ジョニー大倉。
なんてかっこいいミュージシャンだろう。
「キャロルはエイちゃんのものじゃない!俺たちのものだ!」
彼はこう叫び、号泣する。まさに男の泣き顔だ。
だって、彼は大きな見落としをしている。
それはキャロルのファンだ。
キャロルのファンは、個人差はあるにせよ、みなエイちゃん命なのだ。つまり人気が段違いなんだよ。それに気づかないで、前出の言葉をはくジョニーは、まさにキャロルファンに斬りこんでいるのであり、男の中の男だ。
ドラマーってつらい仕事だ。どんなにバンドが有名になっても、その存在にスポットライトがあたることは稀中の稀だ。そんな中、無謀にもエイちゃんに喧嘩売ってるジョニーにはがんばってもらいたい。
「もっともだ!」と思った人は酔っ払ってベランダの手すりにつかまって懸垂をし、落下しよう。男・ジョニー大倉の領域に近づけることうけあいだ…。
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