アロマテラピーとは、植物から抽出した天然のオイル「エッセンシャルオイル」を美容や健康などに利用して行くことです。
人間が本来持つ自然治癒力を利用したバランスの取れた民間療法のひとつ 。
◆エッセンシャルオイル
エッセンシャルオイル(精油) essential oil、ESSとは、物の本質をなす物、小さな遮光瓶に入ったすばらしい芳香のするオイルです。
◇エッセンシャルオイルの特性
・揮発性………………………………・容器のフタを開け放しにしないこと。
・引火性(燃えやすい)……………・に近ずけない用に注意する。
・基本的に水に溶けない……………・水に溶かす場合は溶媒が必要
・周囲の温度により液状が変化する…固まったりする(製品により5℃〜15℃で)
・非常に強い芳香がする………………直接使用するのではなく、必ず希釈して使用する。
◇エッセッンシャルオイルの品質
100%天然で完全であること(100%天然の物だけが精神的薬効がある、原因不明)
下記の項目が完全に明記されている製品。
・学術名
・産地・…・ローズオットー(オットーとは、最高級の意味でブルガリア、トルコ産の物だけを言う)
・抽出部分・同じ柑橘系でも、抽出部分で名前や特徴が変化する
皮 |
花びら |
葉 |
ビターオレンジ |
ネロリ |
プチクレン |
幸福感 |
抗ストレス |
リラックス |
元気ずけ |
リラックス |
不眠によい |
・抽出法方
1.エッセンシャルオイル・・・水蒸気蒸留法
2.エッセンス・・・・・・・・圧搾法
3.アブソリュート・・・・・・浸出法(合成香料)通常は使用しない
◆薄めて使用(キャリヤー)
・水・・・精製水
・アルコール、消毒用エタノール
・ウオッカ(40℃〜50℃)ウイスキー、ブランデー、日本酒
・酢・・・臭いの少ない物
・植物油・・・オリーブ油、ホホバ油
・ミツロウ・・・リップクリーム等
・塩+油+エッセンシャルオイル・・・痩身マッサージ用
・風呂、全身の場合・・・6滴を目安
・足、手湯の場合・・・・2滴を目安
・ローズオット、カモミールの場合は1滴を目安
一般的なエッセンシャルオイルの効能と作用 yamano essential oil
エッセンシャル オイル名 |
精神的作用 |
肉体的作用 |
皮膚えの影響 |
|
1 |
ローズマリー |
刺激・記憶力・集中力を高める・気分を高揚させる |
リンパの流れ、血液の循環を良くする・リュウマチや筋肉痛・関・風邪・肝臓の強化・強壮・頭痛 |
殺菌・刺激・浄化・油っぽい頭皮に効果的・フケ・かゆみ |
2 |
レモン |
刺激・記憶力・集中力を高める・気分を高揚させる・元気ずける |
酸を中和・清脈瘤・強い殺菌・水虫・イボ・血管強壮 |
殺菌・脂性肌・爪の保護や強化 |
3 |
サイプレス |
リフレッシュ・落ち付き・すっきりと鎮静させる |
セリュライト・毛細血管の強壮・咳・喉の炎症・麻痺性の下痢 |
収斂・殺菌・バランスを整える |
4 |
ラベンダー |
鎮静・リラックス・不眠・ストレス |
鎮痛・火傷・頭痛・炎症を抑える・バランスをとる・風邪など |
殺菌・鎮静・日焼け・細胞活性、促進・ニキビの殺菌・虫さされ |
5 |
マージョラム |
鎮静・温かく和やかにする |
気管支・喘息など・鎮痛・関節炎・筋肉痛・麻痺を沈める・便秘 |
|
6 |
ゼラニュウム |
クレンジング・バランス・起伏を整える |
ホルモンのバランス・セリュライト・浄化 |
炎症・湿疹・疱疹・皮脂バランスをとる |
7 |
サンダルウッド |
鎮静・バランスをとる・催淫作用 |
利尿効果・喉、気管支系の問題 |
乾燥している肌に効果的・炎症・かゆみ |
8 |
ジュニパー |
刺激・記憶力・集中力・を高める・気分を高揚させる・元気ずける |
利尿効果・鎮痛・循環器系の強壮・浄化・セリュライト・血圧を降下・月経上の問題 |
脂性肌・収斂作用・殺菌 |
9 |
ジャーマンカモミール |
鎮静・リラックス・不眠・ストレス |
免疫強化・強壮・アレルギー |
炎症を抑える・乾燥肌・かぶれ・蕁麻疹・赤くなった肌 |
10 |
ネロリ |
リラックス・ストレス・ヒステリーに効果 |
強壮作用・デオドラント・緊張症・消化促進 |
殺菌・鎮静・細胞活性、促進・ニキビの殺菌 |
11 |
ローズオットー |
気分をハイにする・催淫・バランスをとる |
月経上、子宮系の問題・強壮・浄化・バランスをとる・冷却作用 |
乾燥肌・鎮静作用・オールスキンに有効 |
■ 芳 香 浴
◆ オイルバーナー(アロマポット)
1.オイルバーナーの上部の受け皿に、お水又はお湯を半分ぐらい注ぎ入れる。
2.好みのエッセンシャルオイルを垂らす、5滴前後。
3.キャンドルに点火する、受け皿の水が蒸発するので、空だきしないように水を足す。
◆ 素焼きポット
素焼きのポットにエッセンシャルオイルを入れて浸透させ香りをほのかに漂わせる。
◆ ライトリング
ライトスタンドなどに取り付けられるO型のリングにエッセンシャルオイルを2〜6滴リングにつける。
◆スプレーによる芳香浴
エッセンシャルオイルは、水とは分離するが、アルコールには溶けるので、まず無水エタノールと混ぜ合わせてから精製水を加える。
■ ルームフレッシュナーを60ccを作成する場合
1.肌につける場合、 (エタノール4〜6cc) 肌につけない場合、(エタノール10〜20cc)
2.油でオイルを溶かす10%程度・・・水だけでは腐る
長期間使用すると(10日間以上)好転反応が出る場合がある、遅い人は4〜5ヶ月
■ アロマ・マッサージの場合
1.植物油(ホホバ油等)1〜2%で薄める。25cc植物油の2%は1滴0.05ccだから10滴となる。
25ccは全身マッサージで2人分程度
■ 吸入
エッセンシャルオイルを蒸気と共に吸い込む方法。(狭い室内や即効的な効果を求める場合に手軽に出来有効。)
◆ 蒸気吸入
洗面器(磁器かガラス)かティカップにお湯を注ぎ、2〜3滴のエッセンシャルオイルを垂らす。
効果を期待したい場合は、洗面器の上に顔を出しバスタオルなどをかぶると効果的。
■ アロマバス
浴室は密閉空間ですから効率の良い芳香浴が出来ます。それに、入浴時は呼吸数が増加しているため、揮発して肺に吸い込まれたエッセンシャルオイルはすぐに毛細血管に取り込まれて全身を駆けめぐります。又、暖められて血管が拡張していることや皮膚表面が膨張しているので、エッセンシャルオイルが直接体内に浸透しやすいのです。鼻、肺、皮膚の3方面から作用を受けるので、入浴時のアロマテラピーの効果は大きいのです。
◆ 直接滴下
目的に応じたエッセンシャルオイルを4〜8滴ほど直接バスタブに滴下する方法。エッセンシャルオイルはお湯に溶けないため、薄い油膜となって表面に浮くのでお湯を良くかき混ぜて入浴する。
「入浴方法」
1.全身浴(6滴を目安) 2.手、足浴(2滴を目安) 3.座浴・半身浴・温冷浴(交互浴)2〜5滴を目安
◆ バスオイル
エッセンシャルオイルをホホバ油やスイートアーモンド油などの植物油で希釈しバスオイルを作り、バスタブに入れて均一にかき回してから入浴する
「作り方」
1.5mlの植物油に目的に応じたエッセンシャルオイルを5滴くらい滴下して良くかき混ぜる
2.1で作ったバスオイルをバスタブに入れて、よくかき混ぜて入浴する
◆ バスソルト
ミネラル分の多い自然塩にエッセンシャルオイルを混ぜ合わせた物をバスタブに入れて入浴する方法。体内の余分な水分を取り除いて、シェイプアップするさっぱりタイプの入浴剤
「作り方」
1.密閉容器(タッパーなど)に塩200gを入れ、エッセンシャルオイルを合計16〜20滴、滴下し、スプーンで良く混ぜ合わせる。
2.1回分40〜50gを目安に、1.を4〜5回に分けて使用する。
−エッセンシャルオイルを希釈する−
1.基本にしていくエッセンシャルオイルを選びます。
お部屋にふさわしい好みのエッセンシャルオイルを選ぶと良いでしょう。
・デオドラント効果を高めたいときには、レモン、ローズマリー、ジュニパー、サイプレス、ラベンダーなどが良いでしょう。
・リラックスしたいときは、ラベンダー、ネロリ、サンダルウッド
・リフレッシュしたいときは、レモン、ローズマリーなどが良いでしょう。
2.創作したい全体量の10%程度のエタノールを容器に入れます。
3.エタノールの中にエッセンシャルオイルを必要な滴数を垂らしていきます。
4.3を水で薄めていきます。
出来上がった物は、必ずラベルなどを付けておきましょう。
何を創作したいのか、創作日など詳しく記しておきましょう。
◇種 類
◇目 的
◇創作日
◇エッセンシャルオイル名
基本1 滴
基本2 滴
基本3 滴
基本4 滴
基本5 滴
◇キャリヤー cc
キャリヤー cc