたが人の悪口を言わない優しい姉妹でした。
だから彼女が子供であった私達に嘘をついて自分を保身したとは思えません。
一方の●●兄弟は、その後ものほほんと集ってましたが、途中引っ越してしまったので、今も教会に来ているかどうかはわかりません。
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