第二回 「”池脇千鶴”論」

 

みんな知っていそうで、実は知らなかったりする女優。
子供のような愛くるしい顔のわりに歳はそれなりだったりする、それが池脇千鶴(21)だ。

彼女の代表作はビトゥウィーンのCMだが、彼女をよりビッグにしたのは、知る人ぞ知るフジテレビ火曜時代劇「大奥」の主役”まる”ちゃんだ。

たまたま読んだ某雑誌に、「大奥」では千鶴ちゃんは顔が幼すぎるのでは?という意見がのっていた。
なるほど、という気も最初はしたが、江戸時代の大奥勤めを始めたばかりの女中で10代後半〜20代前半の娘はみな、今にくらべ幼かっただろうし、よ〜く考えてみれば千鶴ちゃんが幼かったのではなく、他の配役がちょっと年配すぎたのではないだろうか?(浅野ゆう子さんゴメンナサイ。野際陽子さん、おぉ!)。

なに?「池脇千鶴」?知ってるよ。あの同時に話す姉妹だろ?
それはマナカナちゃんだ。
顔立ちが幼いという以外共通点がないだろ!しかもむこうは双子で、まだティーンエイジャーだ。

それにしても「大奥」は楽しませてもらった。
久々に楽しい(重くって暗いんだけど)時代劇だった。

それにしても「大奥」が終わってしまった途端、千鶴ちゃんには次の代表作がない。
なんかわけのわからんインディーズ映画にはちょこちょこ主演しているようだが、それでは「コドモ大人女優・池脇千鶴」のイメージを抜け出すことができないではないか!
安達祐美の二の舞はいけない。特に私生活などもってのほかだ!

千鶴ちゃんは結構身軽そうだから、ワイヤーアクションなんかに挑戦して、釈由美子とタイマンはってもいいかもしれない。

とにかく、ドラマしかやらない女優なんていい子しかやらない子役と同じくらいつまんないし、のびないんだからさー。
彼女にはいろいろ演技の幅を広げてほしいね。

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