◆ビタミン・ミネラルの相乗作用
ビタミンやミネラルは、それぞれが重要な役割を持っているため、ひとつひとつのビタミンやミネラルにいろいろな効能が備わってきます。
しかし、私たちの体の中でこうしたビタミンやミネラルが効能を発揮するときこれらは単独で働いているわけではありません。
必ずや他のビタミンやミネラルの協力を得て威力を発揮しているのです。
「代謝」と呼ばれる「生化学反応の流れ作業」は、各種のビタミン・ミネラルの協力無くして成り立たないのです。いくつかの栄養素がチームを組んで、ひとつの作業工程をこなしているわけです。
たとえば、
又、骨が弱くなったからと言って
だから、ビタミンB2が口内炎にいいといっても、他の栄養素のバランスによっては、とても良く効く人もいれば、全く効かない人も出てくるわけです。
ビタミンCを飲んで風邪がスーと治る場合も有れば、全然効果のないケースも出てくることになります。
ビタミンAが活用されるためには亜鉛が欠かせません。亜鉛無しには働くことが出来ないのです。
ビタミンCはフラボノイド(ビタミンP)と一緒にあって、初めて血管を強化することが可能になります。
体に必要なビタミン・ミネラルは、全てが同時に存在することが大切なのです。通常の人は、自分が何のビタミン・ミネラルが不足してどの組み合わせにより摂取すれば効果的なのか、なかなかわからないのでマルチビタミンを摂取するのが一番いい方法です |
◆ビタミン・ミネラルの種類
現在知られているビタミンや体に不可欠であることが解っているミネラルには、次のようなものがある。
ビタミンA、B1、B2、ニコチン酸、パントテン酸、B6、B12、葉酸、パラアミノ酸(PABA)、コリン、イノシトール、ビタミンC、D,E,F(必須脂肪酸)ビオチン(H)、P(バイオフラボノイド)、Uなど |
ナトリュウム、カリュウム、リン、カルシュウム、マグネシュウム、塩素、鉄、銅亜鉛、イオウ、ヨウ素、マンガン、モリブデン、クロム、フッ素、セレニュウム、バナジュウム、コバルトなど |
ビタミンの種類 |
ビタミンの効用 |
不足がもたらす症状 |
ビタミンA ・レチノール ・カロチン |
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ビタミンB1 チアミン |
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ビタミンB2 リボフラビン |
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ビタミンB6 ピリドキシン |
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ビタミンB12 コバラミン |
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ニコチン酸 ナイアシン |
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パントテン酸 |
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イノシトール |
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コリン |
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パラアミノ酸 |
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葉酸 ビタミンM |
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ビオチン ビタミンH |
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ビタミンC アスコルビン酸 |
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ビタミンD |
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ビタミンE トコフェロール |
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ビタミンP |
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ビタミンU |
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ミネラルの種類 |
ミネラルの効用 |
不足がもたらす症状 |
カルシュウム |
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マグネシュウム |
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リン |
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ナトリュウム |
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カリュウム |
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鉄 |
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銅 |
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亜鉛 |
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硫黄(S) |
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マンガン |
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ヨウ素 |
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クロム |
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モリブデン |
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セレニュウム |
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