冷え症

女性の敵・冷え症・重い婦人病につながる危険がいっぱい

手足や腰が冷たい・しもやけ・足冷えして眠れないという主な症状のほか、頭痛、腰痛、肩凝り、めまいなどの不快な症状に悩んでいる方も多いようです。

女性の約7割が自分は「冷え症」だと思っているそうですが、何も対策を講じていないのが現実でしょう。冷え症そのものは重い病気では有りませんが、便秘や肩こり、神経痛、膀胱炎になりやすいことをはじめ、子宮筋腫や不妊症などの婦人病の原因にもなり得るのです。

又、ダイエットや美肌などの美容面を考えた場合も、冷え症を改善することが美しさへの近道と言える場合もあります。

冷え症は、抹消血管の血流が悪くなる為に起こります、原因は自律神経の働きが鈍る為といわれていますが、ホルモン分泌の乱れや生活習慣の不注意(シャワーだけの入浴や冬の薄着)、栄養不足(不規則な食事やかたよった食事)が深く関与しています。

★冷え症漢方

おなかの冷えには

六君子湯、補中益気湯、安中散

おなかを温め、胃腸の働きをスムースにします。

生理不順と足の冷えには

加味逍遥散、桂枝茯苓丸、
当帰芍薬散

自律神経を整え、血行を良くし足冷えを改善します

若い人に多い下半身、手足の冷え顔ののぼせ、筋肉がつる場合

当帰四逆加呉茱萸生姜湯、
当帰四逆湯、桂枝茯苓丸

全身や手足を温め痛みをとります。

下半身の冷え、むくみ、腰が重い(50才以上)

苓姜朮甘湯

水分代謝を良くし、下半身を温めます。

下半身の冷え、しびれ、目のかすみ(60才以上)

牛車腎気丸、八味丸

腎を強化し、足冷えを改善します。

★お薬は苦手という方に、冷え症によい手作り薬酒

  材料と作り方「紅花酒」「当帰酒」

  簡単に作れ無理なく飲んでその薬効を期待できます。健やかな毎日を送るために是非備えていただきたい物です。

★生活上の注意点

 1.下半身を冷やす服装は避ける。

   下半身を冷やすことは、脂肪を蓄積させることになり、結果的に下半身デブになる

 2.温かい物を食べる。

   生野菜等は避け、温野菜、炒野菜として、又特に根菜類を食べるよう心がける。

 3.ぬるめのお風呂にゆっくりと汗がっでる程度に入浴する。

   新陳代謝が高まり、自律神経のバランスをとってくれます。

   足冷えのひどい人は、熱めのお湯と水に交互に足を1分づつ浸ける「温冷浴」が効果的です。

 4.規則正しい生活を心がけ、ストレッチなど適度な運動をする。

★特効ツボ

 三陰交(サンインコウ)内くるぶしの中央から、指4本分上がった高さで、すねの後ろ指一本分が三陰交。

冷え症の予防、解消の特効ツボは「三陰交(サンインコウ)」というツボです。

女性特有の症状全般に効きますが、ことに足の冷えや、冷えからくる月経痛がある場合によく効きます。手や”刺激用グッズ”で刺激したり、お灸をするのも良いでしょう! 手軽に出来る健康法です。!!

★アロマ・ハーブ

 エッセンシャルオイルを入浴時や芳香浴に!!

 ・おすすめの精油      サイプレス、ユーカリ、レモングラス、ローズマリー、ラベンダー

 ・おすすめのハーブティー  ローズヒップ、アンジェリカ、リンデン、マリーゴールド、ハイビスカス、ジャーマンカモミール

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