第七回 「”Webページ”論」

 

おっと、また小難しいWeb業界論かい?
いえいえ、今回は個人サイトについて語ってみたいと思います。

思えば自分がこのサイトを開いてから、もう6年以上になるわけだが、6年もあれば人間も変わるもので、その遍歴がサイトにも如実に現れてるもんなんですね。
自分のサイトのどこが変わっていったのか、はよく自分ではわからないけど、人のはよ〜くわかったりします。

サイトで自己主張をするタイプの人のサイトは、ハッキリいってころころ変わります。変わる、というより成長する、といった方が適切かな。Noで始まったことがYesになってるサイト=人は結構多いです。
その人とともにサイトが変遷していくのは、サイト自体がひとつの作品だから、とも言えると思う。

ただ単に私生活に合わせてサイトが変わっていくこともあれば、Web上で知り合った人同士影響を私生活で受けあって、変わっていくこともあるよね。そういう人、自分の周りにもいます。
オフ会というのは、そういう変節を助長する。
ま、結果的にその人にとっていい方向に変わっていけばいいわけで。

デザイン的に変わっていくサイトというのは、仕事上の理由の場合もあるし、その人の気分の場合もあるし、様々。

寂しいのは、内容がどんどん薄くなっていく場合。
管理者当人はそれほど考えてないのかもしれないけど、特に創作系のサイトというのは創作しなくなったらサイトの持つ意味はガラリと変わります。
こういうのは、僕のサイトみたいに怠慢こいてるだけの場合なら、そのうちっていう期待もかけようがあるけど、「もうやめました」宣言しちゃってるサイトもあったりして、そういうのは、正直言ってさみしいな。
ま、色々人には事情というものがあるから、仕方ないけどね。

あと、なくなってたり、とかね。
ああいうのは、せめてメールかカキコしてほしいよね。
ある日いったらなくなってた、っていうのはさみしいを通り越して憤りをおぼえてしまう。

人生色々だから、サイトも色々なんだよね。だから個人サイトは面白いという。

だから、自分も、このサイトは常に面白いことやりたいと思ってやってるわけね。
なかなかうまくいかないけどさー。
でももうすぐ新しい創作活動に入る予定だから、いつも見てくれてる人もそうでない人も、あまり期待しないで待っていてください。

6年前、サイトを開いた頃ってのは面白かったね。
デザインこそ今からすればひどいのばかりだったけど、内容がなんとも面白かった。つまり、それはそのサイトの作者さんが面白かったってことだね。自分も若かったし、Webもまだ生まれたてだった。
あの頃にくらべると、今はなんかこう、惰性でやってるところとか多い気がする。

せっかくサイトをやってるんだから、面白い=自分を出し切るサイト作りを心がけてほしいな、と最近思います。

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