喩尼恩蹴(ゆにおんきっく)
古代モンゴルの奥地に女系民族がすんでいた。彼女らは美しく
何度か他の民族に侵攻されたが、ことごとく撃退したと伝えられる。
中でも神に仕える巫女…その民族では喩尼(ゆに)と呼ばれる女性達は特に強く、
主に蹴り技を主とした格闘技を使ったという
その喩尼格闘術の生みの親が恩(おん)という女性であり、
喩尼流の基本技は喩尼恩蹴といって彼女の名が付いている
彼女らはスカート状の衣服を身につけていたが、あまりの蹴りの素早さに
その中身を覗けた敵はいないといわれる
現代日本のとある地域において、女子高生にもこの喩尼恩蹴は、
スカートの中を覗かせずに痴漢などを撃退する護身術として伝わっているという。
〜「古代世界の格闘美女史〜綺麗な花には棘がある〜」(水戸最中著:民明書房刊)より抜粋〜