第三回 「”前田 愛”論」

 

今回の芸能人は子役あがりだ。
もうほとんど芸能人論と化しているな、このコーナー。
次回はなんか別のもの探しておくよ〜。

さて前田 愛ちゃん。
「かわいいね〜。」と思わず思ってしまったおじさん達はロリコンか?
おっと今回は「ロリコン論」かい?
違う違う、あくまで論の対象は前田 愛ちゃんだ。

愛ちゃんはデビューあたりの頃から知っている。
有名なのは映画「トイレの花子さん」という、トイレに流したくなってしまうようなクソ映画だ。やはりクソ映画なだけあって、愛ちゃんもあまり活きていなかった。

そしてやはり愛ちゃんといえば、テレ朝のおバカ刑事ドラマ「はみだし刑事」の柴田恭平の娘役で、すくなくとも僕のなかでは頂点を極めた。
ちなににどこがおバカかというと、前田 愛最後のシーズンの最終回で、恭平さんはラストのアクションシーンでショットガンで撃ちまくられているにもかかわらず、歩いて愛ちゃん演じるみゆきに会いに行く。いいたいことはわかるが、フツー仲間が止めるだろうし、救急車にのって病院搬送されるだろー。
え?「はみだし〜」の二代目みゆきちゃんはどうかって?そんな野暮なことは聞くな。みゆきちゃんといえば愛ちゃんなのさ。

さて、問題は「はみだし〜」を降板してからだ。
めぼしい代表作はない。
テレ朝時代劇の「子連れ狼」1シーズン目の最終回に女刺客として拝 一刀を相手に闘ったが、結局ダイゴローちゃんの魅力に勝てず、図らずも仲間によって殺されてしまった。
う〜ん、愛ちゃんはあまり時代劇は似合わないんじゃないかね。特に町人髪姿がちょっと微妙。

そして、なんだい次の作品は!
「バトルロワイヤル2」だと!?
愛ちゃんよ、もう少し出演作を選べ。

どう考えても「大人相手に闘う不良少年だぜー」というイメージにはほど遠いし、何よりもあれは深作欣司監督が亡くなった時点で封印しておいた方がよかった企画だ。息子に代わりに監督させてもしょうがないだろ?

その後も愛ちゃんは作品に恵まれずにここまできている。
だが、逆に子役のうちに作品に恵まれてしまうと、大人になってから落ちてしまう。
これはイメージチェンジにもれなく失敗するからだ。

前田 愛ちゃんは、そうだな〜、身軽そうだしワイヤーアクションやって釈由美子とタイマンはってみるのもいいかもしんない。
アレ?この文章って、まるまる”池脇千鶴”論で書いたのと同じじゃないか?
まあさ、つまりは自分がそういう映画が撮りたいってことと、チャーリーズ エンジェル」みたいな強そうな女じゃなくて、コドモのような女が実は強いと滅茶苦茶かっこいいと思ってしまう今日この頃なんだな。
「グリーンデスティニー」とかそう意味でも好きだしね。

めざせ、日本のチャン・ツィイー!

Top