◆健康薬酒をおいしく作って飲む為には。
1 | 紅花酒 | 古来、女性たちの唇や頬を紅く彩ってきた紅花、美しい紅色に仕上がった酒は女性に欠かせない妙薬。 |
2 | クコ酒 | クコは古くから不老、強壮の薬として有名です。淡い琥珀色のソフトな酒 |
3 | 黄精酒 | 精力絶倫ともいわれた小林一茶も愛用した滋養強壮酒 |
4 | 何首烏酒 | 首から上を烏のように黒くする」という名のとおり髪を黒くする薬酒 |
5 | 龍眼酒 | 甘党の女性がチビリチビリと楽しむのにぴったりの酒。心身をくつろがせて脱毛予防の効果があります |
6 | 当帰酒 | 当帰の根は昔から、婦人の聖薬とされています。濃褐色をした香り高い酒でつらい婦人病ともサヨナラ |
7 | 天門冬酒 | 天門冬の根はよく砂糖漬けにして薬用にされます。淡いあめ色をした強壮酒 |
8 | 朝鮮人参酒 | 強壮・強精薬として名高い朝鮮人参を使った薬酒。体質改善の効果も |
9 | 朝鮮人参複合酒 | 朝鮮人参の苦味を抑えた、複合酒。滋養強壮にもすぐれ、胃腸の弱い人に最適 |
10 | 周公百歳酒 | 18種類の生薬を入れた幻の秘酒、補気薬、補血薬、補腎薬、が巧みに配合された最高の補養薬酒 |
健康酒をおいしく作って飲むために
飲み方
◆薬酒、果実酒などの健康酒などは、少しずつ長期間にわたって飲みつずけるのが効果的です。
食前や食後に、又、寝る前などに、リキュールグラスやおちょこに1〜2杯ずつ飲むのがよいでしょう。
飲みつづけているうちに様々な効果が現れてきます。
◆そのままで飲みにくい場合は、水で割ったり、氷を入れてオンザロックなどにして他の健康酒やブランデーなどと、カクテルにしても飲みやすくなります。
材料
◆材料に使う酒類はホワイトリカーだけとは限りません。ウイスキーやウオッカ、ラムなどを使ってみるのも一方、アルコール度数が35度以上であればいいのです。焼酎では25度ぐらいなので成分がでにくいです。
◆甘味料としては、氷砂糖、グラニュー糖、ハチミツ、果糖等があるが、甘味度や甘みの質がすぐれている果糖がいいでしょう、量は個人の好みによって加減して下さい。氷砂糖の場合は、果糖の1.5倍にして下さい。
又飲むときにハチミツ等を入れて調節する方法もあります。
◆つける期間は、一般に夏と冬場で異なりますが、だいたいの目安として冬場は夏の倍くらいと考えて下さい。
◆保管は、密閉して冷暗所に置きます。
簡単に作れる薬酒は、老化防止、慢性病予防にと無理なく飲んでその薬効を期待できます。
健やかな毎日を送るために、是非家庭に備えておきたいものです。
紅花酒
古来、女性たちの唇や頬を紅く彩ってきた紅花、美しい紅色に仕上がった酒は女性に欠かせない妙薬。
◆材料と作り方
乾燥した紅花50gとホワイトリカー1gを容器に入れる。
10日から15日後に果糖50g〜100gを好みで入れる。
約1週間後から,数日おきに3〜4回ほど、容器を揺すると成分の侵出が早い。
2ヶ月ほどで熟成,中身は引き上げても引き上げなくてもよい。
◆飲み方と効用
杯1〜2杯を,1日2回飲む。
補血作用が強いので冷え性、血行障害、更年期障害など、婦人病一般に効果がある。冷え性の人は、当帰酒と、 胃腸の弱い人は朝鮮人参酒とブレンドするとさらによい。
クコ酒
「クコは古くから不老、強壮の薬として有名です。淡い琥珀色のソフトな酒」
◆材料と作り方
乾燥させたクコの実、100gとホワイトリカー1gを容器に入れる。
10日〜15日後に果糖50〜100gを好みで加える。
約1週間後から少し揺するとよい。密閉して冷暗所におき、夏なら2ヶ月、冬なら3ヶ月で熟成。 中身は入れたままでも。
◆飲み方と効用
杯1杯づつ1日2〜3回、お湯で割って飲むとよい。
肝臓、腎臓、肺臓を補い、頭痛、視力障害、眼病、咳などによい。インポテンツや早漏にも効果的。
黄精酒
「精力絶倫ともいわれた小林一茶も愛用した滋養強壮酒」
◆材料と作り方
乾燥した黄精150gとホワイトリカー1gを容器に入れ、10日〜15日後に果糖60〜120gを好みで加える。 約1週間後から少し揺するとよい。密閉して冷暗所におき2〜3ヶ月で飲める。半年ほどしたら布ごしする。
◆飲み方と効用
1回20ccぐらいづつ、1日2〜3回服用する。
五臓を整え、筋骨を丈夫にし、顔色をよくし髪を黒く保ち、元気を付けるなどの効能がある。
高血圧や糖尿病の人にもよい。
何首烏酒
「首から上を烏のように黒くする」という名のとおり髪を黒くする薬酒」
◆材料と作り方
乾燥した何首烏100gを容器に入れ、ホワイトリカー1gを注ぎ入れる。
10日から15日後に果糖60〜120gを好みで入れる。
約1週間後から数日おきに3〜4回、容器を揺するとよい。約3ヶ月で熟成
◆飲み方と効用
1日20〜30cc服用する。但し、緩下作用があるので、下痢しやすい人にはあまり向いていない。 強壮、強精作用があり、髪を黒くする薬として有名である。便秘を改善する作用、血清コレステ ロールを降下させる作用なども有る。
龍眼酒
「甘党の女性がチビリチビリと楽しむのにぴったりの酒。心身をくつろがせてくれて、
脱毛予防の効果があります。」
◆材料と作り方
乾燥した龍眼肉50gを容器に入れ、ホワイトリカー1gを注ぎ入れる。
10日から15日後に果糖50〜100gを好みで入れる。
約1週間後から数日おきに3〜4回、容器を揺すると浸出が早い。3〜4回繰り返す。
3ヶ月くらいで熟成する。酒の色が紅黒色になってくると、味もよくなってきたころ。
◆飲み方と効用
とても甘味の強い酒なので、人参酒などの苦い酒とカクテルにすると飲みやすくなる。
1日30ccぐらいが適量。神経不安で不眠症ぎみの人は、寝る30分くらい前に飲むと効果的。
強壮作用があり、神経の緊張を解きほぐす。脱毛予防の効果も有る。
当帰酒
「当帰の根は昔から、婦人の聖薬とされています。濃褐色をした香り高い酒でつらい
婦人病ともサヨナラ」
◆材料と作り方
乾燥した当帰の根100gを容器に入れ、ホワイトリカー1gを注ぎ入れる。
10日から15日後に果糖50〜100gを好みで入れる。
約1週間後から数日おきに3〜4回、容器を揺すると浸出が早い。3〜4回繰り返す。
3〜6ヶ月くらいで熟成する。かすを取り除いて保存する。
◆飲み方と効用
1日20〜40ccづつ1日1〜2回服用する。寝つきの悪い人は就寝前に飲むとよい。
貧血、冷え性、生理不順、生理痛など婦人の血の道の病気によい。
痔やアザが出来やすい鬱血症タイプの体質改善にも効果がある。
天門冬酒
「天門冬の根はよく砂糖漬けにして薬用にされます。淡いあめ色をした強壮酒」
◆材料と作り方
天門冬(クサスギカズラ)の根100gを容器に入れ、ホワイトリカー1gを注ぎ入れる。
10日から15日後に果糖50〜100gを好みで入れる。
約1週間後から数日おきに3〜4回、容器を揺すると浸出が早い。3〜4回繰り返す。
3ヶ月くらいで熟成する。中身は入れたままでも。
◆飲み方と効用
1日20〜30ccづつ1日1〜2回服用する。軽い苦味と青臭い香りが有るがあまりくせがないのでストレートでもカクテルにも向く。
滋養強壮、食欲増進、疲労回復、利尿、せき止めなどの効果がある。
朝鮮人参酒
「強壮・強精薬として名高い朝鮮人参を使った薬種。ほろ苦い飲み口を楽しみながら、体質改善の効果も」
◆材料と作り方
朝鮮人参(ヒゲ人参でもOK)50gを容器に入れ、ホワイトリカー1gを注ぎ入れる。
10日から15日後に果糖60〜120gを好みで入れる。
約1週間後から数日おきに3〜4回、容器を揺すると浸出が早い。3〜4回繰り返す。
2〜3ヶ月くらいで熟成する。中身は入れたままでも。
◆飲み方と効用
1日20〜30cc服用するとよい。苦味が強いので、他の果実酒とブレンドするとよい。
胃腸が弱い人、疲れやすい人、体力のない人などの体質改善によい。その他万病に効くといわれている。
朝鮮人参複合酒
「朝鮮人参の苦味を抑え、まろやかにした複合酒。滋養強壮にもすぐれ、胃腸の弱い人に最適」
◆材料と作り方
朝鮮人参(ヒゲ人参でもOK)20g、陳皮・生姜・大棗を各10g入れ、ホワイトリカー1gを注ぎ入れ密封し冷暗所に保存する。
10日から15日後に果糖60〜120gを好みで入れる。
約1週間後から数日おきに3〜4回、容器を揺すると浸出が早い。3〜4回繰り返す。
2〜3ヶ月くらいで熟成する。中身は入れたままでも。
◆飲み方と効用
1日20〜30cc服用するとよい。朝鮮人参酒は強壮作用にすぐれているが、これに陳皮、生姜、大棗を加えることで、胃に対する効果がさらに効果的になる。胃下垂や胃腸虚弱に用いる。
周公百歳酒
「今から2500年前の東周時代の名君、周公旦が作り愛用したと伝えられる延年長寿・神仙強壮の名酒で現代でも高く評価されている。効能は幅広く、滋養強壮、食欲不振、疲労倦怠、老化予防、虚弱体質、胃腸虚弱、食味欠損、血色不良など」
◆材料と作り方
朝鮮人参7g、五味子7g、桂秘7g、陳皮7g、白朮11g、茯苓、11g、散薬11g、枸杞子11g、当帰11g、川弓11g、芍薬11g、麦門冬11g、防風11g、姜活11g、地黄13g、熟地黄13g、亀板13g、
ホワイトリカー又はウイスキー、2リットル、1〜2ヶ月で服用できます。
◆飲み方と効用
1回20ccを1日2、3回服用します。
効能は幅広く、滋養強壮、食欲不振、疲労倦怠、老化予防、虚弱体質、胃腸虚弱、食味欠損、血色不良など」