書名と表紙イメージ | 著者とコメント | 出版社 | 出版時期 |
23. 人間計測ハンドブック | 産業技術総合研究所人間福祉医工学研究部門 (編集) | 朝倉書店 | 2003年8月 |
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本書の中の「ソフトウェアの操作性チェックリスト」を担当された、リコーの嶋田さんからご紹介いただき、チェックリストの一般的な項目の部分を急遽担当することになったもの。当時は静岡大学に在籍していたが、ご紹介いただいた時は「静岡県立大学」となっていた(^_^;)。まあ一般的な知名度からいうと県立大学の方が上だったから仕方ないかも。できあがった本は901ページ、36,000円もしたので、著者献本は無し(^_^;)。仕方なく発注したが、まだ手にしていない。 | ||
22. 情報価値経営 | 社会経済生産性本部編 | 生産性出版 | 2003年7月 |
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2002年度に社会経済生産性本部で、企業の情報化・生産性評価基準セルフアセスメントガイドラインを策定する委員会に参加した。企業に導入された情報システムが有効に使われるためには、そのユーザビリティの検討が必要だ、というスタンスである。本書はその成果として刊行されたものであり、私は参考の「ユーザビリティとは何か」P.145-158の部分を執筆した。なお、この委員会は2003年度には、そのガイドラインに関して企業調査を行い、フィージビリティスタディを実施する。 | ||
21. ユーザビリティテスティング | 黒須正明編著 | 共立出版 | 2003年5月 |
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ユーザビリティテスティングについて、日本初、そして世界でも最高水準の本を作ろうと企画したもので、 (1) 現場で実践的に活動している専門家に執筆をお願いする (2) この手法の位置づけや実施方法を具体的かつ体系的に説明する (3) あわせて各種の製品分野での適用事例を紹介する (4) 製品戦略との関係や、人材育成、倫理的側面、発展的利用など、ユーザビリティ活動全体についても言及する (5) CIFなどの最新の動向も盛り込む という特徴を持っています。著者は総勢31名。とてもいい本になりました。なお帯付きの本は今回が初めてかな?共立出版の羽生田さんには大変お世話になりました。 |
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20. メディア心理学入門 | 坂元昂監修、高橋秀明・山本博樹編集 | 学文社 | 2002年12月 |
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NIMEに異動になってから、高橋先生からお話があり、執筆に加えて頂くことになった。担当したのは、製品・インタフェース・デザイン、という章で、一般読者を想定しているので、できるだけ平易に書いたつもりではあります。 | ||
19. Human Factors and Web Development (2nd Ed.) | Julie Ratner (ed.) | LEA | 2002年9月 |
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なんかの拍子に執筆の話が舞い込んできて、おお、洋書にかけるなら、と思ってしまったのが運の尽き。実際に書き始めるとこれが大変な作業だった。私はA Cultural Comparison of Website Design From A Usability Engineering Perspectiveという章を担当したのだが、ともかく一応仕上げてからのEditorのJulieとのやりとりが大変だった。ある意味、JulieにEditorとはかくあるべし、という見本を見せてもらったような気がするが、本当に細かいところまでチェックしてくれて、結局10回近い原稿のやりとりをすることになった。もちろん、オリジナル原稿の質が悪かった、ということもあるのだろうけど、それにしても彼女のエネルギーは凄かった。今編集しているユーザビリティテスティングという本で、編者としては日本ではちょっと度がすぎるかと思うほど、各原稿に手を入れてしまっているのも、その影響が大きい。そんなわけで、私にとってはとても勉強になるいい経験であった。 | ||
18. 認知科学辞典 | 日本認知科学会編 | 共立出版 | 2002年8月 |
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認知科学会の会員でありながらここ数年発表をしていないペーパー会員なのですが、この辞典については、編集委員としてお手伝いをさせていただき、また35項目ほどを執筆させていただきました。収録事項4050とありますので、全体の0.1%ほどになりますね。作成に長い時間がかかったため、その期間中に出版社の担当の方が二人も亡くなってしまいました。ご冥福をお祈りいたします。ともかく、どっしりとしたものができました。もちろん重さだけでなく内容も、です(^o^)。 | ||
17. ISO13407がわかる本 | 黒須正明、平沢尚毅、堀部保弘、三樹弘之 | オーム社 | 2001年12月 |
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ISO13407について書かれた「世界で最初」の本です。イギリスのSERCOのNigel Bevanさんに献本したところ「翻訳したら?」と言われました・・・・・・(^o^)。さてさて、どうしましょう。 | ||
16. 感性工学と情報社会 第7章 人間中心設計と感性 | 鈴木邁監修、大澤光編著、村上陽一郎、石井威望、西川泰夫、加藤俊一、黒須正明、今中武、田近伸和 | 森北出版 | 2000年12月 |
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講演会(2000.5.26の感性工学学術シンポジウム)での速記録を元にして作られた本です。特に感性工学を専門にしているわけではありませんが、人間中心設計の立場から感性について話をしました。 | ||
15. 岩波講座 マルチメディア情報学9「情報の創出とデザイン」 | 安西祐一郎、浜田洋、小澤英昭、中谷多哉子、岡田謙一、黒須正明 | 岩波書店 | 2000年8月 |
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インタラクションデザインについて書きました。CDROMを付けようという安西先生の意向で、ビデオによるインタラクションデザインの解説を静大の学生諸君の協力によって作成しました。 | ||
14. ユーザ工学入門-使い勝手を考える、ISO13407への具体的アプローチ- | 黒須正明、伊東昌子、時津倫子 | 共立出版株式会社 | 1999年9月 |
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ユーザビリティに関する当時の知見を私なりにまとめたもので、ユーザビリティ工学という概念の狭さが気になっていたのでユーザ工学(User-Centered Engineering)という名前にしました。表紙の赤ん坊は悠里でして、一家総出の記念すべき作品です(^_^;)。私が、自分の意志で企画し、執筆し、まとめあげた最初の本、ということになります。 | ||
13. 自動車の人間工学技術 | 柳瀬徹夫編集、黒須正明他 | 朝倉書店 | 1998年11月 |
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日立と日産が設立したXANAVIという会社でのカーナビ開発の中で生まれたDual Task Modelをはじめて本の形で紹介したものです。編者の柳瀬さんは早稲田の先輩で、色彩研究所時代の上司でした。日産自動車を経て、現在は広島国際大学におられます。 | ||
12. WINDOWSユーザーインターフェイス事典 | 黒須正明、本山玉城監修 | 翔泳社 | 1998年8月 |
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当時NOVASにおられた本山さんからのご依頼で、急遽監修という形で関与させていただいた本です。監修って何するの、といった状態でしたが、原稿をチェックして修正の指摘などをして、内容の改善に多少とも寄与したかな。 | ||
11. ヒューマンインタフェース | 田村博編、黒須正明他 | オーム社 | 1998年5月 |
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ヒューマンインタフェースに関する日本で最初の網羅的な著作で、私も執筆者の一人として協力させていただきました。唯一の外国人執筆者のLynn Shadeさんは、当時Appleにおられた私の友人です。 | ||
10. 情報処理ハンドブック | 松下温他編、黒須正明、他 | オーム社 | 1995年11月 |
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当時は日立製作所のデザイン研究所に勤務しており、ヒューマンインタフェースという分野がこれからの重要分野だと、一種の使命感に燃えていた時代のものです。 | ||
9. ファジー・ニューロ・andシステムハンドブック | 岩田洋夫、井上紘一、田村博、徳永幸生、黒須正明、他 | オーム社 | 1994年5月 |
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現在のヒューマンインタフェース学会のもとになった、計測自動制御学会のヒューマンインタフェース部会の関係者の一人として執筆にお誘いいただいたものです。 | ||
8. こころの測定法 | 浅井邦二、野嶋栄一郎、黒須正明、他 | 実務教育出版 | 1994年3月 |
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早稲田大学で大学院の指導教官を担当していただいた浅井先生の退官記念として企画した本で、単なる記念論文集にしたくないという関係者の意向で、皆書き下ろし原稿によって構成しました。 | ||
7. 感覚知覚ハンドブック | 大山正他編、黒須正明、他 | 誠信書房 | 1994年1月 |
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昔、知覚コロキウムという心理学関係者のあつまりで、文字認知の問題を扱っていたことがあって、執筆にお誘いいただきました。しかし、執筆者の人数が多いため、原稿執筆から出版まではものすごい時間がかかりました。 | ||
6. 認知的インタフェース | 海保博之、原田悦子、黒須正明 | 新曜社 | 1991年4月 |
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知覚コロキウムで信号検出理論の発表をしたことががきっかけで知己を得た、当時徳島大学におられた海保先生(本書執筆当時から現在まで筑波大学)には本当にお世話になりました。本書の執筆にお誘いいただいたことが私のインタフェース研究における方向性を明確なものにしたといってもいいほどです。認知科学とインタフェースをつなぐ、という先生の着眼点は実に的を射たものだったと思います。ちなみに本書は韓国で翻訳されました。下にあるのがその表紙です。ハングルが読めないので上下が反対かもしれませんが、多分これでいいはずです(^_^;)。 | ||
5. エルゴノミック・デザイン事例集 | 小林康人、須山勉、山岡俊樹、黒須正明、他 | 日本人間工学会ID部会 | 1989年10月 |
これは実物がどこかに行ってしまって、見つかりませんでした。(^_^;)。 | 日立製作所のデザイン研究所に異動してから最初の海外出張(日立での最初の海外出張でもあった)が、当時富士通のデザイン研究所所長をしておられた小林さんがリーダだった欧州視察団で、それがきっかけとなって人間工学会の皆さんとの関係ができました。本書はそうした流れの中で執筆させていただいたものです。 | ||
4. 評価・診断心理学辞典 | 本明寛、浅井邦二、織田正、黒須正明、他 | 実務教育出版 | 1989年1月 |
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早稲田時代にお世話になった先生方からのおすすめで執筆に参加させていただきました。考えてみれば、心理学に関する私の唯一の著作ということになります。 | ||
3. 漢字を科学する | 海保博之編、黒須正明、他 | 有斐閣 | 1984年11月 |
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前述のようなきっかけでお付き合いをさせていただいた海保先生からのお薦めで執筆に参加させていただきました。当時は日本語ワープロの勃興期で、私も日立では日本語ワープロの開発に従事しており、その意味では実にタイミングのいい本だったと思います。 | ||
2. 多変量解析プログラムライブラリ | 黒須正明(筆名:渡正堯) | インフォメーションサイエンス | 1984年10月 |
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今はもう廃刊になってしまいましたが、当時はパソコン関係者の間でちょっとハイブローな雑誌といわれていたINFORMATIONという月刊誌に毎月連載で執筆していた記事(忙しくなって後半は隔月になりましたが)をまとめた本です。N88-BASICで多変量解析関連のソフトを書いて、それをまとめたものです。会社に黙って書いていたので、祖父の名字の渡と、多変量解析の分野でお世話になった当時ユニバックにおられた齋藤堯幸さんのお名前を一文字いただいて、ペンネームを作り、出版しました。 | ||
1. 多変量解析プログラム集 | 黒須正明(筆名:渡正堯)、岸学 | 工学図書 | 1981年3月 |
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Tandy Radio Shackという会社のTRS-80というパソコン黎明期のマシンをベースにして、現在東京学芸大におられる岸さん(当時は早稲田の大学院でいっしょに冨田正利先生の音楽心理学の研究のお手伝いをしていました)を無理矢理誘って執筆したものです。パソコンのBASICで多変量解析をやる、なんていう発想は、当時は無茶なことと思われていた、そんな時代のものです。 ちなみに下の方が本、上のほうはそれをソフトウェアとして刊行したものです。当時はパソコンで多変量解析をやるという意識がない時代でしたので、これは60,000円もしたのですが、結構売れました。ただし、色々なバグ対策やら質問対応が大変でした。 また、真ん中のは増補改訂版で、それだけ売れたってことであります。お買いあげいただいた皆さん、あまりきちんとしたアフターケアができずに済みませんでした。 |