ハーブ(香草)

東洋医学で生薬とされている中に「ハーブ」は多く見られます。香味野菜である、しそ・生姜・三つ葉などもいわばハーブといえますし、唐辛子や山椒の実もスパイスといえ、私達の身近には多くのハーブがあふれているといっても過言ではありません。

◆多種多様なハーブ

ハーブには多くの種類があり、利用方法も様々です。例えば、肉・魚・野菜の料理に使ったり、ハーブティーにしたり、アロマテラピー、入浴剤、バスオイル、リンスとして利用するのも良いでしょう。

又ハーブの種類によっては、衣類の虫除けやペットのノミ除けにも利用でき、香りの良いハーブは、ポプリを作るのも楽しみのひとつです。

ハーブは食べたり、飲んだり、香りをかける薬でもあり、その香り成分は、さまざまな活用法で神経系統への効果が期待できるのです。

◆代表的なハーブ

ハーブの種類

ハーブの効果

オレガノ

健胃、消化促進効果や、せき、たんを鎮める作用があります。

カモミール

カモミールティー、カモミールバスには、鎮静作用があり、不眠症に効果的。カモミールティーには、抗たん、強壮、発汗作用もあり、風邪の引きはじめに薬として使います。

ジャスミン

脂質の消化を促し、胃もたれを防ぐ効果が知られています。

シナモン

香りには神経を鎮める作用があります。精油を水で薄めたものは、呼吸を楽にする効果があるとされています。

タイム

鎮静、強壮、抗菌作用があります。

セージ

セージティーには脂肪分の多い食事の後に飲むと、口がさっぱりし、消化を助けます。強壮、血液浄化、抗菌作用なども知られています。

タラゴン

脂肪の消化を促すとされます。

ハイビスカス

便秘を改善し、利尿効果があります。

マジョラム

防腐、去痰、抗高血圧効果が知られています。

ラベンダー

胃腸の働きを整えるほか、精油を使ったハーブバスは体を温め腰痛などに効果的。香りには神経を鎮める作用があります。

リンデン

神経過敏になっているのを抑え、リラックスさせる効果が知られています。又、ティーを規則的に飲んでいると安眠効果が生まれ朝の目覚めがスッキリすると言われています。

レモンバーベナ

枕の中に入れて使うと頭痛が和らぎます、又、つぶして卵などを混ぜてパックに利用すると肌の血色が良くなり、しわの予防になります。

ローズマリー

乾燥の花や葉のティーは、頭痛を和らげ、強壮作用もあるとされます。

レモングラス

消化促進、駆虫、母乳分泌促進などの効果が伝えられています。

ローリエ

気持ちを静めるほか、穀物類に入れておくとぬかがの発生を予防します。

ハーブにもいろいろな効果が期待でき、日常生活にも取り入れやすくなっています。

漢方薬膳では、ハーブティーを始め、ドライハーブ、クッキングハーブやアロマテラピーを取りそろえておりますのでおためし下さい。

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