修学旅行日記テキスト・プロトタイプ

修学旅行・6日目

勝手きままな一人散策というのもいいもんで湿原は広いなあ……
北海道自体どこでも広いんだけどね(笑)
ひびきの市が小さく小さく見えるな。さすがの伊集院家もこれには負けるな。
とかいってたら、北海道にも当然広大な土地もってるだろうな。

「ひーーーーろーーーーーいいいいいいいいーーーーーーーなーーーーーーー」
ふう。ここなら叫んでも大丈夫だな。
「たーすーけーてー」
は!?
「たーすーけーてー」
女の子の悲鳴!
「どこにいるんだー」
「ここだよー」
「まってろ今行くぞー」

「あっありがとう。足が湿原にはまってぬけなくて」
「いやいや。よかったね、抜けて」
「私は寿美幸。ほんとありがとう」
「痛みはあるの?」
「うん。でもそんなに痛くないからすこし休めば大丈夫だよ」
「そうだね。ゆっくり横にでもなりながら休もうよ」
「えっでも君の予定は……」
「予定なんて元々ないさ。適当にここを散策する予定だったんだし。
北海道の大自然を感じながら昼寝ってのもいいじゃない」
「そうだね。ゆっくり休むとしますか……」

「こうやって横になるとほんと北海道がより大きく見えるね。」
「……」
「美幸ちゃん?」
「……ぐー」
「寝てる……まあ仕方ないか………」
聞いた話では美幸ちゃんは今回大変な目にあってるらしい。
ならもう6日目の今疲れが出ても当然かな………

……女の子の寝顔ってかわいいな……



そんなこといってるから、遅刻するんだな……