久御山桃&久御山桜(+あやか)

〆切り前
WEB版
同人誌に書いたものの修正版)


「お姉ちゃんゲームしょっ!」
「………」
「ふふふー!今日は負けないよ!」
「桜……きなさい!(笑)」
「……………………」
「お姉ちゃん?いるのー?」
「………………」
「部屋の中に………いるはずよね………」
「原稿かいてるっていってたし……」
「…………」
「お姉ちゃん、部屋はいるよー!」





「………………………………………」
「はー……」
「……ぐうぐう……」
「こんなところか……………」
「ぐーぐー」
「のんきにねてる………原稿があるのに……」
「ぐー…」
「もう」
「寝かせておいてあげようか…な……」
「ん…………」
「……桃………」
「え?」
「……むにゃ……」
「………寝言かあ……」
「好きよ…桃……」
「桜お姉ちゃん」
「ごめんね、いろいろ迷惑かけて……」
「桜…お姉ちゃん……」
「………」
「……お姉ちゃん……私だって………」
「……………」
「こんなこと…………」
「むにゃ…」
「ふー」





「おきんかー!」
「んにはになり!?」
「ほらほらほらー!!!!!」
「桃…うぐっ……ハリセンを……おぐっ」
「ネタはできてるんでしょー!!」
「ハリセン…おぶっ、どこから……見つけた…」
「このくされ漫画家がー!!」
「うわ!」





「まだ白紙とはなにをやってたの!桜!」
「いやーついねてしまってね。うふっ」
「催促のFAXがこんなにいっぱい……」
「ははは(汗)」
「留守電も…………」
「ドキッ」
「あーあ……こんなにいっぱいある………」
「……うふっ……」





「しょうがないなあ。桜のやる気を」
「?」
「ださせるために………」
「じゃーん(笑)」
「そ、それは大切な漫画の資料品!!」
「そしてこれをー」
「???」
「(ニヤリ)バキッ」
「あーーーー!!!!」
「ふふふ。」
「がーん。」
「これ以上、1分寝るごとに……」
「ははは……」
「一つずつこわしまーす(笑)」
「やめてー(涙)」
「ほらほら、さっさと原稿やる!」





「20分たったけど……原稿すすんでる? お姉ちゃ……」
「むにゅむにゅ……」
「あら……もう寝てる……」
「ぐーぐー」
「セイヤー!!!!バキッ」
「……は!」
「バシッ!!は、じゃないー」
「ああーこれ高かったのに……」
「じゃあー寝るなー」
「わかってるよー」
「はい!はやくやる!」





「ぐー」
「にゅるにゅる……」
「……なんか首がつめたい…って桃!?」
「なにこのスライムみたいなのは!?(笑)」
「知らないよ―オマケみたい…うっ」
「ふーん。ねむけ取りにいいかもね(笑)」
「やだー(涙)」
「桜に選択の余地は有りません(笑)」
「ふえーん」





「かきかき」
「ふんふん進んでるようね……」
「かきかきかきかきかきかきかきかきかき」
「???」
「かきかきかきかきかきかきかきかきかき」
「チラッ?」
「くーくー」
「かきかきってのは……ラジカセの音か……」
「しょうがない……」
「くーくー」
「地獄をみてもらおうかしら……」 「クスクス」





「ふえー。」
「ふん」
「桃なんで起こしてくれなかったのよー」
「小細工なんてするからよ」
「うるうる」
「ほらほら、あと2時間で担当さんくるわよ」
「終わらないよー(涙)」




(endしないで続きます(web版のみ))


桜「あ、あやかちゃんきていたの?」
あやか「桃ちゃん仕事行くよー動物園」
桃「あっもうそんな時間ですか?」
桜「あっそうなの?」
あやか「桜・・・なにしてんの?固定した椅子にまたぐるぐるにしばられて・・・・」
桃「原稿全然描かないで、寝てばかりいたからちょっと(笑)」
あやか「あらそれはめずらしい(笑)」
あやか「じゃ桜いくわねー」
桃「お姉ちゃんがんばってねー」
あやか「今日は早夜ちゃんもすぐに動物園くるしー。じやあねー」

桜「とっとにかく・・・目の前の原稿・・・・・・・ああ・・・・・・(涙)」